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「高原」という言葉  九州横断道路(やまなみハイウエイ)は、くじゅう連山の北麓を抜けていくが、その途中に飯田(はんだ)高原がある。いくつかの火山に囲まれた傾斜面の高原だ。温泉も点在し、牧場やスキー場、そして別荘地などが広・・・ 続きを読む

〇河口湖  大町桂月や志賀重昂の富士五湖についての評価は、十和田湖と比べて厳しい。富士五湖のひとつ河口湖は、面積で言えば確かに十和田湖の十分の一以下であることから、大町桂月は「大きさについていわば、屈斜路湖、支笏湖、洞爺・・・ 続きを読む

 十和田湖、河口湖、霞ヶ浦の三つの湖は、私にとってはそれぞれ魅力を感じ、昔も今もよく訪れる場所である。ただ、一般的な観光資源として見た場合、その評価や観光客の入込み実績となると実にバラツキが大きい。  このバラツキの要因・・・ 続きを読む

 ローカル線というと、フーテンの寅さんをイメージしてしまう。もちろん、山田洋二監督はそのことを十二分に意識し、ローカル線の駅や車両、あるいは路線を、ストーリーの舞台だったり、大道具だったり、背景だったりと、シリーズの多く・・・ 続きを読む

役行者とは  吉野山の金峯山寺金剛蔵王大権現三体と対峙すると、その威厳ある形相と巨大さに自らの心を見透かされたような気持になり、圧倒されてしまう。この三体の大権現の謂われは、白鳳年間(7世紀後半)に役行者(役小角または役・・・ 続きを読む

 前回は、西の有力な温泉地である、道後、城崎、有馬について触れたが、今回は、関東の伊香保、草津、塩原を文豪たちがどう描いたかを見てみたい。 〇伊香保、草津、塩原  関東の伊香保温泉は、江戸後期から第2次世界大戦前まで、温・・・ 続きを読む

 山形県の北部にある肘折温泉の温泉街に入ると、昔懐かしい感じがする。狭い道の両側にそれほど大きくない旅館が20軒ほど肩を寄せ合うように建ち並び、その間には、お土産屋などの店がいまでもきちんと開いている。温泉街の奥には豆腐・・・ 続きを読む

人間は塔に何を求めているのか  明治末から昭和前半期あたりに活躍した作家、知識人が、関東大震災で失われた「江戸情緒」を追慕する随筆・評論を集めた「失われた江戸を求めて」(古典教養文庫Kindle版)が面白い。明治期に奔流・・・ 続きを読む

 「道」は、人間の営為があって初めて存在する。もっとも獣道は、動物の行動パターンによって出来上がるし、風の道というものもあるが、これは風土、地形が生み出すもので、人間の営為への比喩的表現である。人間にとっての「道」は、自・・・ 続きを読む

 2018年7月21日の朝日新聞の記事に「小京都から独立する観光地」というのがあった。その記事では1985年に27市町で「全国京都会議」という団体が設立され、これまで計63市町が入会したものの、このところ18市町が退会し・・・ 続きを読む