SOMPO美術館
JR新宿駅から徒歩5分、西新宿の高層ビル街にある私立美術館である。その前身は1976(昭和51)年に安田火災海上ビル(現、損保ジャパン本社ビル)内に開館した東郷青児美術館(後の東郷青児記念損保ジャパン日本興亜美術館)であり、2020年に隣接して美術館ビルが建てられて再開館するにあたって現在の名称となった。延床3,956m2の中規模な美術館で、(公財)SOMPO美術財団が運営する。
コレクションは洋画家・東郷青児*の作品(初期から晩年の油彩70点を含む、素描・版画・彫刻・タピストリーなど約240点)から始まり、これに、ルノワール・ゴッホ・ゴーギャン・セザンヌなどの印象派と後期印象派、変わったところではアメリカの素朴派画家グランマ・モーゼスが加わって、現在の収蔵品は約640点である。なかでも1987(昭和62)年にコレクションに加わったゴッホの代表作の「ひまわり」*は、数点あるゴッホの「ひまわり」のなかでも特に有名で、この美術館のコレクションを代表している。
コレクションは洋画家・東郷青児*の作品(初期から晩年の油彩70点を含む、素描・版画・彫刻・タピストリーなど約240点)から始まり、これに、ルノワール・ゴッホ・ゴーギャン・セザンヌなどの印象派と後期印象派、変わったところではアメリカの素朴派画家グランマ・モーゼスが加わって、現在の収蔵品は約640点である。なかでも1987(昭和62)年にコレクションに加わったゴッホの代表作の「ひまわり」*は、数点あるゴッホの「ひまわり」のなかでも特に有名で、この美術館のコレクションを代表している。

みどころ
新宿西口の超高層ビル群のなかで前衛的な外観を持つ建物である。1階はエントランスで3~5階に展示室があり、3フロアで企画展を開催、3階の一角にスペースに応じてコレクションを展示している。2階はミュージアムショップとラウンジである。
常設展示で見逃せない1点はゴッホの「ひまわり」で、これは3階の出口付近に展示されている。
企画展では、定例のものが新進画家を対象とした公募展であるFACE展、及びその入賞作家のその後の作品展である。FACE展は10年以上続いており、1200点近い応募作品から60点程度を展示する見応えのある展覧会である。その他に年3~4回の企画展がある。過去の事例では印象派以降の特定の画家をテーマとしたものや北欧絵画、ベネチア絵画などの珍しい地域の企画展が行われている。
常設展示で見逃せない1点はゴッホの「ひまわり」で、これは3階の出口付近に展示されている。
企画展では、定例のものが新進画家を対象とした公募展であるFACE展、及びその入賞作家のその後の作品展である。FACE展は10年以上続いており、1200点近い応募作品から60点程度を展示する見応えのある展覧会である。その他に年3~4回の企画展がある。過去の事例では印象派以降の特定の画家をテーマとしたものや北欧絵画、ベネチア絵画などの珍しい地域の企画展が行われている。

補足情報
*東郷青児(1897~1978):鹿児島に生まれ東京を拠点に二科会で活動した洋画家。独特にデフォルメした柔らかな曲線・色調の女性像で知られている。版画や彫刻も手掛け、雑貨のデザインや本の装釘も数多い。
*SOMPO美術館収蔵の「ひまわり」:1888年2月に南フランスのアルル滞在中に描かれた「黄色い背景のひまわり(ロンドン、ナショナル・ギャラリー蔵)」をもとに1888年11月下旬から12月上旬頃に描かれたもの。6点現存しているゴッホの「ひまわり」作品のなかでも評価の高い作品である。
*SOMPO美術館収蔵の「ひまわり」:1888年2月に南フランスのアルル滞在中に描かれた「黄色い背景のひまわり(ロンドン、ナショナル・ギャラリー蔵)」をもとに1888年11月下旬から12月上旬頃に描かれたもの。6点現存しているゴッホの「ひまわり」作品のなかでも評価の高い作品である。
関連リンク | SOMPO美術館(公益財団法人SOMPO美術財団)(WEBサイト) |
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参考文献 |
SOMPO美術館(公益財団法人SOMPO美術財団)(WEBサイト) 美術手帖(カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社)(WEBサイト) 「全国博物館総覧」日本博物館協会編 ぎょうせい |
2025年06月現在
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