月島のもんじゃ焼きつきしまのもんじゃやき

東京メトロ月島駅から徒歩3分。通称”もんじゃストリート”と呼ばれている約500mの月島の西仲通りは、道の両脇の三角屋根のアーケードに昔ながらの店舗が立ち並ぶ商店街である。西仲通りを中心に「もんじゃ焼き」の専門店は、月島もんじゃ振興会加盟店で約50店、加盟店外を含めると80店舗前後に達する。
 もんじゃ焼きは、ゆるく水溶きした小麦粉を鉄板で調理して食べるローカルなフード。江戸時代、子供のおやつとして生まれたもんじゃ焼きが月島発祥となったのは、月島もんじゃ最古の店「もんじゃ近どう」によれば、初代が自身の駄菓子屋で、近所の子供たちのおやつとして、当時5円でもんじゃを焼いていたからという。1950(昭和25)年のことで、「もんじゃ近どう」では、味付けに使われるソースや基本の食材は当時のレシピのままで、定番から進化系までメニューは60種類以上あるという。
 「もんじゃ焼き」の名前の由来は「もんじやき(文字焼き)」が訛って「もんじゃ焼き」になったといわれている。「もんじやき(文字焼き)」は、江戸時代末期から明治時代の物資が不足していた時代、紙や習字などの道具を手に入れることができなかった子どもたちに、小麦粉を水に溶いた生地で鉄板に文字を書いて教えたり遊んだりしていたことがはじまりとされている。「もじ」が「もんじ」と変わり、「もんじ」が「もんじゃ」へと変化していったと考えれている。
 営業は、通常17時から22時であるが、土・日・祝日は11時半の昼食時にも営業している。
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みどころ

焼き方に自信のない場合は店員に頼めば焼いてくれるが、仲間でわいわいしながら作り食べるのがもんじゃ焼きの楽しみなので、自分たちで作るのがおすすめ。
もんじゃ焼きの作り方
1、炒めた生ものや野菜などの具材で大きく土手をつくる。
2、汁を土手から流れ出ないように少しずつ入れる。
3、ときどきヘラでかきまぜながら、泡が出るまで待つ。
4、汁と具材を絡ませる。
5、大きく平たくならして、トッピングをのせる。
6、端からヘラですくいながら食べる。
関連リンク 月島もんじゃ振興会協同組合(WEBサイト)
参考文献 月島もんじゃ振興会協同組合(WEBサイト)
「東京さんぽ地図」昭文社 2013

2025年06月現在

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