隅田川花火大会
歴史的記録の残るものとしては両国の花火が最古となっている。江戸時代の1732(享保17)年に発生した大飢饉は、多くの餓死者を出したうえに、疫病を流行させ、国政に多大な被害と影響を与えた。犠牲となった人々の慰霊と悪疫退散を祈って、幕府(8代将軍吉宗)が催した水神祭に続き、1733 (享保18)年に両国橋周辺の料理屋が公許(許可)により花火を上げたことが、「両国の川開き」の由来とされている。旧暦5月28日から3か月間、屋形船などの納涼船を繰り出し、人々は夕涼みを楽しんだ。その最初の日に行われたイベントが花火であった。
本花火大会はこの伝統の両国川開き花火大会を継承する、伝統、格式共に関東随一の花火大会で、歴史の流れの中で何度かの中止を経て、1978(昭和53)年に「隅田川花火大会」として復活した。コロナ禍により2020(令和2)年より中断していたが、2023(令和5)年は4年ぶりに開催された。
本花火大会はこの伝統の両国川開き花火大会を継承する、伝統、格式共に関東随一の花火大会で、歴史の流れの中で何度かの中止を経て、1978(昭和53)年に「隅田川花火大会」として復活した。コロナ禍により2020(令和2)年より中断していたが、2023(令和5)年は4年ぶりに開催された。

みどころ
花火大会の会場は、第一会場が桜橋下流~言問橋上流、第二会場が駒形橋下流~厩橋上流と二手に分かれる。第一会場では、数々のコンクールで優秀な成績を収めた花火業者が一堂に会して競う花火コンクールが開催される。下流の第二会場は、第一会場よりも開始時間が遅いが、玉数が多いという特徴がある。新作花火やスターマインといった鮮やかな連続花火を楽しむことができる。2会場合計で約2万発の花火が打ち上げられる。

補足情報
人出が多いこと、人家が密集していることから、花火の玉は小ぶり。観覧者がゆっくり見るところが少なく、「歩きながらみてほしい」と主催者は誘導している。
関連リンク | 隅田川花火大会実行委員会(WEBサイト) |
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参考文献 | 隅田川花火大会実行委員会(WEBサイト) |
2025年06月現在
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