日本科学未来館にっぽんかがくみらいかん

いま世界に起きていることを科学の視点から理解し、私たちがこれからどんな未来をつくっていくかをともに考え語り合う、2001(平成13)年に開館した国立のサイエンスミュージアム。展示をはじめ、トークセッション、ワークショップなど多彩なメニューから、ロボットや人工知能、生命科学、地球環境、宇宙など私たちの未来にかかわる科学技術を体験できる。
 常設展示では、オリジナルパートナーロボットの「ケパラン」が来館者を迎えてくれる。自律的に姿勢制御しながら、メッセージボードなどのアイテムを見せると喜んだり嫌がったりといったインタラクションが体験できる。1階から6階までの吹き抜けになっているシンボルゾーンには、LEDパネルを使った巨大な地球ディスプレイ「ジオ・コスモス」があり、人工衛星のデータをもとにした雲の動きを見ることで、宇宙から見た地球のリアルな姿を体感できる。ドームシアターでは、迫力ある全天周の立体視映像で科学や宇宙を気軽に楽しめる。期間限定で開催される多彩な特別展も魅力の一つだ。
#

みどころ

「科学コミュニケーター」が科学技術に関するさまざまな話題を伝えるトークや実演、ツアーのほか、参加者と一緒に考えながらテーマを深めるワークショップ、専門家と一般の人々が語り合うイベントなどのアクティビティを毎日開催。課題解決やイノベーションにつながる気づきを探ることができる。
 多言語対応や音声ガイドに加え、手話通訳つき常設展見どころツアーや、視覚障害がある方向けに開発中の自律型ナビゲーションロボット「AIスーツケース」による館内ツアーのほか、音や触覚で体験できる展示など、アクセシビリティに配慮した工夫も多く設けられている。
 併設されている研究エリアには、先端科学技術の研究を行う複数のプロジェクトが常駐しており、未来館をフィールドとした実証実験や交流イベントなど、来館者とともに未来をつくる研究開発が行われている。
#

補足情報

開館時間: 10:00〜17:00 (入館券の購入および受付は16:30まで)*都合により開館時間を変更することがある。
休館日: 毎週火曜日(火曜日が祝日の場合は開館)、12月28日~1月1日*施設保守のため臨時で休館日を設ける場合がある。*春・夏・冬休み期間等は火曜日も開館する場合がある。
入館料: 常設展(大人630円、18歳以下210円、未就学児無料)、常設展+ドームシアター(大人940円、18歳以下310円、未就学児100円)
交通案内:新交通ゆりかもめ「東京国際クルーズターミナル駅」より徒歩約5分、または「テレコムセンター駅」より徒歩約4分。東京臨海高速鉄道りんかい線「東京テレポート駅」より徒歩約15分。都営バス「日本科学未来館前」下車。
関連リンク 日本科学未来館(WEBサイト)
参考文献 日本科学未来館(WEBサイト)

2025年06月現在

※交通アクセスや料金等に関する情報は、関連リンクをご覧ください。