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東京都内の資源一覧

三原山の写真

写真提供:大島町役場

三原山 ( 東京都 大島町 )

東京・竹芝客船ターミナルから高速船で1時間45分、夜発の大型船で8時間の大島のほぼ中央に位置し、大島の象徴ともいえる活火山である。現在の大島を形づくる大島火山は、海底火山として誕生し、今から約100万年前に現在の姿になったと考えられている。成層火山*の複式火山で山頂付近は直径3~4kmに及ぶカルデラ*と火口原、それに火口を囲む...

大島のツバキの写真

大島のツバキ ( 東京都 大島町 )

東京・竹芝客船ターミナルから東海汽船の高速船に乗れば、最短1時間45分で着ける大島で、「大島町の木」および「大島町の花」に制定されており、伊豆大島を象徴する植物がツバキ。強くしなやかな幹枝と常緑の厚い葉を持つツバキは風、塩や炎に強いため、防風林にも適しており、島特有の強い季節風から守るため家や畑の周囲に数多く植えられた...

利島のツバキの写真

写真提供:利島村

利島のツバキ ( 東京都 利島村 )

東京・竹芝客船ターミナルから東海汽船の高速船で約2時間20分の利島は、伊豆諸島の大島と新島の間に位置する。面積は4.04km2、周囲約8kmで、標高508mの宮塚山を中心としたゆるやかな円錐形の島である。約300名の村民が暮らすこの小さな島は、島全体の約8割がツバキに覆われている。面積が小さく資源が限られた利島は水資源が乏し...

羽伏浦海岸の写真

写真提供:新島村

羽伏浦海岸 ( 東京都 新島村 )

東京・竹芝客船ターミナルから高速船の直行便で2時間30分の新島港から車で5分、新島の東岸に南北にのびる羽伏浦海岸は、全長約7kmの白砂の海岸である。海岸には、高さ数10mの海食崖が連なり、その前には白い砂浜と青い海が広がる。新島は火山活動によって誕生した流紋岩からなる火山島で、この白砂は黒雲母流紋岩(コーガ石・抗火石*)など...

地鉈温泉(式根島)の写真

写真提供:新島村

地鉈温泉(式根島) ( 東京都 新島村 )

東京・竹芝客船ターミナルから高速船の直行便で2時間20分、夜発の大型船で9時間の式根島南部の海岸ぞいの岩礁に湧き出す温泉。泉質は塩泉の硫化鉄泉。源泉の温度は干潮時には80℃を超え、満潮前後に海水と混じり合うことによってちょうどいい湯加減になる。陸域の断崖の上から200段弱の階段を下っていったところにあり、そこにいたる階段の両...

三宅島溶岩地形の写真

写真提供:三宅島観光協会

三宅島溶岩地形 ( 東京都 三宅村 )

東京・竹芝客船ターミナルから夜発の大型船に乗り最短で6時間30分の三宅島では、11世紀以降に少なくとも15回の噴火が記録されている。ここ100年間には4回の噴火活動が起きており、ダイナミックな火山地形を形成している。例えば、1940(昭和15)年の噴火では、三宅島中央に位置する雄山の北東山麓の標高200m付近からマグマが噴出して海まで...

御蔵島の黒崎高尾山断崖の写真

御蔵島の黒崎高尾山断崖 ( 東京都 御蔵島村 )

御蔵島は東京から南へ約200km、三宅島の南18kmに位置し、東京・竹芝客船ターミナルから夜発の大型船で最短で7時間25分の場所にある。面積27.5km2、周囲約16km、島の中央部に標高851メートルの御山(おやま)を擁する、お椀を逆さにしたような円形の島。周囲を切り立った断崖に囲まれた御蔵島の中でも島の南西部にある黒崎高尾に形...

御蔵島周辺に生息するイルカの写真

御蔵島周辺に生息するイルカ ( 東京都 御蔵島村 )

御蔵島は東京から南へ約200km、三宅島の南18kmに位置し、東京・竹芝客船ターミナルから夜発の大型船で7時間25分の場所にある。面積27.5km2、周囲約16km、島の中央部に標高851メートルの御山(おやま)を擁するお椀を逆さにしたような円形の島である。この島の沿岸海域には百数十頭のミナミハンドウイルカ*が通年にわたり生息し...

西山(八丈富士)の写真

写真提供:一般社団法人 八丈島観光協会

西山(八丈富士) ( 東京都 八丈町 )

八丈島は東京の南287kmに位置し、北西部の標高854.3mの西山(八丈富士)と、南東部の標高701mの東山(三原山)の2つの火山が接合して形成されたひょうたん型の島である。八丈島へは、羽田空港から航空機で1時間程度、東京・竹芝客船ターミナルから夜発の大型船で10時間20分でアクセスできる。西山は1万年前に誕生した伊豆諸島最高峰となる円...

南島の写真

南島 ( 東京都 小笠原村 )

南島は父島の西側最南部のジョンビーチ・ジニービーチから西側に1kmほど離れたところにある、南北約1.5km、東西約100~200mの南北に細長い無人島である。観光のためのアクセスは小型のレジャーボート利用が一般的であり、父島の青灯台岸壁から20~30分ほどで行くことができる。サンゴなどの石灰質の殻をもつ生物が堆積した石灰岩でできてお...

小笠原のクジラ・イルカの写真

小笠原のクジラ・イルカ ( 東京都 小笠原村 )

小笠原の沿岸や外洋では25種のクジラ・イルカの目撃が記録されており、なかでもザトウクジラ、マッコウクジラ、ミナミハンドウイルカ、ハシナガイルカはよく見ることができる。ザトウクジラは回遊性の大型鯨類であり、12~5月頃に小笠原近海に訪れて繁殖活動を行う。外洋性の大型鯨類であるマッコウクジラは水深が1000m以上の沖合に生息する...

小笠原のアオウミガメの写真

小笠原のアオウミガメ ( 東京都 小笠原村 )

小笠原は日本では最も多くのアオウミガメが繁殖するところである。アオウミガメは回遊性であり、小笠原で見られる時期は、繁殖時期の2月ごろから10月ごろまで、産卵時期の5月ごろから8月末ごろまで。それ以外の時期は本州沿岸の餌場に行くようである。2~5月ごろには海面で交尾する光景を見ることもある。産卵場所は特定ではなく、ほとんどの...

小笠原の見送りの写真

小笠原の見送り ( 東京都 小笠原村 )

小笠原諸島は、東京から南約1,000kmの太平洋上に散在する多くの島々の総称で、小笠原群島(聟島、父島、母島列島)、火山列島(硫黄列島)、三つの孤立島(西之島、南鳥島、沖ノ鳥島)から成る。誕生以来、一度も大陸と陸続きになったことがない海洋島であるため、多くの固有種・希少種が生息・生育し、特異な島しょ生態系を形成している。小...

青ヶ島二重式カルデラ火山の写真

青ヶ島二重式カルデラ火山 ( 東京都 青ヶ島村 )

青ヶ島(あおがしま)は、伊豆諸島に属する火山島*1で、都心から約360km、八丈島からは南に約70kmの位置にあり、有人島では伊豆諸島最南端の島。青ヶ島村の人口は約160人で、日本で最も人口が少ない市町村である。周囲を黒潮の海食によってできた高さ250mもの断崖で囲まれた、外輪山と内輪山のある世界でも珍しい二重(複)式カルデラ構造*...

江戸前の寿司の写真

江戸前の寿司 ( 東京都 品川区 / 東京都 港区 / 東京都 中央区 / 東京都 江東区 )

江戸前の日本食料理は、いずれも新鮮な江戸前の小魚貝を素材として成立し得たもの。江戸時代から庶民にとって、動物性たんぱく質の確保は重要課題であった。肉を食べないため魚がその役割を果たした。江戸期、屋台*で出されていた寿司は、ネタ、シャリとも、今の何倍も大きかったという。 江戸前寿司のネタになる、タイ、カレイ、スズキ、キ...

東京ジョイポリスの写真

写真提供:東京ジョイポリス

東京ジョイポリス ( 東京都 港区 )

東京・台場の複合商業施設「デックス東京ビーチ」3~5階(営業面積9,600m2)に1996(平成8)年オープンした、屋内型レジャー施設。運営主体のCAセガジョイポリス(株)*は「国内最大級の屋内型テーマパーク」「アトラクション&ライブパーク」を謳い、ライド型やウォークスルー型、ホラー型など、最新技術を駆使した20種類超のアト...

よみうりランドの写真

写真提供:よみうりランド

よみうりランド ( 東京都 稲城市 / 神奈川県 川崎市 )

東京都稲城市と神奈川県川崎市多摩区にまたがる多摩丘陵の傾斜地を開発し、1964(昭和39)年にオープンした郊外型の遊園地である。京王線「京王よみうりランド」駅からはゴンドラ「スカイシャトル」で入園ゲートまでアクセスが可能で、バスでも約5分。小田急線「読売ランド前」駅からはバスで約10分に位置する。  開園当初は、水中バレエ劇...

雲取山の写真

雲取山 ( 東京都 奥多摩町 )

東京都・山梨県・埼玉県の境をなす標高2017mの山。東京都の最高峰として知られ、奥多摩と奥秩父を結ぶ位置にあり、都心近郊ながら高山を味わえる山として人気がある。山頂付近は針葉樹と草原におおわれ、平地では見られない花々が咲く。  秩父側の三峰山と奥多摩側の石(いし)尾根、そして奥秩父主脈の飛竜(ひりゆう)山方面へと3つの尾...

柴又帝釈天(帝釈天題経寺)の写真

写真提供:帝釈天題経寺

柴又帝釈天(帝釈天題経寺) ( 東京都 葛飾区 )

京成電鉄柴又駅の東にある。同寺は1629(寛永6)年に下総国中山法華経寺第19世日忠を開山とし、その弟子日栄を開基として開創した。日蓮自刻と伝える帝釈天板*1本尊を祀るところから、一般に柴又帝釈天と呼ばれるようになった。この帝釈天と庚申信仰が結びついたのは、一時所在不明となっていた帝釈天板本尊が、1779(安永8)年の本堂改修の...

水元公園の写真

水元公園 ( 東京都 葛飾区 )

葛飾区東水元にある南蔵院のすぐ北、小合溜(こあいだめ)の西岸に広がる都立公園で埼玉県の三郷市に隣接する。JR金町駅から京成バス(金62)で4つ目のバス停「水元公園」で下車すると公園の南側の入口に着く。  水元小合溜は1729(享保14)年に、江戸川に注いでいた古利根川(ふるとねがわ)をせき止めて作られたため池。当時の江戸幕府8...

江戸川区花火大会の写真

写真提供:江戸川区花火大会実行委員会

江戸川区花火大会 ( 東京都 江戸川区 )

江戸川区花火大会は、江戸川区と市川市にまたがる江戸川河川敷において、毎年8月第一土曜日に行われる。1976(昭和51)年に初回の「江戸川区花火大会」が開催された当時は、オイルショック後の不景気が続いていた。そこで、地域を元気づけるため、広い江戸川の河川敷で花火大会を開くという構想が生まれ、地元住民が一丸となって実現した。そ...

富岡八幡宮の写真

富岡八幡宮 ( 東京都 江東区 )

東京メトロ・都営地下鉄門前仲町駅から永代通り沿いに南東へ約300m、左に入ると参道となり、富岡八幡宮の朱塗りの大鳥居が建つ。西北隣には深川公園、深川不動堂*1などがある。境内には重層準型八幡造の本殿などの社殿や七渡神社、住吉社、恵比須社など10指に余る末社がある。菅原道真の末裔とされる僧長盛が1627(寛永4)年に創建*2したと...

亀戸天神社の写真

亀戸天神社 ( 東京都 江東区 )

JR亀戸駅から北西へ約900m、横十間川の東側に鎮座し、菅原道真を祀る。1646(正保3)年、大宰府の神職菅原大鳥居信祐(道真の末裔)が神木飛梅の枝で道真の像を刻んで亀戸の小祠に祀り、江戸幕府4代将軍徳川家綱が明暦の大火の復興と加護を祈願して社地を寄進、1662(寛文2)年太宰府に模して社殿・楼門・心字池・太鼓橋などを造営したのに始...

清澄庭園の写真

清澄庭園 ( 東京都 江東区 )

都営地下鉄・東京メトロ清澄白河駅のA3出口から徒歩約3分、清澄通り沿いに広がる。  元禄年間(1688~1704)のころの江戸の豪商紀伊国屋文左衛門(きのくにやぶんざえもん)*の屋敷があった場所と伝えられ、明治になって三菱の創始者岩崎弥太郎の別邸となった。弥太郎は社員の慰安や貴賓を招待する場所として庭園造成を計画、1880(明治13...

深川八幡祭りの写真

写真提供:富岡八幡宮

深川八幡祭り ( 東京都 江東区 )

富岡八幡宮の例祭で8月15日の前後に行われる。期間中には種々の神祭事*が行われるが、見せ場は神輿*渡御である。3年に1度の本祭りでは、八幡宮の祭神が遷座した鳳輦が渡御し、その翌日に御礼として本社一の宮神輿(現在は担ぎ手の関係で二の宮神輿)と町内の神輿渡御が行われる。その翌年は本社二の宮神輿渡御、本祭りの前年に当たる翌々年...

東京都現代美術館の写真

東京都現代美術館 ( 東京都 江東区 )

1995年(平成7)年に開館した現代美術専門の公立美術館である。東京メトロ清澄白河駅から徒歩9分、江東区三好四丁目の木場公園に隣接している。  収蔵している作品は主に1945(昭和20)年から現代に至る日本、及び一部の国外の作品、約6,000点であり、これらは東京都美術館 (台東区上野公園)から引き継がれた現代美術コレクションに加え...

日本科学未来館の写真

写真提供:日本科学未来館

日本科学未来館 ( 東京都 江東区 )

いま世界に起きていることを科学の視点から理解し、私たちがこれからどんな未来をつくっていくかをともに考え語り合う、2001(平成13)年に開館した国立のサイエンスミュージアム。展示をはじめ、トークセッション、ワークショップなど多彩なメニューから、ロボットや人工知能、生命科学、地球環境、宇宙など私たちの未来にかかわる科学技術...

キッザニア東京の写真

写真提供:©KCJ GROUP

キッザニア東京 ( 東京都 江東区 )

東京メトロ・ゆりかもめ豊洲駅直結の商業施設「アーバンドック ららぽーと豊洲」内に2006(平成18)年10月にオープンした職業・社会体験施設。3歳から15歳の子どもたちが、さまざまなアクティビティ(仕事やサービスなどの体験)に挑戦し、楽しみながら社会の仕組みを学ぶことができる。実社会の約3分の2サイズの街並みに、パイロット、警察...

泉岳寺の写真

泉岳寺 ( 東京都 港区 )

都営地下鉄泉岳寺*1駅から西へ約200m、JR高輪ゲートウェイ駅から西へ約450mのところにある。江戸時代には曹洞宗江戸三カ寺*2の一つに数えられた名刹。もともとは、1612(慶長17)年徳川家康が今川義元の菩提を弔うため、桜田門外に創建し、今川義元の孫、門庵宗関(もんあんそうかん)を迎え開山とした。1641(寛永18)年の大火で焼失して...

増上寺の写真

写真提供:増上寺

増上寺 ( 東京都 港区 )

都営地下鉄御成門駅、大門駅から約350m、JR浜松町駅から650mほどの、芝公園の中央部に位置する増上寺*1は、上野の寛永寺に次ぐ江戸の大寺である。1393(明徳4)年浄土宗8祖聖聡(しょうそう)上人の創建*2で、当初は麹町貝塚(現・千代田区紀尾井町)にあったが、1590(天正18)年徳川家康の江戸入府の際に徳川家の菩提寺となり、1598(慶...

六本木の写真

六本木 ( 東京都 港区 )

六本木ヒルズや東京ミッドタウン、泉ガーデンタワーなどのオフィスを併設する巨大複合ビルを筆頭に、スタイリッシュなレストランやショップ、高級タワーマンションが林立する、日本屈指のハイスペックなブランドエリア、六本木。  首都高速3号線下の六本木通りと外苑東通りの交差点を中心に、東は溜池、南は飯倉、西は西麻布、北は乃木坂に...

国立科学博物館附属自然教育園の写真

写真提供:国立科学博物館

国立科学博物館附属自然教育園 ( 東京都 港区 )

国立科学博物館に付属する自然緑地で、JR目黒駅から徒歩9分の目黒通り沿いに位置する。  東京23区内で自然林が残っている20万m2の緑地で、明治神宮外苑や上野恩賜公園、代々木公園のような50万m2を越える規模ではないが、日比谷公園(16万m2)や浜離宮公園(25万m2)とほぼ同規模である。...

東京タワーの写真

写真提供:©TOKYO TOWER

東京タワー ( 東京都 港区 )

都営地下鉄赤羽橋駅・ 御成門駅・ 大門駅、東京メトロ神谷町駅それぞれから徒歩5~10分以内にある。JR浜松町駅からは15分。芝公園の西端にそびえる総合電波塔*で、1958(昭和33)年12月23日に完成した。自立鉄塔としてはパリのエッフェル塔より3m高い、333mの世界有数の鉄塔である。  都心での建設にあたっては、地盤が固く広大な場所探し...

迎賓館赤坂離宮の写真

写真提供:迎賓館ウェブサイト

迎賓館赤坂離宮 ( 東京都 港区 )

JR・東京メトロ四ツ谷駅の南、徒歩7分。迎賓館赤坂離宮は、1909年(明治42)年、ご成婚を控えた皇太子嘉仁(よしひと)親王(後の大正天皇)の住まいである「東宮御所」として建設された。設計は片山東熊(とうくま)*が担当し、当時の一流の建築家や美術工芸家が総力をあげ、10年もの歳月をかけて完成した日本初の本格的なネオ・バロック様...

根津美術館の写真

写真提供:根津美術館

根津美術館 ( 東京都 港区 )

東京メトロ表参道駅から徒歩8分にある私立美術館。実業家、初代根津嘉一郎(1860~1940)*が蒐集した日本・東洋の古美術品を公開している。  開館は1941(昭和16)年。根津嘉一郎の遺志を引き継いだ二代嘉一郎が嘉一郎の邸宅内に開設した。この場所にはもと河内国丹南藩藩主の高木家下屋敷などがあり、現在は美術館本館のほか、4つの茶室...

松岡美術館の写真

写真提供:松岡美術館

松岡美術館 ( 東京都 港区 )

港区白金台にある私立の美術館で、東京メトロ白金台駅から徒歩7分に位置する。松岡地所の創業者である松岡清次郎(1894~1989年)が蒐集した美術品を展示する美術館として1975(昭和50)年に新橋に開館し、2000(平成12)年に現在の白金台に移転した。  松岡清次郎は貿易商・不動産業を営むかたわら日本画や陶磁器等の蒐集を始め、1970年代...

サントリー美術館の写真

写真提供:©Keizo Kioku

サントリー美術館 ( 東京都 港区 )

東京メトロ・都営地下鉄の六本木駅に直結する東京ミッドタウン内にある私立美術館。その歴史は1961(昭和36)年、サントリーの二代目社長佐治敬三*の時代に、会社創立60周年を記念して丸の内のパレスビル内に開館したときに始まる。開館後に「生活の中の美」を基本理念として生活に密着した美術工芸品を中心に蒐集を開始した。その後、赤坂...

東京都庭園美術館の写真

写真提供:東京都庭園美術館

東京都庭園美術館 ( 東京都 港区 )

1933(昭和8)年に建てられた旧朝香宮(あさかのみや)邸を美術館とした施設で、JR山手線の目黒駅から徒歩7分、国立科学博物館附属自然教育園の南に隣接している。約3,500m2の敷地には西洋庭園、日本庭園、芝庭があり、建物自体がアール・デコ様式の作品と言える旧朝香宮邸(本館)2,100m2と、美術展示やイベントの...

慶應義塾大学(三田)の写真

写真提供:慶應義塾広報室

慶應義塾大学(三田) ( 東京都 港区 )

JR田町駅の北西、10分足らずの高台に新旧校舎が棟を並べる三田キャンパスがある。1858(安政5)年に福澤諭吉*が、鉄砲洲(現・中央区明石町)の豊前中津藩奥平家の中屋敷に蘭学塾を開いたのが始まりで、1868(慶應4)年、芝新銭座(現浜松町)に移転した際に、当時の年号をとって慶應義塾と名付けた。「義塾」には、英語の「パブリック・ス...

レインボーブリッジの写真

写真提供:首都高速道路株式会社

レインボーブリッジ ( 東京都 港区 )

芝浦ふ頭と台場間の東京港上に架かる全長798mの橋である。芝浦側へは、新交通システムゆりかもめ芝浦ふ頭駅から徒歩5分、またはJR田町駅から徒歩15分。台場側へは、ゆりかもめお台場海浜公園駅から徒歩15分。臨海副都心と既成市街地を直結し、都心の交通渋滞を解消するために1993(平成5)年に竣工した。上下2層構造となっており、上層には首...

表参道ケヤキ並木の写真

表参道ケヤキ並木 ( 東京都 渋谷区 )

JR原宿駅前、神宮橋から青山通りまでのびる原宿のメインストリートには約1.1kmのケヤキ並木となっており、ファッションビルや喫茶店・レストラン、有名なブティック、古美術店などが軒を並べる。  原宿駅は現在の位置より500mほど代々木寄りの林の中で開業した。米・麦・野菜を運ぶ貨物駅で、1両連結の旅客列車が貨物列車の合間に運転され...

殿ヶ谷戸庭園(随冝園)の写真

殿ヶ谷戸庭園(随冝園) ( 東京都 国分寺市 )

JR国分寺駅から徒歩2分に立地する歴史ある庭園である。大正初期に三菱合資会社の江口定條(後の満鉄副総裁)の別荘*として整備され、当時は随宜園(ずいぎえん)と名付けられていた。1929(昭和4)年に三菱財閥の岩崎彦彌太(ひこやた)*が買収して岩崎家の殿ヶ谷戸別邸となり、1934(昭和9)年に本館建物や回遊式の庭園が完成した。  三...

三鷹の森ジブリ美術館の写真

三鷹の森ジブリ美術館 ( 東京都 三鷹市 )

正式名称は「三鷹市立アニメーション美術館」であり、JR三鷹駅から徒歩約15分、井の頭恩賜公園内に2001(平成13)年に開館した。  三鷹市の文化施設構想とスタジオジブリ・宮﨑駿の美術館構想に基づく美術館である。2階建て(地下1階)、延床面積3,500m2の小規模美術館である。宮﨑駿のスケッチを元に設計された建物は、それ自...

明治神宮の写真

明治神宮 ( 東京都 渋谷区 )

渋谷区のほぼ中央、JR山手線の西側にひろがる広大な緑の神域につつまれた都内有数の社。毎年の初詣ランキングでは、つねにトップクラスにあり、人気が高い。彦根藩主井伊家の下屋敷があったこの地は、1874(明治7)年に宮内省に買い上げられて南豊島御料地ととなり、井伊家の屋敷を改造縮小して南豊島御用邸あるいは代々木御用邸とされた。明...

原宿の写真

原宿 ( 東京都 渋谷区 )

原宿といえば「カワイイ」文化の発祥地であるとともに、「ストリートファッション」の聖地であり、アニメ・キャラクターの「コスプレ」文化を楽しめる町。また、インスタ映えする原宿グルメを扱う店には行列が絶えず、世界からも注目を集めるトレンド発信地となっている。  しかし、「野原の宿」を意味する地名が示すように、江戸時代初期...

代官山の写真

代官山 ( 東京都 渋谷区 )

代官山は、渋谷台地の南西端にあり、目黒川から段丘状に土地がせり上がった場所に位置する。ちょうど台地の尾根部分が旧山手通りにあたり、その尾根の崖線に沿うように西郷山公園をはじめ、緑豊かな住宅地が広がっている。渋谷駅から東急東横線で1駅目の代官山駅周辺から住宅地にかけて、洗練されたレストランや気軽に立ち寄れるカフェやデリ...

渋谷の写真

渋谷 ( 東京都 渋谷区 )

JR山手線と埼京線、京王井の頭線、東急線2線と東京メトロ3線が乗り入れるターミナル駅を中心とする渋谷は、新宿・池袋と並ぶ都内有数の繁華街。武蔵野台地を侵食する渋谷川と宇田川の合流点にあるため、谷底の街となっており、谷の低地に渋谷駅が位置する。そのため、宮益坂や道玄坂など坂道が多い。もともと渋谷駅構内はわかりにくかったが...

太田記念美術館の写真

太田記念美術館 ( 東京都 渋谷区 )

JR原宿駅から徒歩5分、教会通りの路地に立地する浮世絵専門の私立美術館である。  東邦生命保険相互会社の社長・会長を務めていた五代目・太田清藏(1893~1977)の浮世絵コレクションを公開するために、没後の1977(昭和52)年に銀座で開館した。1980(昭和55)年に現在の場所に移転している。太田清蔵は若いときから美術に造詣が深く、昭...

山種美術館の写真

写真提供:山種美術館

山種美術館 ( 東京都 渋谷区 )

山種美術館は山種証券(現SMBC日興證券)の創業者である山崎種二が1966(昭和41)年に開設した美術館である。当初は日本橋兜町にあったが2009(平成21)年にJR恵比寿駅から徒歩10分の「ワイマッツ広尾」ビル内に移転した。同ビルの2フロアを占めている。  日本画を専門とした美術館としては全国初であり、特に近代から現代までの日本画を多...

国立能楽堂の写真

国立能楽堂 ( 東京都 渋谷区 )

JR千駄ケ谷駅、都営地下鉄国立競技場駅から徒歩5分の場所にある国立の能楽堂。1983(昭和58)年に竣工した国立能楽堂は、日本の伝統芸能であり、600年以上もの歴史をもつ古典劇である能楽の保存、普及を目的としている。 定例公演のほか、学生や一般の団体向けとして解説付きの公演「能楽鑑賞教室」などの自主公演を開く。独立行政法人日本芸...

江戸東京たてもの園(東京都江戸東京博物館分館)の写真

写真提供:江戸東京たてもの園

江戸東京たてもの園(東京都江戸東京博物館分館) ( 東京都 小金井市 )

JR武蔵小金井駅北口、西武新宿線花小金井駅南口のいずれからもバスで5分の「小金井公園西口」で下車し、徒歩5分。小金井公園*の中にある。  1993(平成5)年、東京都が江戸東京博物館の開館に合わせ、博物館の分館として開設した施設で、敷地面積は約7万m2。現地保存が不可能な文化的価値の高い歴史的建造物を移築して復元・...

明治神宮外苑いちょう並木の写真

明治神宮外苑いちょう並木 ( 東京都 新宿区 )

東京メトロ・都営地下鉄青山一丁目駅そばの青山通りから聖徳記念絵画館へまっすぐにのびるイチョウ並木の道は、都内でも風情のある並木路の一つといわれる。1923(大正12)年に整備された並木で、イチョウは樹齢100年を超える。これらのイチョウは、1908(明治41)年に新宿御苑の在来木から採集した種子を豊島御料地(現在の明治神宮内)の苗...

新宿の写真

新宿 ( 東京都 新宿区 )

新宿駅の1日の鉄道乗降客数は約350万で、その数は世界最多でギネス記録にもなっている。JR東日本、私鉄、地下鉄合わせて14路線が乗り入れる一大ターミナル駅で、近くには「新宿」の名の付く駅が9駅もある。  1603(慶長8)年に江戸幕府を開いた徳川家康が、江戸を起点とした主要幹線道路の五街道を整備。そのひとつの甲州街道では、日本橋...

新宿御苑の写真

新宿御苑 ( 東京都 新宿区 )

明治神宮外苑の北西に位置する、広さ583,000m2の広大な国民公園。出入口は3か所あり、新宿門へは東京メトロ新宿三丁目駅か新宿御苑前駅から徒歩5分、大木戸門へは新宿御苑前駅から5分、千駄ヶ谷門へはJR千駄ケ谷駅などから5分で到達できる。この他現在は使われていないが、新宿門と大木戸門の間に旧新宿門がある。  新宿御苑の...

SOMPO美術館の写真

写真提供:公益財団法人SOMPO美術財団

SOMPO美術館 ( 東京都 新宿区 )

JR新宿駅から徒歩5分、西新宿の高層ビル街にある私立美術館である。その前身は1976(昭和51)年に安田火災海上ビル(現、損保ジャパン本社ビル)内に開館した東郷青児美術館(後の東郷青児記念損保ジャパン日本興亜美術館)であり、2020年に隣接して美術館ビルが建てられて再開館するにあたって現在の名称となった。延床3,956m2...

末廣亭で上演される演芸の写真

末廣亭で上演される演芸 ( 東京都 新宿区 )

JR新宿駅東口から東へ約500mほどのところにある寄席*。末廣亭は落語*を中心とはしているが、漫才・奇術・音曲などのいわゆる色物*にも力を入れており、10日ごと(上席・中席・下席)に内容を変え、昼の部、夜の部の2部制で公演し、落語協会と落語芸術協会*の落語家・芸人が交互に出演する。現在の末廣亭の建物は1946(昭和21)年に建て...

新大久保の写真

新大久保 ( 東京都 新宿区 )

JR新大久保駅周辺は、日本有数のコリアン・タウンとして知られる。新大久保駅を背に東側の大久保通りの両側と、1本南にある職安通り、その間を結ぶイケメン通りなどの路地を含めた一帯が、コリアン・タウンと呼ばれるエリア。ハングル文字やインテリアから韓国にいるのかと錯覚してしまうほどだ。K-POPグッズの専門店や韓国食材の店のほか、...

国立競技場の全国高校サッカー選手権大会の写真

国立競技場の全国高校サッカー選手権大会 ( 東京都 新宿区 )

国立競技場は新宿区と渋谷区に跨った敷地にあり、明治神宮外苑に隣接している。JR千駄ケ谷駅・信濃町駅、都営地下鉄国立競技場駅、東京メトロ外苑前駅から徒歩圏内にある。  現在の国立競技場の前身の前身である「明治神宮外苑競技場」(神宮競技場)は、日本で初めての本格的陸上競技場として、青山練兵場跡地に1924(大正13)年に建設さ...

矢来能楽堂で上演される能・狂言の写真

写真提供:公益社団法人 観世九皐会

矢来能楽堂で上演される能・狂言 ( 東京都 新宿区 )

近年急速に人気の高まった都内のスポット「神楽坂エリア」。矢来能楽堂は、東京メトロ東西線神楽坂駅から徒歩2分の地にある。公益社団法人観世九皐会(かんぜきゅうこうかい)*の所有する能楽堂で、三世観世喜之・観世喜正を中心にして、矢来能楽堂を本拠地として全国的に能の活動を展開している。  1911(明治44)年に初世観世喜之によ...

五島美術館の写真

五島美術館 ( 東京都 世田谷区 )

世田谷区上野毛(かみのげ)の多摩川の「国分寺崖線*(こくぶんじがいせん)」上にあり、東急線上野毛駅から徒歩5分。  東急グループの礎を築いた五島慶太*(ごとうけいた)が収集した東洋の古美術を中心とする絵画・陶磁器・書跡・工芸品など、多数の名品を収蔵、展示している。常設展はなく、1~2カ月ごとにコレクションの中から各分野...

世田谷ボロ市の写真

世田谷ボロ市 ( 東京都 世田谷市 )

東急線上町駅から徒歩4分、世田谷代官屋敷*前の通りで行われるボロ市は1578(天正6)年の楽市*に始まる。当時の世田谷は相州街道など関東各地へ通じる交通の要所で、小田原城主北条氏政が世田谷の吉良氏と計って楽市を開いた。  毎月1の日と6の日に開かれていたが、江戸時代に世田谷城*破却、在方商業抑止にあってから、年1回の歳の市と...

武蔵御嶽神社の写真

武蔵御嶽神社 ( 東京都 青梅市 )

JR御嶽駅から御岳山ケーブルカー滝本駅まで南西へ2.8km、ケーブルカーで御嶽山駅まで登り、さらに参道を約2.2km(徒歩30分ほど)進んだ御岳山(標高929m)の山上に建つ。門前の鳥居前広場から社殿までは約330段の石段になっている(石段のない女坂もある)。滝本から門前までの参道は、通行許可車両しか通行できない。神社周辺の山々では古...

千鳥ヶ淵・牛ヶ淵のサクラの写真

千鳥ヶ淵・牛ヶ淵のサクラ ( 東京都 千代田区 )

東京メトロ・都営地下鉄九段下駅から近い千鳥ヶ淵・牛ヶ淵には約230本のサクラがあり、3月下旬から4月上旬にかけて咲く。  北の丸公園の西側、旧江戸城内堀の千鳥ヶ淵沿いの緑が美しい細長い公園に、サクラの並木を縫って、約700mの遊歩道がつけられている。堀水に影を落としている石垣は、ヒカリゴケ*の生育地として知られている。濠端に...

ニコライ堂(東京復活大聖堂)の写真

ニコライ堂(東京復活大聖堂) ( 東京都 千代田区 )

JR御茶ノ水駅の南にあるドーム型の屋根の建物がニコライ堂。正式には日本ハリストス正教会教団東京復活大聖堂という。東方正教会*の大主教聖ニコライ*によって1884(明治17)年から建設に着手され、7年後の1891(明治24)年に竣工したもので、以来、ニコライ堂の名で呼ばれてきた。建物はロシア工科大学教授ミハイル・シチュールポフと建築...

神田明神(神田神社)の写真

神田明神(神田神社) ( 東京都 千代田区 )

JR御茶ノ水駅の北東、聖橋を渡り、本郷通りを挟んで湯島聖堂のはす向かいに位置する。正式名称は神田神社だが、江戸時代から現代にいたるまで、神田明神と呼ばれ、親しまれている。江戸開府以前の同社については定かではないが、社伝では730(天平2)年の創建*1と伝えられる古社で、当初は豊島郡芝崎村(現在の千代田区大手町1丁目・将門塚...

江戸城跡の写真

写真提供:宮内庁

江戸城跡 ( 東京都 千代田区 )

室町時代に太田道潅が秩父平氏の流れを汲む江戸氏の館跡に城を築いたのが、江戸城のはじめと伝えられている。当時は海辺に近い、けわしい崖の上に立ち、周囲に堀をめぐらせた堅固な城郭であったとされている。道潅の死後、上杉氏、北条氏を経て、1590(天正18)年に徳川家康が入城し、1606(慶長11)年から30年間、徳川家康・秀忠・家光の三...

神田古書店街の写真

神田古書店街 ( 東京都 千代田区 )

JR御茶ノ水駅から明大通りを下りきった駿河台下交差点から右、靖国通りやすずらん通り一帯には古書店が軒を連ねる。直接、古書街に入りたい方は、東京メトロ神保町駅で下車すればよい。江戸時代、神田の駿河台一帯には旗本が住んでいた。江戸末期になると、一橋通りを中心に東大の前身となる大学東校や南校ができ、明治になると、商法学校、...

丸の内の写真

丸の内 ( 東京都 千代田区 )

JR東京駅と皇居外苑との間には、都市銀行はじめ大企業の多くが本社を置き、日本経済を動かすビジネスセンターとなっている。丸の内とは江戸城外郭内の「御曲輪内(おくるわうち)」のことで、江戸時代には江戸城の直近にあり、有力な諸大名の上屋敷が立ち並び、大名小路とも呼ばれていた。  明治維新以後は大部分が陸軍の練兵場と兵舎になっ...

日比谷公園の写真

写真提供:©(公財)東京都公園協会

日比谷公園 ( 東京都 千代田区 )

東京の中心部千代田区にあり、東京メトロ霞が関駅、日比谷駅から徒歩2分、桜田門駅から徒歩5分でアプローチできる。わが国最初の西洋風公園として、1903(明治36)年に開園した。面積は16万1,636.66m2(2025《令和7》年6月現在)、入園口は有楽門、桜門、祝田門、霞門、西幸門、中幸門、幸門、新幸門、日比谷門がある。園内には大...

国会議事堂の写真

国会議事堂 ( 東京都 千代田区 )

東京メトロ「国会議事堂前」駅から徒歩5分。東京メトロ永田町駅や溜池山王駅からも徒歩10分圏内。皇居の南西にそびえる白亜の重厚な建物で、日本の議会政治の殿堂である。国会議事堂は1890(明治23)年、第1回帝国議会のために、内幸町に仮議事堂として建設された。焼失と再建をくり返しながらも、46年間、木造の仮議事堂を使用した後、1936...

東京駅の写真

東京駅 ( 東京都 千代田区 )

東京の表玄関。ホーム数30本(地下鉄含む)、JR東日本とJR東海の列車・電車の発着数は1日約4,000本。ホーム数、発着数ともに日本一を誇る巨大ターミナル駅である。東京駅を基準に路線の上り・下りが決められている。丸の内側の駅舎は、1908(明治41)年から6年を費やして1914(大正3)年に完成した鉄骨、レンガおよび石造のルネッサンス様式...

神田祭の写真

神田祭 ( 東京都 千代田区 )

神田祭は神田神社の例祭で、例大祭などの神事は、毎年5月中旬に行われ、神輿渡御などがある神幸祭(本祭)は山王祭と交互に隔年で催される。本祭は、1日目の境内での「鳳輦*神輿遷座祭」からはじまり、2日目に氏子町会神輿神霊入神事、3日目(日曜日に設定される)に鳳輦・神輿の氏子町内巡行、その翌々日に前斎神事(宵宮)、最終日に例大...

山王祭の写真

写真提供:日枝神社

山王祭 ( 東京都 千代田区 )

東京メトロ赤坂駅または溜池山王駅近くにある日枝神社*の例祭。なかでも神幸祭は、同社が徳川家の産土神であったことから、3代将軍家光公以来、歴代の将軍が上覧拝礼する「天下祭」として盛大を極めた。神幸祭では、鳳輦(ほうれん)*が渡御する神幸行列が江戸城内にも練り込み、将軍が親拝した。  祭の起源については、不詳ではあるが、...

東京国立近代美術館の写真

写真提供:東京国立近代美術館

東京国立近代美術館 ( 東京都 千代田区 )

独立行政法人国立美術館が運営する美術館で、東京メトロ竹橋駅から徒歩3分の北の丸公園内にある*。日本の国立美術館は、1952(昭和27)年に中央区京橋に開館しているが、その後の収蔵品の増加を受けて、1963(昭和38)年に京都分館(京都国立近代美術館)が開館し、1969(昭和44)年に東京国立近代美術館が現在地に移転開館した。建物は建築...

出光美術館の写真

出光美術館 ( 東京都 千代田区 )

出光興産創業者の出光佐三(1885-1981)が蒐集した美術品を公開するために、1966(昭和41)年に開館した美術館*1である。  コレクションは、東洋の古美術、特に日本の書画と中国・日本の陶磁器を系統的に蒐集したものであり、国宝2件、重要文化財57件を含む約1万件の美術品を所蔵している。著名な作品としては、日本四大絵巻の一つである...

明治生命館の写真

明治生命館 ( 東京都 千代田区 )

JR東京駅、JR有楽町駅、それぞれから徒歩5分、堀端に面して建つ。1928 (昭和3)年、設計を依頼された曾禰達蔵*の提案で、設計には指名コンペ方式が提案され、建築家8名を推薦。採用されたのが、東京美術学校(現東京藝術大学)教授、岡田信一郎の設計案だった。当初は旧社屋(三菱2号館)を残し、隣接して新社屋を建設する予定だったが、新...

皇居三の丸尚蔵館の写真

写真提供:皇居三の丸尚蔵館

皇居三の丸尚蔵館 ( 東京都 千代田区 )

皇居三の丸尚蔵館は、皇室から寄贈された美術品を収蔵し、保存と研究、公開を目的とした施設。その名の通り、かつての江戸城の三の丸、現在の皇居東御苑内に位置しており、東京駅から徒歩15分、または地下鉄大手町駅から徒歩10分で到着する。  同館の発足のきっかけとなったのは、1989(平成元)年に上皇陛下と香淳皇后*により、昭和天皇...

三菱一号館美術館の写真

三菱一号館美術館 ( 東京都 千代田区 )

JR東京駅から徒歩5分にある美術館。赤レンガの建物は「三菱一号館」を復元したものである。英国人建築家ジョサイア・コンドル*により設計され、1894(明治27)年に建てられた三菱一号館は、老朽化のため1968(昭和43)年に解体されたが、コンドルの原設計に則り同じ場所に可能な限り忠実に復元され、2010(平成22)年、「三菱一号館美術館」...

サンリオピューロランドの写真

写真提供:©2025 SANRIO CO., LTD. TOKYO, JAPAN  著作 株式会社サンリオ

サンリオピューロランド ( 東京都 多摩市 )

京王線の京王多摩センター駅、小田急線の小田急多摩センター駅、多摩モノレールの多摩センター駅南側に広がる多摩センター地区にある。日本で初めての屋内型テーマパークとして1990(平成2)年12月にオープンした。  株式会社サンリオエンターテイメントが運営し、「ハローキティ」や「マイメロディ」、「ポムポムプリン」「シナモロール」...

上野恩賜公園のサクラの写真

上野恩賜公園のサクラ ( 東京都 台東区 )

JR上野駅と鴬谷(うぐいすだに)駅の西側に広がる高台の一帯が上野恩賜公園である。上野恩賜公園は、1873(明治6)年の太政官布達によって、芝、浅草、深川、飛鳥山と共に、日本で初めて公園に指定された。ここは、江戸時代、東叡山寛永寺の境内地で、明治維新の際、彰義隊と官軍の戦いで兵火にかかり、そのほとんどを焼失した。明治維新後官...

浅草寺の写真

写真提供:浅草寺

浅草寺 ( 東京都 台東区 )

隅田川の西岸、東武線・東京メトロ・都営地下鉄の浅草駅近くにあり、浅草の観音様で知られる都内最古の寺。同寺の縁起によると628(推古天皇36)年に聖観世音菩薩像*1を祀った小堂を建てたのが始まりと伝られ、その後小堂は荒廃したが、645(大化元)年に勝海上人がこの堂を再建したことから、同寺の開基は勝海としている。  鎌倉時代には...

寛永寺の写真

寛永寺 ( 東京都 台東区 )

上野恩賜公園(通称・上野公園)の北端、東京芸術大学の裏にある。天台宗の関東総本山で、江戸時代は118万8,000m2の広大な寺域と、5代将軍綱吉の建立による根本中堂を中心に、子院36坊をもつ大寺であった。  1625(寛永2)年に天海*1が徳川幕府の安泰と万民の平安を祈願するため、江戸城の鬼門(東北)にあたる上野の台地に創...

上野東照宮の写真

写真提供:上野東照宮

上野東照宮 ( 東京都 台東区 )

JR上野駅から300mほど、不忍池と上野動物園にはさまれた小高いところにある。藤堂高虎*1から拝領した忍ヶ岡(上野)にあった屋敷地に、天海*僧正が東叡山寛永寺を開山した。境内に建立された多くの伽藍のひとつとして、1627(寛永4)年に創建されたのが、東照社である。1646(正保3)年に後光明天皇から宮号を賜わり、以後上野東照宮と称す...

かっぱ橋道具街の写真

かっぱ橋道具街 ( 東京都 台東区 )

東京メトロ田原町下車、浅草通りの菊屋橋交差点から言問通りにいたる約850mがかっぱ橋道具街である。大正時代の初めころ(1912年前後)に道具商・古物商が出始めた、100年以上の歴史を誇る商店街である。合羽橋の名の由来には諸説ある*。飲食店で使う和洋中の食器や漆器、和洋菓子機器、厨房設備器具、食料原材料、包装用品、食品サンプル...

秋葉原の写真

秋葉原 ( 東京都 台東区 )

JR3線と東京メトロ日比谷線が乗り入れ、つくばエクスプレスの発着駅でもある秋葉原駅。JRの電気街北口と電気街南口を出るとすぐ、中央通りを中心に秋葉原電気街は広がっている。  江戸時代は下級武士の居住地域で、「火事と喧嘩は江戸の華」といわれたように、火災に悩まされた。意外にも地名はそんな火災に由来している。1869(明治2)年...

アメ横商店街の写真

アメ横商店街 ( 東京都 台東区 )

JR上野駅近くから御徒町駅までの高架下、およびその西側の約500mに400店舗あまりが軒を連ねる商店街をいう。正式名はアメ屋横丁問屋街だが、”アメ横“*の名で親しまれている。第二次世界大戦直後、統制物資が底をつく中、都内では新宿、池袋、有楽町など各地で闇市ができた。多くの闇市が的屋*の仕切りであった中、1946(昭和21)年、強制...

旧東京音楽学校奏楽堂の写真

旧東京音楽学校奏楽堂 ( 東京都 台東区 )

JR上野駅・京成上野駅から近い上野公園内にある音楽ホール兼音楽資料館。1890(明治23)年に東京音楽学校(現在の東京藝術大学音楽学部)の校舎として建てられ、2階には日本初の西洋式音楽ホール「奏楽堂」を備える。  国の重要文化財に指定された学校建築であり、現在は「生きた文化財」として建物が公開されているほか、演奏会や音楽資料...

三社祭の写真

写真提供:浅草神社

三社祭 ( 東京都 台東区 )

山王祭、神田祭や深川八幡祭などと並ぶ江戸の大祭で、浅草神社*1の例祭である。毎年5月の第3土曜日を中心として、3日間行われる。金曜日の初日は、お囃子屋台や鳶頭木遣り、芸子連の手古舞・組踊などが練り歩く、祭の名物「大行列」があり、古式豊かな神事「びんざさら舞」*2も奉納される。2日目の土曜日は、神事として「例大祭式典」が行...

酉の市(浅草鷲神社)の写真

酉の市(浅草鷲神社) ( 東京都 台東区 )

毎年、11月の酉の日に各地の鷲(おおとり)、あるいは大鳥神社で行われる祭礼。鷲神社あるいは大鳥神社は日本武尊を祀り、武家には武運長久の神として、庶民には開運、商売繁盛の神として信仰されてきた。大阪府堺市の大鳥神社が本社とされるが、関東各地の鷲神社、大鳥神社との関係は定かではない。また、酉の市には由来についても諸説*が...

上野動物園の写真

写真提供:上野動物園

上野動物園 ( 東京都 台東区 )

JR及び京成電鉄上野駅から徒歩5分、上野公園の西端にあって、総面積約14万m2の敷地をもつ大規模な動物園である。日本の動物園の中でもっとも歴史が古く、1882(明治15)年に博物館の付属動物園として開園。1924(大正13)年に上野公園とともに東京市に下賜された。江戸時代から動物を人々に観覧させることは盛んであった。上野動...

東京国立博物館の写真

写真提供:東京国立博物館

東京国立博物館 ( 東京都 台東区 )

JR上野駅から徒歩10分、上野恩賜公園の寛永寺輪王寺宮本坊跡にある。日本及び東洋諸地域における美術・工芸・考古遺物を収蔵、展示している。  広い敷地には本館(日本の美術・博物展示)、東洋館(アジアの美術・博物展示)、平成館(考古遺跡展示と特別展の開催)、法隆寺宝物館(法隆寺が献納した宝物の展示)、表慶館(特別展の開催)...

国立西洋美術館の写真

写真提供:©国立西洋美術館

国立西洋美術館 ( 東京都 台東区 )

JR上野駅公園口から徒歩1分に位置する、西洋美術全般を対象とする美術館である。フランス政府から日本政府に寄贈返還された松方コレクションを展示するために1959(昭和34)年に開館した。松方コレクション*とは松方幸次郎が第一次世界大戦中から欧州で蒐集した美術品のことであり、そのうちパリに残されたコレクションの一部は、第二次世界...

国立科学博物館の写真

写真提供:国立科学博物館

国立科学博物館 ( 東京都 台東区 )

1877(明治10)年に創立された自然史・科学技術史に関する総合科学博物館である。JR上野駅から徒歩5分、上野恩賜公園内に本館(日本館・地球館)がある他、港区の白金台に附属自然教育園、茨城県つくば市に実験植物園がある。  この博物館の前身は1871(明治4)年に湯島聖堂内に設けられた文部省博物館であり、その後の所管の変遷を経て東...

東京都美術館の写真

東京都美術館 ( 東京都 台東区 )

JR上野駅から徒歩7分の上野恩賜公園内に立地する日本で最も歴史のある公立美術館*1である。その前身は明治末に「日本には美術館が欠けている」という美術界の意見をもとに東京府(現・東京都)が計画した東京府美術館にある。この美術館は北九州の石炭商「佐藤慶太郎*2」の支援を受けて1926(大正15)年に開館した。日本の芸術家の登竜門と...

浅草花やしきの写真

写真提供:浅草花やしき

浅草花やしき ( 東京都 台東区 )

江戸時代末期、1853(嘉永6)年に開園した日本最古の遊園地。つくばエクスプレス浅草駅から徒歩5分、東京メトロ・都営地下鉄・東武スカイツリーライン浅草駅より徒歩10分に位置し、浅草寺の北西、花やしき通りに面する。  5,800m2の敷地内に、「ローラーコースター」や「メリーゴーランド」、園内を空飛ぶ海賊船で回る「スカイ...

鈴本演芸場で上演される演芸の写真

写真提供:鈴本演芸場

鈴本演芸場で上演される演芸 ( 東京都 台東区 )

東京メトロ上野広小路駅A3出口から徒歩1分にある寄席*1。地上5階建てビルの3・4階が吹き抜けの演芸場になっており、席はすべて椅子席で285席ある。出し物(番組)の中心は落語*2で落語協会*3所属の落語家が高座に上がる。これに漫才・奇術・音曲などの色物*4が出し物に加わり、10日ごと(上席・中席・下席)に内容を変え、昼の部、夜の部...

浅草演芸ホールで上演される演芸の写真

浅草演芸ホールで上演される演芸 ( 東京都 台東区 )

東武伊勢崎線・東京メトロ浅草駅から西へ約550mのところにある寄席*1。周辺は明治期から浅草公園六区(通称浅草六区)とよばれる興行街であり歓楽街で、下町の雰囲気も色濃い。「浅草演芸ホール」は5階建てのビルの1階と2階を利用し、落語*2を中心にマジック、物まね、漫才などの色物*3を交え公演を行っている。落語協会と落語芸術協会*...

朝倉彫塑館の写真

写真提供:台東区立朝倉彫塑館

朝倉彫塑館 ( 東京都 台東区 )

台東区谷中、JR日暮里駅から徒歩5分にある朝倉彫塑館*1。彫刻家、朝倉文夫(1883(明治16)年~1964(昭和39)年)のアトリエ兼住居を美術館として公開、その作品を展示している。朝倉文夫*2は、フランスのオーギュスト・ロダンが日本の美術全体に影響を与えた大正から昭和初期の時代に、高村光太郎と並んで日本の美術界を代表する彫刻家と...

入谷朝顔市の写真

入谷朝顔市 ( 東京都 台東区 )

言問通りが昭和通りと交差する西側、入谷の鬼子母神で親しまれている真源寺*境内で、朝顔市は行われる。JR鴬谷駅から約10分、東京メトロ入谷駅からすぐにある。ほおずき市*とともに、東京の夏の風物詩である入谷の朝顔市は、毎年7月の七夕前後、6、7、8日の3日間に行われる。文化・文政の頃(1804~30)から入谷で朝顔作りが盛んになった。...

旧岩崎邸庭園の写真

写真提供:©(公財)東京都公園協会

旧岩崎邸庭園 ( 東京都 台東区 )

東京メトロ湯島駅1番出口から徒歩3分。入り口から東大病院へ通じる無縁坂に沿って、長いレンガ塀がつづく。旧岩崎邸は1896(明治29)年に岩崎彌太郎の長男で三菱第3代社長の久彌の本邸として建てられた。往時は越後高田藩榊原家の中屋敷であった約4万9,500m2の敷地に、20棟もの建物が並んでいたが、現在残っているのは洋館、撞球...

東京藝術大学大学美術館の写真

東京藝術大学大学美術館 ( 東京都 台東区 )

東京藝術大学の美術館である。JR上野駅、及び東京メトロ根津駅から徒歩10分、上野恩賜公園内の東京藝術大学・上野キャンパス内にある。  収蔵品は、1887(明治20)年に創立された東京美術学校が芸術教育や研究のために収集してきた古美術品に加えて、歴代教員の作品や学生らの制作品などが加わり、約3万件に及ぶ。そのうち、国宝・重要文化...

谷根千(谷中・根津・千駄木)の写真

谷根千(谷中・根津・千駄木) ( 東京都 台東区 / 東京都 文京区 )

谷根千「やねせん」とは、谷中・根津・千駄木地区の略称。このエリアは、関東大震災や戦災を免れ、いまでも江戸後期から明治、大正、昭和の町並みが保存されている。また、3つの町は隣接しながらも、寺町の谷中、職人街の根津、文豪や芸術家に愛された千駄木、とそれぞれ個性が際立つ点も特徴だ。「谷根千」の呼び名が定着したのは、1984(昭...

池上本門寺の写真

写真提供:池上本門寺

池上本門寺 ( 東京都 大田区 )

東急池上線池上駅から総門まで北へ600m。池上台地上に広大な寺域を構え、総門から石段*1を上ると、大堂*2・五重塔*3・鐘楼・経蔵・多宝塔*4・本殿・本院など10指に余る堂塔が建っている。かつては関東随一の七堂伽藍を誇っていたが、1945(昭和20)年4月の空襲でその多くを焼失したため、総門・五重塔・経蔵・多宝塔などのほかはすべて戦...

築地本願寺の写真

写真提供:築地本願寺

築地本願寺 ( 東京都 中央区 )

東京メトロ築地駅を出てすぐ、新大橋通りと晴海通りの交差点近くで、新大橋通りに面する。1617(元和3)年に本願寺12世准如(じゅんにょ)*1が浅草横山町に浅草御堂を創建したのが始まりと伝わる。1657(明暦3)年の明暦の大火後、現在地に移った。宗派は京都の西本願寺を本山とする浄土真宗。『江戸名所図会』には、当時の伽藍や境内が描か...

銀座通りの写真

銀座通り ( 東京都 中央区 )

JR有楽町駅から徒歩5分。東京メトロの銀座線、丸の内線、日比谷線、有楽町線の4線が銀座通り周辺に集結する。銀座は1丁目から8丁目まであるが、メインストリートの中央通りが一般に銀座通りとも呼ばれ、松屋・三越などのデパートのほか、海外の一流ブランドショップや何代も続く老舗などの名店が軒を連ねる、日本有数の繁華街である。一歩裏...

浜離宮恩賜庭園の写真

浜離宮恩賜庭園 ( 東京都 中央区 )

隅田川河口の一角、旧東京中央卸売市場(旧築地市場)の西隣にある。大手門口へは都営地下鉄汐留駅と築地市場駅、ゆりかもめの汐留駅から徒歩7分、もしくはJR・東京メトロ・都営地下鉄の新橋駅から徒歩12分の所にある。  寛永のころは将軍家の鷹狩の地であったが、1654(承応3)年、甲府宰相松平綱重*が将軍家から土地を拝領して下屋敷と...

日本銀行本店本館の写真

日本銀行本店本館 ( 東京都 中央区 )

JR東京駅から徒歩8分、東京メトロ三越前駅から徒歩5分にある日本銀行本店本館は、日本の建築史における重要な建物で、1974(昭和49)年に国の重要文化財に指定された。  日本銀行は、1882(明治15)年に隅田川に架かる永代橋のたもとで開業し、開業当初は旧北海道開拓使物産売捌所の建物を借用した。この建物はイギリス人ジョサイア・コン...

アーティゾン美術館の写真

写真提供:アーティゾン美術館

アーティゾン美術館 ( 東京都 中央区 )

東京駅から徒歩5分、京橋にあるミュージアムタワー京橋の1~6階にある。ブリヂストンの創業者である石橋正二郎*が収集した美術品を展示するため、1952(昭和27)年に開館したブリヂストン美術館が前身である。ブリヂストン本社ビルがミュージアムタワー京橋として建て替えられた際に、アーティゾン美術館*に改称されて2020(令和2)年開館...

歌舞伎座の写真

写真提供:松竹㈱・㈱歌舞伎座

歌舞伎座 ( 東京都 中央区 )

東京メトロ・都営地下鉄の東銀座駅3番出口は、歌舞伎座の地下2階にある土産物と歌舞伎グッズを扱う売店や飲食店が並ぶ「木挽町広場」に直結している。400年以上の歴史を持つ日本の伝統芸能を体感できる劇場。歌舞伎は、江戸の初期、京都において出雲の阿国(おくに)が、当時の流行を取り入れ、男装して奇抜に踊る「かぶき踊り」を演じて人気...

築地場外市場の写真

築地場外市場 ( 東京都 中央区 )

都営大江戸線築地市場駅A1出口より徒歩1分、東京メトロ日比谷線築地駅1番、2番出口より徒歩1分、東京メトロ日比谷線・都営浅草線東銀座駅5番、6番出口より徒歩5分。  築地卸売市場は、1923(大正12)年の関東大震災で焼失した日本橋魚河岸が築地に移転して、1935(昭和10)年に開業した。都民の台所といわれ、世界で最も有名な魚市場であっ...

月島のもんじゃ焼きの写真

写真提供:もんじゃ近どう

月島のもんじゃ焼き ( 東京都 中央区 )

東京メトロ月島駅から徒歩3分。通称”もんじゃストリート”と呼ばれている約500mの月島の西仲通りは、道の両脇の三角屋根のアーケードに昔ながらの店舗が立ち並ぶ商店街である。西仲通りを中心に「もんじゃ焼き」の専門店は、月島もんじゃ振興会加盟店で約50店、加盟店外を含めると80店舗前後に達する。  もんじゃ焼きは、ゆるく水溶きした小...

深大寺の写真

深大寺 ( 東京都 調布市 )

京王線調布駅から北へ約1.9kmのところにある。江戸時代初期に書かれた寺伝の開創縁起*1によれば、733(天平5)年の開基と伝えられ、都内では浅草寺に次ぐ古い歴史をもつ古刹である。中世には関東一の密教道場となり、また江戸幕府の保護によって壮大な堂宇を構えて栄えたが、2度の火災にあった。茅葺の山門*2を入ると、本堂*3・元三(がん...

神代植物公園の写真

神代植物公園 ( 東京都 調布市 )

京王線調布駅から北へバスで約15分、深大寺の北に接する約51万m2の広大な敷地に、約4,800種、10万本の樹木が植えられている。この公園はもともと街路樹の苗畑だったところを、戦後、神代緑地として公開した後、東京都が4年の年月と約4億円をかけて整備し、名称も神代植物公園と改め、都内唯一の植物公園として1961(昭和36)年に...

正福寺地蔵堂の写真

正福寺地蔵堂 ( 東京都 東村山市 )

西武新宿線東村山駅の北西約700mにある臨済宗の古刹。寺伝では1278(弘安元)年、北条時宗が病平癒を謝して仏殿を建てたとされるが、北条一族の入宋僧無象静照 (むぞうじょうしょう)(1234~1306年)が師の南宋径山寺石渓心月を勧請して開山し、草創したものと考えられている。臨済宗建長寺派。  山門を入り、本堂手前にある地蔵堂*1に...

高幡不動尊(高幡山明王院金剛寺)の写真

高幡不動尊(高幡山明王院金剛寺) ( 東京都 日野市 )

京王線高幡不動駅の南口に出て200mほどで高幡不動尊の仁王門前に立つことができる。同寺の創建*1について、古文書では大宝年間(701~704年)以前とも伝えられるが、平安時代初期に慈覚大師円仁が、清和天皇の勅願により東関鎮護の霊場と定め、この地の山中に不動明王を安置し、不動堂を建立したことに始まるとされる。  丘陵が迫る境内に...

多摩動物公園の写真

写真提供:(公財)東京動物園協会

多摩動物公園 ( 東京都 日野市 )

京王線・多摩モノレールともに、多摩動物公園駅下車すぐ。上野動物園の入園者数が増加し狭くなってきたため、第2の上野動物園構想が持ちあがった。多摩動物公園は、そのような背景のなかで、1958(昭和33)年、柵がなく濠で仕切ることを観覧の基本とした日本で最初の動物園として開園した。多摩丘陵自然公園地区内に52万m2を占め...

甲州街道イチョウ並木の写真

甲州街道イチョウ並木 ( 東京都 八王子市 )

1927(昭和2)~1929(昭和4)年にかけて、大正天皇陵造営記念として、宮内省が高尾駅前から東へ約4kmの甲州街道追分町交差点までの区間にイチョウの植樹を行った。いまでは763本のイチョウが11月中旬から12月上旬ころに黄色く色づき、みごとな景観を見せてくれる。その時期の週末には、1979(昭和54)年から始まった市民手作りの「八王子い...

多摩森林科学園のサクラの写真

写真提供:森林総合研究所 多摩森林科学園

多摩森林科学園のサクラ ( 東京都 八王子市 )

JR高尾駅の北西に広がる約56万m2の森が多摩森林科学園である。明治時代は御料林だったが、1921(大正10)年に、帝室林野管理局林業試験場となってから、試験研究のための林となった。一部には自然林も残され、動植物にとって貴重な生活の場になっている。園内は、樹木園とサクラ保存林とに分かれる。7万m2の樹木園に...

馬場大門ケヤキ並木の写真

写真提供:府中観光協会

馬場大門ケヤキ並木 ( 東京都 府中市 )

京王線府中駅からすぐ西側、大國魂神社大鳥居から桜通りまでの約600mに、約120本のケヤキ等の高木が並ぶ。このうち、約4割の45本が約50年以上の樹齢で幹周り2m以上の巨木である。残り6割はここ50年の間に植栽された比較的歴史の浅い個体であり、幹回りは1~2m程度である。このほかにエノキ、イヌシデなど9本が生育する。ケヤキ並木としては日...

大國魂神社の写真

大國魂神社 ( 東京都 府中市 )

京王線府中駅から南へ約150本のケヤキ並木を通って大鳥居まで300m、またはJR武蔵野線・南武線府中本町駅の改札を出て東に100mほどのところにある。同社の縁起*1では創建は、111(景行天皇41)年と伝えているものの定かではない。ただ、同社については、律令制度が整いつつある7世紀末から8世紀前半に隣接地に武蔵国の国府*2が置かれたため...

東京競馬場の日本ダービーの写真

東京競馬場の日本ダービー ( 東京都 府中市 )

東京競馬場は府中市にある国内最大級の規模を誇る競馬場で、JR武蔵野線、南武線の「府中本町駅」の臨時改札口から西門まで徒歩5分、及び京王線の「府中競馬正門前駅」から正門まで徒歩2分にある。競馬場には「JRA競馬博物館」もあり、馬場内には、大人も子供も一緒に遊べる施設が充実している。  日本ダービーはイギリスのダービーに範をと...

武蔵府中のくらやみ祭の写真

武蔵府中のくらやみ祭 ( 東京都 府中市 )

「武蔵府中のくらやみ祭」は大國魂神社の例大祭で、4月30日から5月6日まで、往古*1から時代によって育まれてきた多種多彩な神祭事がとり行われる。  4月30日には神職のお清めのため「品川海上禊祓式(潮汲み・お浜降り)=潮盛り神事」が品川の海上にて行われる。  5月1日には安全と晴天祈願の祭事「祈晴祭」が催され、5月2日は神輿奉持...

根津神社の写真

写真提供:根津神社

根津神社 ( 東京都 文京区 )

東京メトロ根津駅の北西にある古社。同社の草創*1については不詳であるが、「御府内備考続篇」の由緒書によれば、中世には「駒込惣鎮守にて千駄木村に鎮座有之」とされる。ただ、「太田道灌の再興有之候とも云。万治年中(1658~1661年)頃迄別当も無之」と管理するものもいない状況だったとされる。その後、地元民が力を合わせ社祠などを整...

護国寺の写真

護国寺 ( 東京都 文京区 )

東京メトロ護国寺駅のすぐ近く、不忍通りが首都高速5号と交差するあたりにある。1681(天和元)年に江戸幕府5代将軍徳川綱吉が、生母桂昌院の発願によって創建、幕府所属の高田薬園の地に堂宇を建立し、翌1682(天和2)年に完成した。桂昌院念持仏の天然琥珀如意輪観世音菩薩像を本尊とし、歴代将軍の崇敬を得た。1703(元禄16)年には寺領12...

六義園の写真

六義園 ( 東京都 文京区 )

JRと東京メトロ駒込駅の南側にあり徒歩7分で到達する。園内は8万7,809m2の回遊式築山泉水庭園である。  六義園は1695(元禄8)年に柳澤吉保*が、徳川5代将軍綱吉から拝領した土地を自ら設計、7年あまりの歳月をかけて築造した名園である。六義園の名は、庭園の風致を詩歌の六義*になぞらえて吉保自身が命名したという。吉保...

小石川後楽園の写真

写真提供:©(公財)東京都公園協会

小石川後楽園 ( 東京都 文京区 )

東京ドームの西に隣接している。もとは水戸藩上屋敷内の庭園で、面積は約7万847m2。東門へはJR水道橋から徒歩5分、西門へはJR飯田橋から徒歩8分で到達する。  1629(寛永6)年、水戸初代藩主徳川頼房が名匠徳大寺左兵衛に命じて作庭に着手、2代光圀のときに完成した回遊式築山泉水庭園である。園内に神田上水を導いて池水を作...

湯島聖堂の写真

湯島聖堂 ( 東京都 文京区 )

JR御茶ノ水駅の東、神田川に架かる聖橋の北の橋詰にある。道路をはさんだ西側には東京医科歯科大学のキャンパスと病院が広がる。1690年(元禄3)年、江戸幕府5代将軍徳川綱吉が儒学振興のため、上野忍岡の林羅山*の私邸にあった私塾と廟殿をこの地に移し、孔子*廟を拡大・整頓し、大成殿と改称したのがはじまり。この時から大成殿と附属の...

小石川植物園の写真

小石川植物園 ( 東京都 文京区 )

都営地下鉄白山駅から徒歩10分、文京区のほぼ中央、白山台地の上にある。正式名称は東京大学大学院理学系研究科附属植物園で、植物学の教育・研究を目的とする東京大学の施設である。徳川幕府5代将軍綱吉が館林藩主だったころに白山御殿と呼ばれる下屋敷が置かれていた場所で、その後、1684(貞享1)年に幕府が当地に設けた小石川御薬園に源...

永青文庫の写真

写真提供:永青文庫

永青文庫 ( 東京都 文京区 )

文京区目白台にある私立美術館。都電荒川線早稲田駅より徒歩10分、東京メトロ江戸川橋駅・早稲田駅から徒歩15分にある。旧熊本藩主・細川家に伝わる美術工芸品約6,000点と、歴史資料88,000点を所蔵し、これらを管理保存・研究・一般公開している。「永青」の由来は、細川家の菩提寺である永源庵(建仁寺塔頭、現在は正伝永源院)の「永」と、...

宝生能楽堂で上演される能・狂言の写真

宝生能楽堂で上演される能・狂言 ( 東京都 文京区 )

JR水道橋駅から徒歩3分、都営地下鉄水道橋駅より徒歩1分の宝生能楽堂は、宝生流の活動中心舞台である。宝生流は、能楽諸役のうち、主演などをつとめるシテ方の流儀をいう。シテ方宝生流は、大和猿楽四座*のうち、外山(とび)座を源流とする。外山座は、日本芸能発祥の地といわれる現在の奈良県桜井市外山を拠点として、多武峰(とうのみね...

東京カテドラル聖マリア大聖堂の写真

写真提供:カトリック東京大司教区

東京カテドラル聖マリア大聖堂 ( 東京都 文京区 )

JR目白駅から都営バスで椿山荘下車すぐ、目白通りに面してそびえたつ。国内のカトリック教会の中で最多の信徒数をもつ東京教区の中心地として、多くの人が訪れる。1945(昭和20)年の東京大空襲で聖堂は焼失したあと、1964(昭和39)年に、丹下健三が設計して建てられたローマカトリックの教会で、高さは約40m。聖堂の隣に建つジョセフィーヌ...

湯島天満宮の写真

湯島天満宮 ( 東京都 文京区 )

JR御徒町駅から春日通りを西へ450m、東京メトロ湯島駅から150mほど春日通り沿いに歩く。神社の正面は切通坂の反対、南側となっており、湯島駅から中坂を登ることになる。  社伝によれば、458(雄略天皇2)年、雄略天皇の命により天之手力雄命(あめのたぢからおのみこと)を祀ったのをはじまりとし、1355(正平10)年、湯島の郷民が菅公(...

東京ドームシティ アトラクションズの写真

写真提供:株式会社東京ドーム

東京ドームシティ アトラクションズ ( 東京都 文京区 )

全天候型の多目的スタジアム・東京ドームをはじめ、東京ドームホテル、後楽園ホール、ミュージアム、商業・飲食施設などで構成する「東京ドームシティ*」に立地し、水道橋駅などからほど近くJR山手線の内側では数少ない都心型の遊園地である。  1955(昭和30)年に「後楽園ゆうえんち」としてオープンし、限られたスペースを有効活用しな...

巣鴨地蔵通り商店街の写真

巣鴨地蔵通り商店街 ( 東京都 豊島区 )

JR巣鴨駅の北西にあるとげぬき地蔵*の門前通り。江戸時代の中山道にあり、日本橋からの最初の休憩地として栄えた。いまでは、高齢者に人気があることから、別名、「おばあちゃんの原宿」として知られる。地蔵参りで発展し、780mの商店街に200店舗を超す商店がひしめくように続いている。眞性寺*と高岩寺のふたつの地蔵尊と庚申塚*をお参り...

池袋の写真

池袋 ( 東京都 豊島区 )

銀座や新宿、渋谷と並ぶ、東京の繁華街のひとつ。池袋の特徴や発展史を知る上で欠かせないポイントが4つある。  ひとつは、鉄道の影響だ。今でこそ、JR、東武鉄道、西武鉄道、東京メトロなど4社8路線が乗り入れる巨大ターミナル駅だが、鉄道黎明期には、駅の候補地にもあがらなかった。1885(明治18)年に、山手線の前身となる私鉄日本鉄...

サンシャイン水族館の写真

写真提供:サンシャイン水族館

サンシャイン水族館 ( 東京都 豊島区 )

東京メトロ東池袋駅から徒歩5分、サンシャインシティのワールドインポートマートビルの地上約40mの屋上に広がる水族館。屋上にあるため、屋外の水槽はガラス越しに他の高層ビルが見えるのがめずらしい。「天空のオアシス」をコンセプトとする日本初の都市型高層水族館であり、2階建ての本館と屋外エリアで、約550種2万3000点の世界の生き物を...

学習院大学の写真

写真提供:学校法人学習院

学習院大学 ( 東京都 豊島区 )

JR目白駅を出てすぐ右手に広がる緑の森の中に学習院大学は位置する。  幕末、京都御所近くに設けられた公家の教育機関を起源とし、1849(嘉永2)年に孝明天皇より「学習院」の勅額を賜り、学習院の名称が定まった。明治に入って京都の学習院は廃止され、1877(明治10)年に東京の神田錦町に華族学校が開設し、改めて学習院と命名された。そ...

立教大学(池袋)の写真

写真提供:立教大学

立教大学(池袋) ( 東京都 豊島区 )

JR・東京メトロ・西武池袋線池袋駅の西口から徒歩約7分の地に池袋本校はある。アメリカ聖公会主教ウィリアムズが、1874(明治7)年に東京築地に設立した私塾「立教学校」に始まる。1883(明治16)年、校名を立教大学校に変更した。1907(明治40)年、専門学校令により立教大学として文科、商科から出発したキリスト教系大学である。中興の祖...

飛鳥山公園のサクラの写真

飛鳥山公園のサクラ ( 東京都 北区 )

JRと東京メトロの王子駅のすぐ西側にある高台一帯が公園になっている。標高25m近い高台へは、高齢者、身障者、ベビーカー利用者に、あすかパークレール、愛称「アスカルゴ」*が運行されている。江戸時代から桜の名所として知られ、広重の絵などにもよく描かれた。8代将軍徳川吉宗は財政の建て直しを図った「享保の改革」で、質素倹約を断行...

旧古河庭園の写真

写真提供:©(公財)東京都公園協会

旧古河庭園 ( 東京都 北区 )

JR上中里駅の南、本郷通りに沿っている。鉱山経営で財をなした古河財閥の3代目当主、古河虎之助*の旧邸宅で、面積は約3万780m2。  現在の洋館と洋風庭園の設計者は、英国人ジョサイア・コンドル*で、1917(大正6)年に完成した。日本庭園は庭師七代目植治こと小川治兵衛の作で、心字池*を中心とした池泉回遊式庭園。大戦後...

篠原演芸場で上演される大衆演劇の写真

篠原演芸場で上演される大衆演劇 ( 東京都 北区 )

JR十条駅・東十条駅のそれぞれから、楽しい商店街を見ながら、10分ほど歩いたところにある篠原演芸場は、1951年(昭和26年)に開業した、都内で最も歴史のある本格的な大衆演劇*の劇場*である。ここでは、一般社団法人 日本文化大衆演劇協会に所属する劇団*と、関西、九州所属の劇団が、月替わりで芝居や舞踊、ときには歌謡ショーを行う。...

国技館で開催される大相撲の写真

国技館で開催される大相撲 ( 東京都 墨田区 )

 JR・都営地下鉄両国駅から徒歩数分の場所にある両国国技館は、大相撲興行が行われる施設である。正式名称は国技館。初代国技館は、1909(明治42)年に両国回向院の境内の一角に辰野金吾らの設計により誕生したが、関東大震災や第二次世界大戦の大空襲などにより焼け落ちてしまう。1954(昭和29)年に完成した2代目の蔵前国技館は、建物の老...

東京スカイツリーの写真

東京スカイツリー ( 東京都 墨田区 )

東武スカイツリーラインのとうきょうスカイツリー駅、または東武スカイツリーライン、東京メトロ、都営浅草線、京成押上線の押上(スカイツリー前)駅からすぐ。高さ634(むさし、武蔵)mは自立式電波塔として世界一。中央部に設けた鉄筋コンクリート造の心柱と鉄骨造の塔体を構造的に分離し、心柱と塔体の揺れの同期の違いによってタワー全...

両国のちゃんこ鍋の写真

両国のちゃんこ鍋 ( 東京都 墨田区 )

「ちゃんこ」とは、力士たちが食べる料理のこと。「ちゃんこ鍋」は、鍋に魚介や肉、野菜など、さまざまな食材を入れる鍋料理で、明治時代に出羽海部屋で始まったとされる。栄養価が高く、大きな鍋で一度に大量に作れるため、力士たちの体をつくるために欠かせない料理として相撲部屋で食されてきた。  JR・都営地下鉄両国駅周辺には国技館...

すみだ北斎美術館の写真

写真提供:すみだ北斎美術館

すみだ北斎美術館 ( 東京都 墨田区 )

JR両国駅から徒歩9分、都営地下鉄大江戸線両国駅から徒歩5分の距離にあり、国技館と江戸東京博物館の東側に位置している。葛飾北斎は、1760(宝暦10)年に現在の墨田区に生まれ、90年の生涯のほとんどを墨田区内で過ごしながら、数多くの作品を残した。また、およそ90年の生涯のうち90回以上も引っ越しをしたと伝えられている。  この美術...

日本民藝館の写真

写真提供:日本民藝館

日本民藝館 ( 東京都 目黒区 )

京王井の頭線・駒場東大前から徒歩7分。1926(大正15)年に日本を代表する思想家 柳宗悦(やなぎ むねよし)*らにより企画され、大原孫三郎(おおはら まごさぶろう)*をはじめとする多数の賛同者の支援を得て、1936(昭和11)年に開館した。  柳らにより集められた陶磁器・染織品・木漆工品・絵画・金工品・石工品・編組品など、日本を...

国営昭和記念公園の写真

写真提供:国営昭和記念公園

国営昭和記念公園 ( 東京都 立川市 / 東京都 昭島市 )

東京都心部から西へ約35kmの距離にあり、北に狭山丘陵、南に多摩丘陵をひかえた武蔵野台地の一角に位置する。公園の有料区には5つのゲートがあり、そのうち西立川ゲートはJR西立川駅公園口より約徒歩2分。  昭和天皇御在位50年記念事業の一環として、1983(昭和58)年に昭和記念公園として開業した。現在も整備中の都市公園で、約180万m

浅草の写真

浅草 ( 東京都 台東区 )

東京メトロ、東武伊勢崎線(東武スカイツリーライン)の浅草駅からすぐの場所に東京最古の寺、浅草寺がある。都営地下鉄とつくばエクスプレス浅草駅からも、それほどの距離ではない。浅草の歴史は浅草寺から始まる。628(推古天皇36)年、地元の漁師が宮戸川(隅田川下流)で聖観音を引き上げたことが縁起とされ、これが今に伝わる浅草寺の本...

豊洲市場の写真

豊洲市場 ( 東京都 江東区 )

東京都中央卸売市場の一つとして1935(昭和10)年に開設した築地市場は、80年以上にわたり、東京の食生活を支える魚河岸として親しまれてきたが、2018(平成30)年10月6日に閉場。その代替施設として同年10月11日に開場したのが豊洲市場である。  豊洲市場はJR・都営地下鉄新橋駅、あるいは東京メトロ豊洲駅からゆりかもめで、「市場駅前」...

隅田川花火大会の写真

写真提供:墨田区

隅田川花火大会 ( 東京都 台東区 / 東京都 墨田区 )

歴史的記録の残るものとしては両国の花火が最古となっている。江戸時代の1732(享保17)年に発生した大飢饉は、多くの餓死者を出したうえに、疫病を流行させ、国政に多大な被害と影響を与えた。犠牲となった人々の慰霊と悪疫退散を祈って、幕府(8代将軍吉宗)が催した水神祭に続き、1733 (享保18)年に両国橋周辺の料理屋が公許(許可)によ...

羽田空港(東京国際空港)の写真

写真提供:日本空港ビルデング株式会社

羽田空港(東京国際空港) ( 東京都 大田区 )

羽田空港は、正式には東京国際空港という。空港までは首都圏の各地からバスの便があるが、鉄道では品川駅からの京急線とJR浜松町駅からの東京モノレールで行くことができる。  わが国で民間航空が盛んになってきた大正時代に、日本初の民間の飛行機学校のあった関係から、1930(昭和5)年、多摩川河口の鈴木新田*と隣接する埋立地の羽田...

旧前田家本邸の写真

写真提供:東京都教育委員会

旧前田家本邸 ( 東京都 目黒区 )

京王線駒場東大前駅から徒歩8分の駒場公園内にある、旧加賀藩主前田家16代当主前田利為(としなり)侯爵*1の邸宅である。明治維新後の前田家邸宅は、1907(明治40)年に文京区本郷の加賀藩上屋敷跡に建てられた本郷西洋館*2だった。本郷西洋館はルネサンス調であったが、英国駐在が長く狩猟が趣味であった前田利為の意向に沿って、英国のカ...