江戸川区花火大会えどがわくはなびたいかい

江戸川区花火大会は、江戸川区と市川市にまたがる江戸川河川敷において、毎年8月第一土曜日に行われる。1976(昭和51)年に初回の「江戸川区花火大会」が開催された当時は、オイルショック後の不景気が続いていた。そこで、地域を元気づけるため、広い江戸川の河川敷で花火大会を開くという構想が生まれ、地元住民が一丸となって実現した。それから毎年花火大会が開催されるようになり、地元の人々にとって夏の恒例行事となった。打ち上げ総数は約1万4,000発。地元江戸川区で360年以上続く老舗「株式会社宗家花火鍵屋*」による打ち上げが行われる。
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みどころ

趣の違う7つのテーマで構成されている。それぞれのイメージに沿ったBGMにのせて、華麗な花火が打ち上げられる。特に名物になっている、オープニングの5秒間の1000発打ちは大迫力があり必見である。
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補足情報

*宗家花火鍵屋:花火の掛け声でお馴染みの「かぎや―」、「たまや―」の鍵屋である。1659(万治2)年、鍵屋初代弥兵衛は、大和篠原村より江戸へ出て日本橋横山町で店を開く。いまなお花火師として伝統を継承している。