北海道は、本州と津軽海峡で隔てられ、北緯41度20分以北、日本の最北端の北海道本島と若干の小島からなる地方。国土の約22%を占める。オホーツク海に面する国内唯一の地方として流氷がみられる。
 1988年青函トンネルが開通、本州と鉄道で連絡。2016年(平成28)には北海道新幹線の新青森・新函館北斗間が開業(2031年に札幌までの延長予定)。JRは他に函館本線、室蘭本線、根室本線、石勝線、石北本線、宗谷本線、釧網本線、留萌本線、日高本線、富良野線、千歳線などが通る。なお、道内の赤字路線は廃止され、バス路線に転換された。他に札幌市内には地下鉄、函館市電が通る。道路では札幌中心に苫小牧・室蘭への国道36号、小樽経由函館への5号、旭川への12号が中軸で、40本以上の国道及び、高速道路(道央自動車道、道東自動車道のほか、北海道縦貫自動車道、北海道横断自動車道等)が道内各地を結んでいる。航空では新千歳空港が東京はじめ主要都市と結ぶほか国際空港として札幌の入口となっている。ほかに丘珠、旭川、釧路、帯広、女満別、函館、稚内、紋別、根室中標津の空港がある。また、苫小牧、小樽が本州とフェリーで結ばれる他、離島航路も運航されている。
 道庁所在地は札幌市。四方を太平洋、日本海、オホーツク海に囲まれ、雄大かつ変化に富む山岳、広大な湿原、美しい景観の天然湖沼などにより形成されている。面積は83,424km2(2020年1月1日現在)で国土の約22.1%を占める。山地は全体のほぼ半分を占めるが、全国と比較すると山地や傾斜地が少なく、なだらかな土地が多い。北海道のほぼ中央部を北から南へ、天塩山地、北見山地、石狩山地、日高山脈が走り、最高峰の旭岳(2,291m)を中心とする大雪山系は「北海道の屋根」と呼ばれている。道内各地には、石狩平野をはじめ、十勝平野、天塩平野、名寄盆地、上川盆地、富良野盆地などの平地が広がる。主要河川は中央高山に発し日本海や太平洋岸に達する。日本海側では上川、富良野両盆地を経て石狩・勇払低地帯に石狩平野を展開する石狩川水系、名寄盆地を北上する天塩川水系があり、太平洋側では十勝平野を流れる十勝川水系があって、いずれも本道の主要農業地帯を形成。河川下流部には低湿な泥炭地が多いのが特徴で、釧路湿原やサロベツ原野などの日本を代表する湿原もあり、道内には13のラムサール条約登録湿地が所在する。また、千島火山帯と那須火山帯に属しているため、多くの美しいカルデラ湖があり、日本一大きいカルデラ湖「屈斜路湖」、透明度の高い「摩周湖」、マリモが生育している「阿寒湖」などが有名。
 自然のなかで狩猟漁労生活を営むアイヌ民族の天地として、長く蝦夷地とよばれた。和人(中・近世に本州から移住した日本人のこと)の定住は江戸時代には道南の一部に限られ、奥地には交易や漁業の目的で季節的に少数が赴くにすぎなかった。幕末に北太平洋が捕鯨の舞台となり、また欧米の外国艦船の出没により、松前藩から幕府の直轄下に入った。このころから幕府役人による多くの探検調査が行われたが、その一人松浦武四郎の建言で、明治維新後の1869年(明治2)北海道と改められた。その後、開拓使、屯田兵制、大土地処分などを通じて植民開拓が進み、和人が大多数を占めるに至った。
 耕地面積が道総面積の約15%にあたり、うち牧草地45%、畑35%、水田20%となっている。酪農は道東の十勝、根室、釧路、網走、道北の上川北部、宗谷の各地方が中核。畑作は十勝・網走地方が中心で、ジャガイモ、豆類、ビートなど本道の特産品が多い。また小麦や大豆、アズキは水田転換作物として、十勝・網走地方に加えて米産地の上川や空知でも増えている。蔬菜や果実は地域特化が目だち、富良野盆地のニンジン、羊蹄山麓のアスパラガス、北見・富良野・岩見沢・札幌のタマネギ、夕張のメロン、余市・仁木のリンゴ、ブドウなどがある。太平洋、日本海、オホーツク海に四周を囲まれた北海道は、沿岸に寒暖流が交わる水産資源の宝庫であり、スケトウダラ、サケ、イカ、サンマ、ホッケや古い歴史をもつサケの捕獲採卵や稚魚放流、コンブ増殖、オホーツク海の特産ホタテガイの養殖などがおこなわれる。森林面積が道総面積の65%を占めており、林業も盛んにおこなわれているほか、食料品製造業や木材木製品製造業など軽工業が多い。
 文化施設は北海道博物館、道立図書館、道立近代美術館など札幌中心に多いが、函館にも古文献に富む市立函館図書館、考古民族資料に富む市立函館博物館などがある。先住のアイヌ民族の伝統文化振興普及もされるようになっている。歴史が新しいため民俗芸能や行事は少ないが、道南には松前神楽、江差沖揚音頭、江差追分など古い芸能が集中する。また、古くからのアイヌ芸能行事の復興が進められている。国や北海道の指定文化財は300件以上あり、特別天然記念物6件を含める天然記念物は47件となっている。史跡は特別史跡の函館市の五稜郭をはじめ各藩陣屋跡など幕末の北辺防衛施設、アイヌのチャシ(砦)や和人の館跡などアイヌと和人の抗争を物語る北海道独自のものが多い。重要文化財には明治期の西洋文明を取り入れた洋風建物がよく知られる。世界遺産の知床世界自然遺産を始め、日本の中でも特に自然に恵まれている北海道には、6つの国立公園、6つの国定公園、11の道立自然公園がある。また、5地域が「日本ジオパーク」として認定されるなど、雄大な山岳やそこに広がる原生林や高山植物、広大な湿原や湖沼などが、北国らしい景観を形づくっている。また、季節によって多彩な表情があり、花が咲く春、さわやかな夏、紅葉の秋、ウィンタースポーツを楽しめる冬と季節によって多彩な表情があり、さまざまなアウトドア活動を楽しむこともできる。オホーツク海の流氷は冬の風物詩で観光船の他にも教育・研究施設「オホーツク流氷科学センター(GIZA)」「オホーツクタワー」などがある。

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北海道内の資源一覧

北海道のカニ料理の写真

北海道のカニ料理 ( 北海道 札幌市 / 北海道 函館市 / 北海道 稚内市 / 北海道 小樽市 / 北海道 紋別市 )

カニの漁獲量は北海道が1位で全国の20%を占めている。  北海道産のカニといえばタラバガニ、花咲ガニ、毛ガニ、ズワイガニなどがある。かつては豊富に獲れたカニも、今では高級品である。  ゆでたての肉をそのまま食べるのがポピュラーだが、ほかにも本場北海道ならではのさまざまなカニ料理がある。  人気のタラバガニは、北海道では...

札幌のライラックの写真

札幌のライラック ( 北海道 札幌市 )

大通公園をはじめ個人の庭にも植えられる札幌の市木。花色は、基本的にホワイト、ヴァイオレット、ブルー、ライラック、ピンク、マゼンダ、パープルの7系統がある。ライラックは英名、フランス名はリラ、和名はムラサキハシドイ。名前の響きがいいのでライラックが定着したものと思われる。札幌市には大通公園以外にも見どころの公園*が数多...

すすきのの写真

すすきの ( 北海道 札幌市 )

地下鉄すすきの駅周辺の南5条西2丁目から4丁目あたりが中心で、かつては遊廓があったところ。付近には地下街やデパートもあり、昼間もショッピング客で賑わう。夜の歓楽街としては、東京新宿の歌舞伎町、福岡博多の中州と並び、全国にも知れわたっており、小料理店やバー、キャバレーなど約3,500軒もの飲食店がネオンを輝かせている。地元の...

札幌市中央卸売市場の写真

札幌市中央卸売市場 ( 北海道 札幌市 )

札幌駅の西、地下鉄東西線の二十四軒駅から北東徒歩7分に位置した道内最大の市場。1959(昭和34)年に全国で17番目の中央卸売市場として札幌市が開設。12月に青果部、 翌年4月に水産物部が営業を始めた。  敷地面積は約13万m2で札幌ドームの建築面積の約2.5倍。 荷の流れを考えて売り場を配置している。卸売専門の市営施設。水...

札幌二条市場の写真

札幌二条市場 ( 北海道 札幌市 )

狸小路の東、創成川沿いに魚店・乾物店・青果店など約50店が軒を並べる。狸小路や大通公園など、札幌の繁華街から徒歩でアクセスできるので立ち寄りやすい。  1901(明治34)年に創成川の西側路上で石狩浜の漁師が新鮮な魚を売り始めたのが始まりといい、小屋掛けの魚市場となったのは1909(明治42)年頃、魚町(さかなまち)と呼ばれてい...

大通公園の写真

大通公園 ( 北海道 札幌市 )

札幌駅から南に約800m、市の中心街に位置する。大通西1丁目から西12丁目までの長さ約1.5km、幅員約60mの公園。1869(明治2)年、札幌にいた開拓判官の島義勇(しまよしたけ)が札幌を2つに分け、北を官庁街、南を住宅・商店街とする計画を立てた。その後1909(明治42)年、長岡安平(ながおかやすへい)*の設計で、逍遥*地としての形態が整...

モエレ沼公園の写真

写真提供:モエレ沼公園

モエレ沼公園 ( 北海道 札幌市 )

ゴミ処理場の跡地を、イサム・ノグチ*の設計で札幌市の総合公園として造成・再生したもの。札幌駅から北東に約10km、面積約190万m2、1982(昭和57)年に工事着工し、イサム・ノグチの死後も工事を続け23年かけて2005(平成17)年に完成している。  イサム・ノグチは「全体をひとつの彫刻作品とする」というコンセプトのもと、...

豊平館の写真

豊平館 ( 北海道 札幌市 )

豊平館は、札幌駅から南に約2.5km、地下鉄南北線「中島公園駅」から徒歩5分、中島公園*の中にある。北海道開拓の礎を築いた開拓使が、開拓使直営の洋風ホテルとして1880(明治13)年11月に建築した。2階建、亜鉛引鉄板葺で、現存する木造ホテルとしては我が国最古の建物であるが、ホテルとしてはほとんど使用されなかったという。しかし明治...

札幌市時計台(旧札幌農学校演武場)の写真

札幌市時計台(旧札幌農学校演武場) ( 北海道 札幌市 )

札幌市の中心部地下鉄大通駅の北、札幌市役所と道路を挟み斜め向かいにある。建物は北海道大学の前身である札幌農学校の演武場*として1878(明治11)年に建設された洋館である。  明治政府は「兵農一如」の考えのもと北海道内の各地に屯田兵村を開き、北海道の開拓と軍事的防備の役割を担わせた。このような北海道開拓の事情を背景に、札...

北海道庁旧本庁舎(赤れんが庁舎)の写真

北海道庁旧本庁舎(赤れんが庁舎) ( 北海道 札幌市 )

JR札幌駅の南西約500mに位置し、札幌駅前通りを大通り側に向かう途中、北三条交差点の右西側に銀杏並木越しに赤レンガの旧庁舎が目に入る。  1888(明治21)年、北海道庁の本庁舎として道庁技師の設計で建てられたレンガ造、ネオ・バロック建築様式の建物。通称「赤れんが庁舎」の名で道民に親しまれている。建物の塔頂部まで高さは33m、現...

さっぽろ雪まつりの写真

写真提供:©HTB

さっぽろ雪まつり ( 北海道 札幌市 )

さっぽろ雪まつりは、2月上旬~中旬に開催される雪と氷をテーマにしたまつり。雪まつりの象徴である大雪像5基を中心として、中小雪像、ウインターアトラクションなどが展開される大通会場*、雪や氷のすべり台と全天候型ドームで様々な雪遊びが楽しめるつどーむ会場*、氷を楽しむ・触れるをテーマに、すすきののネオンに輝く60基の氷像を展...

YOSAKOIソーラン祭りの写真

写真提供:YOSAKOIソーラン祭り組織委員会

YOSAKOIソーラン祭り ( 北海道 札幌市 )

YOSAKOIソーラン祭りは、6月上・中旬の5日間、札幌の大通公園をメイン会場として開催され、高知よさこい祭りの「鳴子*」と北海道の民謡「ソーラン節*」を融合させた演舞で、全国各地から集まったチームが競い合う祭り。 演舞の基本的なルールは、1手に鳴子を持って踊ること、2曲にソーラン節のフレーズを入れることの2つで、踊り・曲・...

札幌市円山動物園の写真

写真提供:札幌市円山動物園

札幌市円山動物園 ( 北海道 札幌市 )

札幌駅の南西部の円山公園内にあり、地下鉄東西線円山公園駅からバス約5分で動物園前下車。敷地面積22万4,780m2とスケールの大きさでは北海道で最大である。約150種、750点もの動物を飼育する。  戦後の1950(昭和25)年、札幌市は上野動物園(東京)から移動動物園を招き会場の円山坂下グラウンドで開催、空前の人出で賑わい、...

北海道開拓の村の写真

北海道開拓の村 ( 北海道 札幌市 )

札幌駅の東約15km札幌市厚別区の野幌森林公園*内にあり、地下鉄東西線新札幌駅からバスで20分の位置にある。北海道開拓の村の周辺には北海道博物館*もある。  54.2万m2の区域に、1983(昭和58)年4月に開村した野外博物館。旧札幌停車場、旧小樽新聞社、旧浦河支庁庁舎など明治から昭和初期に建てられた道内の歴史的建築物52...

ビール園のビールとジンギスカンの写真

写真提供:サッポロビール園

ビール園のビールとジンギスカン ( 北海道 札幌市 )

JR札幌駅の東約1.5km、札幌駅北口から路線バスで10分程度でサッポロビール園まで到達できる。  サッポロビール敷地内のビール博物館とサッポロビール園の各種レストランに加え、周辺の大型ショッピングセンターと野球の屋内練習所を含めて全体でサッポロガーデンパークと地元では称している。  ビール博物館は明治のレンガ建築で、前身は...

札幌ラーメンの写真

札幌ラーメン ( 北海道 札幌市 )

札幌市内に2,000軒以上のラーメン店がある。札幌ラーメンは第2次世界大戦後、満州からの引揚者人たちが、札幌の繁華街すすきのあたりに屋台を出し工夫されたのが始まりといわれている。中でも味噌ラーメンは札幌が発祥の地である。「味の三平」の大宮守人が味噌のスープを考案し、西山製麺の西山孝之によってつるりとした喉越しの多加水熟成...

無意根山の写真

無意根山 ( 北海道 札幌市 / 北海道 京極町 )

札幌市の西側京極町との境界に位置する標高1,464mの山。アイヌ語の「ムイ・ネ・シリ」(箕・のような・山)が語源である。奥深い森林の上にやわらかく緩やかな楕円形の稜線を描き、椀状に見えるため「箕」の名前になったと思われる。  比較的古い火山による山岳地形で、高山植物が生育し展望にも優れているため、札幌市方面からの格好の日...

北海道神宮の写真

北海道神宮 ( 北海道 札幌市 )

札幌駅の南西部の円山公園に隣接しており、地下鉄東西線円山公園駅から徒歩約15分、境内は約18万m2と広く緑に包まれている。1869(明治2)年明治天皇の思し召しにより、北海道開拓の守護神として大国魂神*(おおくにたまのかみ)・大那牟遅神*(おおなむちのかみ)・少彦名神*(すくなひこなのかみ)の三神を祀って北海道の総...

北海道大学の写真

写真提供:国立大学法人北海道大学 広報課

北海道大学 ( 北海道 札幌市 )

札幌駅の北西側500m~2.5kmに位置する177万m2の広大なキャンパスで、この中に11の学部*が分散している。  北海道大学は、1876(明治9)年に設立された札幌農学校がその前身であり、当時の初代教頭のクラーク博士*は、わずか1年弱という短期であったが、キリスト教的フロンティア精神を残していった。札幌を去る際に言ったとい...

トラピスト修道院の写真

写真提供:トラピスト修道院

トラピスト修道院 ( 北海道 北斗市 )

北斗市当別丸山*の丘陵に映える赤煉瓦のゴシック式建物で、わが国では最初のトラピスト修道院*である。正式名称は「厳律シトー会燈台の聖母トラピスト修道院」といい、1896 (明治29)年、フランス、オランダ、イタリア、カナダから総勢9人の修道士たちにより創設された。翌年、フランスのブリックベック大修道院からジェラル・プーリエ師...

恵庭岳の写真

恵庭岳 ( 北海道 千歳市 )

恵庭岳は札幌市の南約30km、支笏湖の北西に位置する活火山で支笏湖岸に高くそびえる円錐形の火山、標高1,320m。山頂部は無数の裂け目があり噴煙が立ち昇っており、岩塔の幾つかは崩壊が進んでいる。1972(昭和47)年、札幌オリンピックの滑降競技のコースとして使用され、支笏湖へ飛び込むような景観に魅了された。その後、自然保護の観点か...

支笏湖の写真

支笏湖 ( 北海道 千歳市 )

千歳市の西端にあるカルデラ*湖で、最深360mと田沢湖に次ぐ日本第2の深さ、面積は78.4km2と日本8位、透明度は17.5mで第4位(環境庁1993「湖沼調査報告書」)である。日本最北の不凍湖で、水中にプランクトンの発生が少なく透明度が高い。  支笏湖は約3万2千年前に始まった火山活動によりカルデラが形成された。当時は丸型の湖...

オコタンペ湖の写真

写真提供:千歳市

オコタンペ湖 ( 北海道 千歳市 )

支笏湖の北西、恵庭岳の北西麓に位置し、恵庭岳の火山噴出物によりできた堰止湖。深い森に囲まれ、アクセスが困難なことからオンネトー*、東雲湖*と並んで、北海道の秘湖の一つに数えられる神秘の湖。  周囲約5km、湖面面積はわずか約0.4km2と小さいが、周辺の環境、湖水の色の変化など特色がある。支笏湖より324m高く、エゾ...

石狩鍋の写真

写真提供:石狩観光協会

石狩鍋 ( 北海道 石狩市 )

ぶつ切りにした骨付きのサケの身や頭、豆腐、つきこんにゃく、キャベツやたまねぎ等の野菜類を昆布のだし汁で煮込み、白みそで味付けした石狩鍋は寒さが厳しい北国の代表的な冬の料理である。サケで有名な石狩川の河口にある石狩町(現石狩市)で生まれた料理と言われている。  昭和20年頃、石狩市でサケの地引網漁が注目されると、その漁...

トラピスチヌ修道院の写真

トラピスチヌ修道院 ( 北海道 函館市 )

JR函館駅から東へ約9km、湯の川温泉から3.5km、上湯川町の緑の高台にあり、四方をめぐらす高い塀と赤煉瓦の建物の日本初の女子観想修道院。1898(明治31)年、フランスのウプシー修道院から派遣された8人の修道女によって創立され、その後1925(大正14)年と1941(昭和16)年の2回、火災に遭い再建したもの。  中では修道女が聖ベネディク...

五稜郭の写真

写真提供:函館市教育委員会

五稜郭 ( 北海道 函館市 )

五稜郭は、函館山から約6km離れた函館市のほぼ中央にある。1857(安政4)年、蘭学者武田斐三郎*の設計により蝦夷地防備と近代兵器の発達に対処するため、8年の歳月をかけて竣工したわが国最初の洋式城郭で、塁形が五つ星の形をしているところから五稜郭と呼ばれているが、建設当時には亀田役所土塁とも言われていたという。  外堀の幅30m...

函館山山麓周辺の街並みの写真

函館山山麓周辺の街並み ( 北海道 函館市 )

函館は、横浜・長崎とともに幕末最も早く開港し多くの外国人が生活していた。特に元町付近は海外との交流の場として開けた古い地区。函館山北東斜面の山の手にあり、現在でもハリストス正教会*をはじめ赤煉瓦や木造洋館*など、異国文化の影響を受けた明治の建築物が数多く残存し、風情ある町並みを見せている。  外国人墓地から旧ロシア...

金森倉庫群と末広町周辺の街並みの写真

金森倉庫群と末広町周辺の街並み ( 北海道 函館市 )

函館市末広町の海岸エリアを中心に、明治時代から昭和の雰囲気を残す石造り・煉瓦造り・木造の建物群が点在する。函館市電の大町、末広町、十字街、魚市場通の海岸線に、「太刀川家住宅店舗」、「相馬株式会社社屋」、「函館市北方民俗資料館」、「函館市文学館」、「はこだて明治館」などの古く雰囲気のある建物が続いている。  特に「金...

函館山からの夜景の写真

函館山からの夜景 ( 北海道 函館市 )

函館山は函館市街地の最南端にあり、津軽海峡に突出している。海中から噴火した火山であり、標高334m、周囲約9km、別名臥牛(がぎゅう)山とも呼ばれている。函館山は海の中から生まれた山であり、周辺の陸地とトンボロ*という現象で函館山直下の陸地が作り出され陸繋島*となった。山頂からは市街と港を一望でき、両側がくびれた市街地と両...

函館の朝市の写真

函館の朝市 ( 北海道 函館市 )

函館駅南側、約3万m2の一角に立ち並ぶ一般消費者、観光客向けの市場。1945(昭和20)年に近隣町村の農家が野菜や果物を持ち込み、函館駅前で立ち売りしたのが発祥といわれている。店舗数は周辺店舗を合わせて約250店舗。  カニやサケなど海産物や新鮮な海の幸の土産品を中心に、北海道ならではの鮮度の高い食品が一堂に集まる活...

函館八幡宮の写真

函館八幡宮 ( 北海道 函館市 )

室町時代に現在の元町、公会堂前あたりに創建*されたが1880(明治13)年に移転、函館市電の谷地頭(やちがしら)停留場から西に約400m、坂と石段の参道を上がった所にある。開運厄除や漁業、航海の守り神として知られている。本殿は聖帝造*と八棟造*を併せた聖帝八棟造であり、大正式八幡造の代表作と言われる。  八幡宮の南には、箱館...

函館山の写真

函館山 ( 北海道 函館市 )

函館山は函館市街地の最南端にあり、津軽海峡に突出している。標高334m、周囲約9km、別名臥牛*(がぎゅう)山とも呼ばれている。函館山は大古の火山活動によって生まれた山であり、周辺の陸地とトンボロ*という現象で函館山直下の陸地が作り出され陸繋島*となった。山頂からは市街と港を一望でき、両側がくびれた市街地と両脇の海の形状が...

函館のイカ料理の写真

函館のイカ料理 ( 北海道 函館市 )

海の幸に恵まれた北海道。中でもイカの漁獲量は国内屈指で、特に津軽海峡という豊かな漁場に恵まれた函館は、道内一のイカの産地*。イカを使った料理がふんだんに味わえる。  函館のイカは、一般的にはスルメイカのことをいい、北海道・東北地方ではこれを「マイカ」と呼んでいる。スルメイカは日本海を回遊する魚で、九州の西側、東シナ...

駒ヶ岳の写真

写真提供:七飯大沼国際観光コンベンション協会

駒ヶ岳 ( 北海道 森町 / 北海道 鹿部町 / 北海道 七重町 )

駒ヶ岳は北海道森町、鹿部町、七飯町にまたがる標高1,131mの成層火山*である。噴火により形成された鋭い山頂と美しい裾野の景観で、大沼公園を象徴する道内屈指の名山のひとつに挙げられる。  山頂部にある火口原は剣ヶ峰(けんがみね)、砂原岳(さわらだけ)、隅田盛(すみだもり)に囲まれ、眺める場所によってその山容は姿を変える。 ...

大沼の写真

写真提供:七飯大沼国際観光コンベンション協会

大沼 ( 北海道 七飯町 )

大沼公園駅周辺にある大沼・ 小沼・ 蓴菜沼は、駒ヶ岳の噴火によってできた堰止湖、及び陥没湖である。大沼はもっとも北東に位置する公園の中心的な湖で、湖水面積は5.31km2、周囲約24kmの大きさ。  大沼に隣接する小沼は湖水面積3.8km2、周囲約16km、蓴菜沼はその名の通り蓴菜が採れる湖で、湖水面積0.75km2

鍋釣岩の写真

鍋釣岩 ( 北海道 奥尻町 )

奥尻島*の東海岸に浮かぶドーナツ型の奇岩で、鍋の弦の形に似ていることからその名がついている。奥尻港にフェリーが入港する時の目印的役割を果しており、奥尻島のシンボルである。  岩の頭上に生えている木は「ヒロハノヘビノボラズ」といい、枝や葉にトゲがあり蛇も登らないというのが名前の由来。小さな花と赤い実をつける。

松前のサクラの写真

写真提供:一般社団法人北海道まつまえ観光物産協会

松前のサクラ ( 北海道 松前町 )

松前城*の後方一帯を松前公園と呼び、約21万3,500m2もの広大な敷地内で史跡や多数の社寺が点在している。園内には約250種、合わせて8,000本近い桜があり、4月下旬から5月下旬にかけて次々と花を咲かせる道内有数の桜の名所である。別にこれらの桜の木を1ケ所に展示した桜見本園・桜資料館*があり、松前城から歩いて10分ほどのと...

松前城(福山城)の写真

松前城(福山城) ( 北海道 松前町 )

松前城は函館市の南西約70km、渡島半島の南西端松前町の松前湾に面する台地上に築かれ、海防を重視した縄張り*の城で、隣接する寺町などを含む国指定史跡としての面積は約14万8千m2である。  慶長年間(1596~1614年)、松前氏が福山館を築いたのにはじまり、その後1854(嘉永7・安政元)年に外国船打ち払いのための本格的な城...

上の湯温泉の写真

上の湯温泉 ( 北海道 八雲町 )

上の湯温泉は函館市の北西方面に位置する八雲町の温泉地。八雲の中心地から約30km離れた標高約70mの山の中に四方を緑に囲まれた落部(おとしべ)川上流にある。昔ここを発見したアイヌの人々は河畔の岩壁に浴槽を設けていたという。  江戸時代後期の1846(弘化4)年には松浦武四郎*が入浴し、全国に紹介されたという。また1868(慶応4・明...

しかべ間歇泉の写真

しかべ間歇泉 ( 北海道 鹿部町 )

函館市の北側、太平洋に面した国道278号線の「道の駅しかべ間歇泉公園」にある。1924(大正13)年の温泉開発の際に発見されたという鹿部町の間歇泉。間歇泉とは、規則的または不規則的に熱水や水蒸気を吹上げる温泉で、火山地域にみられる。ニュージーランド、アイスランドのほか、アメリカのイエローストーン国立公園の間歇泉は世界的に有名...

江差追分全国大会の写真

写真提供:江差町

江差追分全国大会 ( 北海道 江差町 )

函館市の西、渡島半島の日本海に面した江差町で行われる民謡「江差追分」の全国大会。全国から選び抜かれた江差追分の唄い手約370人が集い、日本一のノドを競い合うもので、毎年9月中旬の3日間行われる。一般の部以外にも熟年全国大会、少年全国大会も同時期に開催される。  江差追分の歴史は、江戸時代に信州中山道で唄われていた馬子唄(...

小樽の運河と石造り倉庫群の写真

小樽の運河と石造り倉庫群 ( 北海道 小樽市 )

小樽市は札幌の西側、札樽道で約38kmに位置し、明治中期から昭和初期に北海道の経済・物流の中心として栄えた都市である。今でも当時の石造り倉庫や銀行建築などが残り、当時の繁栄の姿を偲ばせる。  小樽運河は小樽駅から港に向かって坂を下ったところにある。幅20~40m、長さ1,120m(完成時は約1,300m)の運河で、周囲は明治・大正期に建...

おたる水族館の写真

写真提供:おたる水族館

おたる水族館 ( 北海道 小樽市 )

小樽駅の北、直線距離で約5kmの祝津にあり、日本海に隣接した豊かな自然環境に恵まれた水族館である。1958(昭和33)年に北海道大博覧会の「海の会場」として建設され、翌年「小樽市立水族館」として営業を開始した。その後1974(昭和49)年に新館(現 本館)を竣工し株式会社小樽水族館公社の経営で現在に至る。  北の魚類、海獣類を中心...

積丹半島の海岸の写真

写真提供:積丹観光協会

積丹半島の海岸 ( 北海道 余市町 / 北海道 古平町 / 北海道 積丹町 / 北海道 神恵内村 / 北海道 泊村 )

積丹半島は小樽市の西、日本海に突き出した半島であり、余市町から岩内町に至る国道229号線(積丹半島ブルーライン)約100kmに及ぶ海岸線で奇岩群が連続する地域である。積丹半島の中でも「神威岬」「島武意海岸(積丹岬)」「黄金岬」が主な見どころであり、その他美しい海岸、奇岩が連続している。海岸線はニセコ積丹小樽海岸国定公園に指...

天売島の海鳥の写真

写真提供:羽幌町観光協会

天売島の海鳥 ( 北海道 羽幌町 )

天売島は北海道の日本海側に面した羽幌町の羽幌港の西北西約28km離れたところに位置する島内一周約12km、島民約270人の島である。オロロン鳥の名で知られる絶滅危惧種のウミガラスの国内唯一の繁殖地であり、他にも約80万羽が舞うというウトウ、ケイマフリやウミウをはじめとする日本有数の海鳥繁殖地、海鳥の楽園ともいわれている。西海岸の...

ニセコ湯本温泉の写真

写真提供:蘭越町

ニセコ湯本温泉 ( 北海道 蘭越町 )

ニセコ連峰チセヌプリの麓にある温泉郷で標高560mの高所にある。絶えず噴煙を上げる長径70m、短径30mの大湯沼が温泉郷に隣接しており周囲を圧している。この大湯沼は水面に珍しい硫黄球が浮遊し、学術上貴重なものとなっている。  ニセコ湯本温泉の湯元は大湯沼。泉質は単純硫黄泉-硫黄泉が主なものとなっている。  宿は2軒で、いずれも...

京極の噴出しの写真

京極の噴出し ( 北海道 京極町 )

後方羊蹄山(しりべしやま)の北西山麓にある道の駅「名水の郷きょうごく」に隣接してある「ふきだし公園」に、後方羊蹄山から大量に噴き出す湧水がある。「ふきだし公園」は後方羊蹄山腹から湧出する清澄な水を利用してつくられた自然公園。  噴出し湧水は、後方羊蹄山に降った雨や雪が数十年の歳月をかけて地下に浸透し、京極のこの地に...

安田侃彫刻美術館アルテピアッツァ美唄の写真

写真提供:安田侃彫刻美術館アルテピアッツァ美唄

安田侃彫刻美術館アルテピアッツァ美唄 ( 北海道 美唄市 )

安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄は、札幌から北東へおよそ60km、石狩平野のほぼ中心の美唄市にある野外彫刻公園。JR函館本線美唄駅からバスで19分。「アルテピアッツァ」はイタリア語で「芸術広場」。  かつての炭鉱都市であった美唄市に、閉校した小学校校舎や体育館を改修し、姿をほぼそのままに残し、美唄出身の世界的彫刻家・安...

石狩川の写真

石狩川 ( 北海道 滝川市 / 北海道 石狩市 )

大雪山系の石狩岳に水源をもつ石狩川は層雲峡をつくり、上川盆地・空知平野・石狩平野を流れる。途中、忠別川・雨竜川・空知川・幾春別川・夕張川・千歳川・豊平川などを併せ、石狩市で日本海に注ぐ。日本で3番目に長い川約268kmで、流域面積は約14,330km2全国2位の大河である。  石狩川の語源は、アイヌ語のイシカラ・ペツ「非...

雨竜沼湿原の写真

写真提供:中村稜太

雨竜沼湿原 ( 北海道 雨竜町 )

暑寒別連峰に囲まれた、標高850mの高原にあるスケールの大きな高層湿原*。東西約2km南北約1kmにわたる湿原には、大小100を超す池塘(ちとう)が点在し、その池塘には浮島*が浮遊して約150種類の湿原性植物がみられる。  雨竜町市街から道道432号線を西側に26km、車で45分のところに登山口の南暑寒荘がある。その後、徒歩で標高差300m、3....

北竜町ひまわりの里の写真

写真提供:北竜町

北竜町ひまわりの里 ( 北海道 北竜町 )

北竜町は旭川市の西側、国道12号と道道57号で約46kmの距離にあり、暑寒別岳を主峰とする増毛山脈と、その支脈が町内を走り、全面積の70%が山林となっている。北竜町ひまわり里は町の中心部から北側に1.6kmにあり、面積23万2、約200万本のひまわりが8月上旬に咲く。毎年7月下旬から8月下旬に「ひまわりまつり」が開催され、ひまわ...

上野ファームの写真

写真提供:上野ファーム

上野ファーム ( 北海道 旭川市 )

北国ならではの開花期や鮮やかな花の色など、北国の気候風土で育つ植物がつくりだす庭を「北海道ガーデン」ととらえ、四季折々に開花する宿根草を中心に整備された庭。代表的な「マザーズガーデン」「ミラーボーダー」をはじめ、「白樺の小道」「ロングボーダー」「サークルボーダー」「木の声が聞こえる庭」「射的山」など、計算されたコン...

旭川市旭山動物園の写真

写真提供:旭川市旭山動物園

旭川市旭山動物園 ( 北海道 旭川市 )

旭川駅の東側約11km、桜と紅葉で有名な旭山公園の丘陵に位置し、敷地面積約15.2万2、飼育動物点数101種/639点(2023年10月現在)の動物園。  1967(昭和42)年に日本最北の動物園として開園し、物珍しさもあり人気となったが施設の老朽化とともに徐々に入園者が減少し閉園の危機もあった。しかし理想の動物園を作る夢を貫き、19...

原始ヶ原の写真

原始ヶ原 ( 北海道 富良野市 )

十勝岳連峰の最南に位置する富良野岳の南側斜面の標高1000~1300m地点に広がる中・高層湿原。総面積は1.15km2にも及ぶ。富良野岳山頂を目指す富良野市側からの入口となる原始ヶ原登山口から登山ルートを歩くとここを通過することになる。まさに手付かずの自然という場所で、その名の通り原始的な風景が広がっており、木道をはじめ...

芦別岳の写真

芦別岳 ( 北海道 富良野市 / 北海道 南富良野市 / 北海道 芦別市 )

夕張山地の中心で標高1,727m、山頂部は富良野市と南富良野町の境界にある。富良野市の西端にそびえ、「北海の槍」とか「北海谷川岳」の別称をもつ尖峰の山頂部と数多くの岩稜や岩壁から成る山である。  山名の芦別はアイヌ語の「アシ・ベツ」で灌木の川を意味し、芦別岳から西に流れる芦別川からきていると言われている。  登山道は富良野市...

大雪山の写真

大雪山 ( 北海道 東川町 / 北海道 上川町 / 北海道 美瑛町 )

北海道の大屋根といわれる大雪山は独立峰ではなく、旭岳をはじめとしたお鉢平を囲む外輪山とそれらの南部に続くトムラウシ山までの東西約15km、南北約10kmにわたる火山群の総称であり、表大雪とも呼ばれ、大雪山国立公園の北部に位置する。  大雪山は約100万~3万年前にかけて複数の火山活動により形成され、中でも約3万4千年前の大規模な...

十勝岳連峰の写真

写真提供:環境省

十勝岳連峰 ( 北海道 美瑛町 / 北海道 上富良野町 / 北海道 富良野市 / 北海道 新得町 )

十勝岳連峰は、富良野盆地の東側に位置する。富良野岳からオプタテシケ山までの約30kmにわたり、火山性の山々が延々と連なる。最高峰の十勝岳を中心に起伏のある稜線が広がり、深く切れ込んだ谷や岸壁が連続している。  富良野側からの主な山は以下の通り。富良野岳(1912m)、上ホロカメットク山(1920m)、十勝岳(2077m)、美瑛岳(2052m)、美...

トムラウシ山の写真

写真提供:環境省

トムラウシ山 ( 北海道 新得町 / 北海道 美瑛町 )

十勝川の源流トムラウシ川の水源の山で標高2,141m。表大雪と十勝岳連峰の中間に位置し、独立峰ではないものの、他の山々の主峰から遠くひと際高く目立つ存在である。  トムラウシの語源はアイヌ語で「緑の藻の一種が群生するところ」からという説や、温泉鉱物の湧く沢の「水垢の多いところ」からという説など、諸説ある。  登山道は表大...

沼ノ平の写真

写真提供:環境省

沼ノ平 ( 北海道 上川町 / 北海道 東川町 )

沼ノ平は、旭岳北西の標高1400mに位置する高層湿原である。愛山渓温泉登山口から約90分で高層湿原の入口に至る。 湿原には大小多くの池塘*が広がり、タチギボウシやワタスゲなどの花が咲く。湿原からさらに90分ほど登ると、当麻乗越(とうまのっこし)に至る。当麻乗越から見下ろす大小様々な池塘群は「神遊びの庭」と呼ばれる。

沼ノ原の写真

写真提供:環境省

沼ノ原 ( 北海道 上川町 / 北海道 新得町 )

北海道中央部にある大雪山系、その中央部に位置する。標高1,420m~1,460mの溶岩台地上に発達した高層湿原*で、南北約1.2km、東西約1kmの広さをもつ。別名「大雪山の奥庭」とも呼ばれ、国の天然記念物にも指定されている。  旭川紋別自動車道上川層雲峡Icから約50kmでクチャンベツ沼ノ原登山口に到着。登山口から沼ノ原湿原までは、標準的...

朱鞠内湖の写真

朱鞠内湖 ( 北海道 幌加内町 )

1943(昭和18)年の雨竜第一ダムの完成によって生まれた日本最大級の湛水面積(広さ23.73km2)をもつ人造湖。周囲の山々の地形によって、リアス式海岸のような入り組んだ湖岸となっており、大小の13の島々が浮かぶ様子や、周囲の原生的な森林によって、自然湖を思わせる景観である。内陸に位置し、標高は高く(湖面標高282m)、盆...

層雲峡の写真

層雲峡 ( 北海道 上川町 )

大雪湖から上川町中心街に向かって流れる石狩川上流域に形成された延長20数kmに及ぶ大峡谷である。両岸には高さ約200mの溶結凝灰岩による柱状節理がみられる。この大峭壁には、雪渓からの流れが多くの滝となって落ち、周囲の原生林とともに雄々しい景観をみせている。なかでも代表的なのは、流星の滝と銀河の滝。流星の滝は落差90mあり、雄滝...

天塩川の写真

天塩川 ( 北海道 音威子府村 / 北海道 天塩町 )

北見山地の天塩岳(標高1558m)を水源とし、北へ向かって流れ、天塩町で日本海に注ぐ川である。本流の長さは256kmあり、北海道内では石狩川に続き2番目に長く、日本国内でも4番目の長さとなる長流河川である。アイヌ語の「テッシ(簗・やな:魚を獲る仕掛け)・オ(多い)・ペッ(川)」が語源であり、岩が簗(やな)のような形で川を横断し...

天人峡の写真

天人峡 ( 北海道 東川町 )

大雪山国立公園の南東山麓、忠別岳から流れ出る忠別川の上流に位置する。約3万年前に起きた巨大噴火による火砕流がもとになり、長い年月をかけて形成された柱状節理が天人峡のシンボルとなっている。特徴的な岩には名前が付けられ、巨大な一枚岩から清水が流れる姿がまるで泣いているように見える「涙岩」や、柱状節理が7本等間隔で並んだ様...

美瑛の丘の農村風景の写真

美瑛の丘の農村風景 ( 北海道 美瑛町 )

大雪山十勝岳連峰のすそ野に位置する、南方の富良野盆地と北側の上川盆地を分ける丘陵地帯の風景。十勝岳の噴火に伴い押し寄せた溶岩や、降り積もった火山灰により形成された傾斜地が小さな河川によって浸食されてできた地形で、美瑛川などの河川がつくる幅の広い谷床には水田が開けているのに対し、大きくうねる幾重にも連なった丘は馬鈴薯...

富良野エリアのラベンダーの写真

写真提供:中富良野町

富良野エリアのラベンダー ( 北海道 中富良野町 )

ラベンダーは地中海沿岸地方原産のシソ科の高さ約60cmになる小低木。蒸留して得る油を香料などに利用する。かつては特用農作物として道内では広い面積で栽培されていたが、今は観光や観賞用・ラベンダー製品原材料として、主に富良野地方で栽培されている。富良野エリアには多くのラベンダー園があり、観賞用のラベンダー栽培とともに、観光...

層雲峡温泉の写真

層雲峡温泉 ( 北海道 上川町 )

上川町の層雲峡地区のほぼ中間地点にあり、十数軒のホテル・旅館・民宿・ぺンション、共同浴場などによる温泉街を形成している。安政年間(1854~60年)の発見といわれ、この地域ではもっとも古くに開けた温泉。近代的な温泉地としての利用は1950年代になってから。温泉街には、ホテルや旅館の他にも、足湯、層雲峡博物館や層雲峡ビジターセ...

白金 青い池の写真

白金 青い池 ( 北海道 美瑛町 )

JR富良野線美瑛駅から十勝岳に向かって南東に17kmほどのところにある。さらに3.5kmほど十勝岳の山懐に入れば白金温泉がある。  水面が鮮やかな青い色*1をみせている青い池は、1988(昭和63)年に噴火した十勝岳の火山泥流対策のため建設された美瑛川畔の堰堤。水面が青く見える理由は、美瑛川の上流において、十勝岳から流れ出る硫黄沢川や...

暑寒別岳の写真

写真提供:増毛町

暑寒別岳 ( 北海道 増毛町 / 北海道 雨竜町 )

暑寒別岳は札幌市北部、日本海に面した増毛山地の最高峰で標高1,492m。日本海に直面しているため積雪量も多く、春になっても白く輝く山である。  山頂からは西側の日本海や東側の雨竜沼湿原も望め、天気の良い日には大雪山や積丹なども間近である。  登山ルートは様々な方向から延びているが、一般的なルートは、増毛市街地からの2つのル...

宗谷岬の写真

宗谷岬 ( 北海道 稚内市 )

宗谷丘陵の先端部に位置する。丘陵の裾にあたる海沿いに、駐車場や商業施設が整備されており、岬の突端には「日本最北端の地の碑」が北緯45度31分22秒の位置に置かれている。すぐそばには間宮林蔵*の像が海峡に向かって立っている。  この後背地に当たる丘陵部は、宗谷岬公園として整備されており、宗谷岬展望台、宗谷岬灯台、旧海軍望楼...

稚内港北防波堤ドームの写真

稚内港北防波堤ドーム ( 北海道 稚内市 )

稚内港北埠頭が旧樺太航路(稚泊(ちはく)航路:稚内-大泊、稚斗(ちと)航路:稚内-本斗(ほんと))の発着場として使われていたとき、ここに通じる道路や鉄道に波の飛沫がかかるのを防ぐ目的で、1931(昭和6)年から1936(昭和11)年にかけ建設された高さ13.6m、全長427mの防波堤。防波堤に沿って造られた70本の柱列とドーム型の屋根が...

利尻山の写真

利尻山 ( 北海道 利尻富士町 )

利尻島は直径約19km、周囲約60kmのほぼ円形の島であり、島全体が利尻山で構成されているため、まさに海上に浮かぶ山。隣の礼文島が平坦であるのに対し、円錐形の美しい山からなる島と対照的である。  利尻山は海抜1,721mの火山であるが、活動が早く終わっているため火口跡などは明らかでない。夏期以外は完全に雪と氷の山で、まったく人を...

サロベツ原野の写真

サロベツ原野 ( 北海道 豊富町 / 北海道 幌延町 )

サロベツ原野は、北海道北部の日本海側に位置する、東西約5~8km、南北約27km、面積67km2を誇り、その一部は日本最大といわれる高層湿原である。多種多様な湿原植物と水生植物の宝庫であり、湿原内の湖沼は渡り鳥の中継地であることから、2005(平成17)年にラムサール条約湿地として登録された。  サロベツ原野の観光拠点は、...

クッチャロ湖の写真

写真提供:浜頓別町

クッチャロ湖 ( 北海道 浜頓別町 )

浜頓別町市街の西方に位置する。かつて陸地に浸入した海の湾口部に、砂州や砂嘴などがつくられ、閉ざされてできた海跡湖。周囲は30kmで、大沼(長径5.5km)と小沼(長径3km)の2つの沼が細い水路によって繋がり、変形した瓢箪型をしている。平均水深1.5mと浅く、標高が低いため、満潮時になると約3km離れたオホーツク海の海水が流れ込む汽水...

礼文島の高山植物群落の写真

礼文島の高山植物群落 ( 北海道 礼文町 )

北海道の北端、稚内市の西方60kmの日本海に位置する最北の離島である礼文島には、レブンアツモリソウ、レブンウエスユキソウやレブンコザクラなど、この島にしか見ることのできない固有種の他、さまざまな高山植物が生育しており、「花の浮島」とも呼ばれている。南北に細長く標高200~300mほどの丘陵性の起伏の続く島のいたるところには、本...

網走湖の写真

写真提供:(一社)網走市観光協会

網走湖 ( 北海道 網走市 / 北海道 大空町 )

網走市の南西部から女満別町にかけたところに位置する周囲約39kmの汽水湖。かつては海の一部だったものが、海水面の変動や漂砂などによってできた海跡湖である。網走川によってオホーツク海と結ばれ、潮の干満により流入した海水は湖の地形と比重の違いによって湖の底に沈み、上層の淡水層と下層の塩水層とは混じり合うことのない二層構造を...

能取岬の写真

能取岬 ( 北海道 網走市 )

網走市内の北側に位置する、ゆるやかな弧を描く海岸線がオホーツク海に突きでた岬。砂浜が続くオホーツク沿岸にあって、知床半島、神威岬と並び、およそ40~60mの高さの断崖絶壁がせりだした地形である。アイヌ語の「ノッ・ホロ(岬・の所)」に由来している。断崖の上は比較的平坦で、先端には1917年建築の白と黒に塗りわけられた灯台が立つ...

能取湖畔のアッケシソウの写真

能取湖畔のアッケシソウ ( 北海道 網走市 )

能取湖は網走市内の北部にあり、東・西岸は丘陵部、北岸は西から砂州が延びてオホーツク海に口を開く潟湖である。アッケシソウは、ヨーロッパ、アジア、北アメリカなどの寒帯地域に広範囲に分布するアカザ科の一年草で、春5月頃に発芽し、高さは10~20cmほどに成長する。夏は緑色をしているが、秋になると徐々に紅色になる。塩分を含んだ湿...

オホーツク海沿岸の流氷の写真

写真提供:(一社)網走市観光協会

オホーツク海沿岸の流氷 ( 北海道 紋別市 / 北海道 網走市 )

流氷はオホーツク海沿岸の海一面を覆いつくす氷の塊で、紋別、網走、知床でみられる。海水が凍ってできる氷は「海氷(かいひょう)」といい、海氷として動く氷を「流氷」と呼ぶ。海水は真水に比べ凍りにくく、約-1.8℃で結氷する。  11月下旬アムール川河口付近で生まれた流氷*は、サハリン北方の海岸に凍りつき動かなくなり、もっと北の...

博物館網走監獄の写真

写真提供:博物館 網走監獄

博物館網走監獄 ( 北海道 網走市 )

網走湖の東北岸、天都山麓にある1912(明治45・大正元)年に建てられた網走監獄(現網走刑務所)の旧建造物を保存公開する野外歴史博物館。舎房及び中央見張所(重要文化財)、庁舎(重要文化財)、二見ヶ岡刑務所(重要文化財)、教誨堂(重要文化財)、煉瓦造り(登録有形文化財)、網走刑務所裏門(登録有形文化財)、哨舎(登録有形文化...

斜里岳の写真

写真提供:きよさと観光協会

斜里岳 ( 北海道 斜里町 / 北海道 清里町 )

知床半島の付け根の清里町と斜里町の境界にあり、緩やかな円錐形の火山で標高1,547m。頂上からは国後島や阿寒の山々を望む。斜里の語源はアイヌ語の「サルン・ペッ」で葦原にある川の意。  登山道は北側の斜里コースと一般向きの西側の清里コースがある。裾野の広いピラミッド型が印象的。

羅臼岳の写真

羅臼岳 ( 北海道 羅臼町 / 北海道 斜里町 )

知床半島の中間部、羅臼町と斜里町の境界線上にある標高1,661mの山。特徴のあるドーム状の形状で、岩場あり雪渓ありと変化に富んでいる。高山植物*も豊富で、約200種にものぼる。  羅臼岳から硫黄山、知床岳への連山が知床半島に連なる。  羅臼の山の名*は「鹿や熊を捕獲、解体した後で臓腑や骨を葬った場所」という意味。  登山ルー...

知床五湖の写真

写真提供:知床斜里町観光協会

知床五湖 ( 北海道 斜里町 )

知床山系の山裾に広がる原生林の中に点在する大小5つの火山性堰止湖。それぞれ一湖、二湖と番号で呼ばれ、一番大きいのが二湖、小さいのが五湖である。流入、流出する川はなく、五湖の水は湖底の岩を伝い、知床半島の断崖(五湖の断崖)にしみ出している。五湖全てを周る大ループと呼ばれる地上遊歩道は1周3kmで、コースタイムは約1時間30分...

サロマ湖の写真

サロマ湖 ( 北海道 佐呂間町 / 北海道 湧別町 )

オホーツク海岸の北見市、佐呂間町、湧別町の3つの市町にまたがる周囲約90km 、面積約152km2を誇る北海道内では最も大きな湖である。日本全体では、琵琶湖、霞ヶ浦に次いで第3番目。もとはオホーツク海に接する湾状の地形だったが、湾口に堆積した砂が海と湖を隔てる砂州となり、現在のような湖になった。20km以上の細長い砂州で...

オシンコシンの滝の写真

オシンコシンの滝 ( 北海道 斜里町 )

斜里町の中心から国道334を知床半島に向かって進み、ウトロの玄関口にあたる場所に位置する。チャラッセナイ川の河口付近にある滝で、滝幅は30m、落差は50m。アイヌ語で「川下にエゾマツが群生するところ」を意味する「オ・シュンク・ウシ」が名前の由来。途中から流れが2つに分かれていることから「双美の滝」とも呼ばれている。駐車場とト...

カムイワッカ湯の滝の写真

写真提供:斜里町

カムイワッカ湯の滝 ( 北海道 斜里町 )

ウトロ中心街から陸路で25kmほど知床半島の中に入った場所に位置する。硫黄山を源流とするカムイワッカ川の中流域に相当し、活火山である知床硫黄山の中腹から涌き出る温泉が川に流れ込み、川全体が流れる温泉のようになっている。ところどころに滝状に水が落下する箇所があり、それぞれの滝壺は天然の露天風呂である。「カムイワッカ」とは...

知床半島の海岸の写真

知床半島の海岸 ( 北海道 斜里町 / 北海道 羅臼町 )

知床半島は北海道の東北端から北北東に突き出た半島で、長さ約65km、幅は基部で約25km。北側(ウトロ側)はオホーツク海に面し、南側(羅臼側)は根室海峡をはさんで国後島に相対している。知床半島はアイヌ語では「地の涯て」を意味する「シリエトク」と呼ばれている。海岸線は切り立った崖であり、ウトロ側はおよそ20~30mの海岸段丘となっ...

小清水原生花園の写真

小清水原生花園 ( 北海道 小清水町 )

JR釧網本線の浜小清水駅から北浜駅の間に広がる、オホーツク海と濤沸湖に挟まれた約8km、約2.75km2の細長い砂丘に形成された原生花園。国道244号を挟んで濤沸湖側の湿原にはアヤメが群生し、海側の砂丘にはハマナス・エゾキスゲ・エゾスカシユリなどが密生する。4月末から9月いっぱいにかけて、200種類にも及ぶ植物を見ることがで...

知床のオジロワシ・オオワシの写真

写真提供:羅臼町役場 産業創生課

知床のオジロワシ・オオワシ ( 北海道 斜里町 / 北海道 羅臼町 )

オオワシは、日本で一番大きなワシといわれ、全長は約90~100cm、羽を広げた大きさは220~250cmである。全身は黒や黒褐色で、頭頂から頸部には白い斑紋があり、尾羽は白い。夏季はロシア東部で繁殖し、冬季になると越冬のためオホーツク海沿岸部にやってくる。オジロワシは全長が約70~100cm。翼開張は180~240cmと、オオワシより一回り小さ...

濤沸湖畔の原生花園の写真

濤沸湖畔の原生花園 ( 北海道 小清水町 )

濤沸湖は、網走市と小清水町にまたがる汽水湖である。オホーツク海に面した遠浅の湾が、潮の満ち引きによって作られた砂嘴によって塞がれた潟湖の一種で、周囲27.3km、総面積9km2。アイヌ語で沼の口を意味する「トープッ(to-put)」を語源とし、かつてはアイヌ語の別名で「チカプントー(鳥がいつもいる沼)」とも呼ばれてたように...

芝ざくら滝上公園の写真

写真提供:滝上町

芝ざくら滝上公園 ( 北海道 滝上町 )

芝ざくら滝上公園は滝上町の小高い丘を中心にした公園。1954(昭和29)年の洞爺丸台風の被害により公園内の桜の木が壊滅状態になった。これを受けて当時の公園管理者が1957(昭和32)年にお寺の境内に咲いていたシバザクラをミカン箱一つ分譲り受け、公園に植えたのが芝ざくら公園の発端である。1959(昭和34)年に、管理者の友人が町長にな...

樽前山の写真

樽前山 ( 北海道 苫小牧市 )

樽前山は北海道道央地方にある支笏湖の南側、苫小牧市の北西部に位置する三重式活火山で、標高は最高点の樽前ドームで1,041m。  江戸時代には大噴火を起こし、苫小牧から千歳市周辺に大量の火山灰と軽石を堆積させた。特に1909(明治42)年の爆発で頂上火口内に溶岩円頂丘*を生成したことで、その姿は一度目にしたら忘れられない独特の姿...

ウトナイ湖の渡り鳥の写真

写真提供:公益財団法人日本野鳥の会 ウトナイ湖サンクチュアリネイチャセンター

ウトナイ湖の渡り鳥 ( 北海道 苫小牧市 )

苫小牧市東部の勇払原野の中にある湖で周囲9km、面積275万m2、平均水深0.6mの淡水湖。美々川、勇払川、オタルマップなどの川がそそぎ、広大な原野湿原の中にある湖沼。川が流れ込むことによって栄養分が豊富となる。これまでに約270種の鳥類の生息が確認されており、毎年9月中旬から12月下旬と、2月下旬から4月上旬にかけてマガン...

登別温泉の写真

登別温泉 ( 北海道 登別市 )

登別駅の北8km、標高200mの原生林に囲まれた温泉。多種に及ぶ多彩な泉質と豊富な湯量で、北海道を代表する温泉地のひとつであり海外でも知名度が高い。温泉街の入り口に位置する道南バス登別温泉ターミナルから地獄谷の入口にかけて、旅館、みやげ物店、飲食店が多数並んで賑わいを見せている。また周囲には、大湯沼、四方嶺、倶多楽湖と探勝...

有珠山の写真

有珠山 ( 北海道 壮瞥町 / 北海道 洞爺湖町 / 北海道 伊達市 )

洞爺湖から内浦湾に至る地域での活火山の王者であり標高は733m。山頂部は成層火山*の上部が陥落して、直径1.8kmのカルデラ*となり、そのなかには3個の溶岩ドーム(大有珠、小有珠、有珠新山)に加え多数の潜在ドーム*を持っている  有珠山は、1663年以降、明らかになっているだけで9回、20世紀だけでも4回(1910(明治43)年、1944~194...

昭和新山の写真

昭和新山 ( 北海道 壮瞥町 )

洞爺湖の南、有珠山の東麓にあり、標高は395m。茶褐色の岩肌から白煙を噴出し、どこから見てもすぐわかる独特な山容をもっている。  1943(昭和18)年12月28日の夕刻、突然地震があり、地割れとともに麦畑や松林が隆起、数百回の爆発が繰り返された。それから約2年間、噴煙・降灰・泥雨・雷電を伴う数回の爆発によって、畑地は約300mも押し...

洞爺湖の写真

写真提供:洞爺湖町 経済部観光振興課

洞爺湖 ( 北海道 洞爺湖町 / 北海道 壮瞥町 )

北海道の南西部に位置する支笏洞爺国立公園のほぼ中心にあり、面積約70km2、約11万年前の巨大噴火によって形成されたカルデラ湖。カルデラ湖では日本で3番目に大きい円形の湖である。湖の中央部には溶岩円頂丘*の中島(大島、観音島、弁天島、饅頭島)が浮かび、いずれもミズナラ、イタヤカエデなどの広葉樹林で覆われており、中...

倶多楽湖の写真

写真提供:一般社団法人白老観光協会

倶多楽湖 ( 北海道 白老町 )

登別温泉街の東3.5kmにあり、大湯沼を経て湖岸に通じている。俱多楽火山の噴火により形成されたカルデラ湖であるという説が有力という。湖の面積は4.7km2、水深148m、周囲約8kmのほぼ「まる」の形をしており、肢節量(1.01*)はカルデラ湖において全国1位である。  また、透明度(22.0m*)は摩周湖に次いで全国第2位、水質(c...

幌尻岳の写真

写真提供:平取町役場 観光商工課

幌尻岳 ( 北海道 新冠町 / 北海道 平取町 )

幌尻岳は、日高山脈の最高峰で、標高2,052mの奥深い健脚向きの山。夏には一面高山植物のお花畑となるカール*状大地や豊富な動植物群、山頂からは幾重にもなる日高山脈の山並みが一望できるなど、魅力あふれる山として人気がある。  登山口は額平川コース(平取町)、新冠コース(新冠町)、チロロ林道コース(日高町)があるが、いずれも...

襟裳岬の写真

写真提供:えりも町役場 産業振興課

襟裳岬 ( 北海道 えりも町 )

造山運動によって形成された南北150kmにわたって2,000m級の山々が鯨の背骨のように連なる日高山脈が、太平洋に落ち込むところが襟裳岬である。この岩礁地帯は襟裳岬展望台*から沖合2kmかけて海へと沈み、海面下でも6km先まで続いている。日高山脈がそのまま太平洋に沈みこんでいることを表している。常に風が強く、ここには高い樹木は見られ...

二十間道路の桜並木の写真

二十間道路の桜並木 ( 北海道 新ひだか町 )

峰々が連なる日高山脈を背に、太平洋を望む道内では比較的温暖な新ひだか町(日高町の南東に位置する)内を流れる静内川右岸沿いの道道より一本外側の道路の両側に、直接7kmにわたり咲き誇る桜並木である。1872年、北海道開拓使長官黒田清隆により北海道産馬の改良を目的として日高管内の静内・新冠・沙流の三郡に及ぶ約7万haの広大な用地に創...

アポイ岳高山植物群落の写真

アポイ岳高山植物群落 ( 北海道 様似町 )

アポイ岳(810m)は標高が低いにもかかわらず、山腹には約80種の高山植物が生息し、5月初旬から10月頃までの間に入れ替わりに花が咲く。北海道の他の山では通常なら標高1,000m以上でしか見られない高山植物がアポイ岳では約350mの5合目付近から姿を見せ始める。また、このうちの固有な植物は20種近くに及び、これほど固有な植物が集中する地...

日高の競走馬牧場群の写真

写真提供:日高町

日高の競走馬牧場群 ( 北海道 日高町 )

日高地方はサラブレッド(競走馬)の生産地として名高く「優駿*のふるさと」とも呼ばれている。この地方には競走馬の牧場が約1,100戸、約20,000頭の馬がおり、日本の競走馬の8割を占めるというデータもある。北海道のなかでは気候が温暖であり、雪も少ないため昔から馬が育てられてきたということが大きな理由の一つである。  歴史を振り...

日高のコンブ干しの写真

日高のコンブ干し ( 北海道 新ひだか町 )

浦河町からえりも町にかけた海岸沿いでは、白い砂利を敷き詰めた「干場」が点在し、漁獲されたコンブが天日干しのために並べられる。天然コンブの好漁場として知られるこのエリアでは、7月上旬から一斉にコンブ漁がスタートし、9月下旬、遅いときで10月中旬まで続く。この季節には前浜から数十メートル先の岩礁地帯が漁場となり、漁師たちは「...

ばんえい競馬の写真

写真提供:ばんえい十勝

ばんえい競馬 ( 北海道 帯広市 )

世界で唯一、帯広競馬場で開催されている「ばんえい競馬」。古くから農耕馬として人々を支えてきた体重約800~1200kg前後のばん馬が、重量物を積載した鉄製のそりを曳き、2か所の障害(台形上の小山)が設置された直線200mのコースを走る競馬だ。障害を越えることが勝敗を分けるため、コースを一目散に走りきるのではなく、途中で止まり息を...

然別火山群の写真

写真提供:鹿追町役場ジオパーク推進課

然別火山群 ( 北海道 士幌町 / 北海道 上士幌町 / 北海道 鹿追町 )

大雪山国立公園南東部、然別湖を囲む南・北ペトウトル山、東・西ヌプカウシヌプリ、天望山、白雲山などの約30-1万年前に活動を繰り返した火山群。  主峰は然別湖の北西に位置する北ペトウトル山で標高1,421m。南ペトウトル山は然別湖の西にあり標高1,348m。然別湖の南に位置する山は、西から西ヌプカウシヌプリ1,251m、東ヌプカウシヌプリ1...

オンネトーの写真

オンネトー ( 北海道 足寄町 )

阿寒湖温泉の南西部、国道240号線経由で約20km、エゾマツ・トドマツを主体とした亜寒帯性の針広混交林原生林に包まれた神秘的な湖。湖の周囲長は約2.5km、湖沼面積0.23km2、最大水深は約10m。阿寒湖からの道の途中には雌阿寒温泉があり、また赤褐色の水をたたえる錦沼もある。  アイヌ語で「老いた沼・大きい沼」の意の火山堰止湖...

然別湖の写真

然別湖 ( 北海道 鹿追町 / 北海道 上士幌町 )

大雪山国立公園の南東隅に位置する約3万年前の噴火で川がせき止められて出来た堰止湖。周囲は約13km、標高810mの高所にあり、最深部は約100mの大雪山国立公園唯一の自然湖である。火山の噴火により湖岸の出入は複雑で、北からヤンベツ川が流入し、南西からトウマベツ川が流出する。複雑な湖岸線に9つの湾を形成し、湖北には弁天島がある。 湖...

旧国鉄士幌線アーチ橋梁群の写真

旧国鉄士幌線アーチ橋梁群 ( 北海道 上士幌町 )

上士幌町の市街地から糠平、十勝三股の山岳森林地帯を南北に貫く国道273号に並行して所々に見かける、かつての国鉄士幌線で使われたコンクリート造りのアーチ橋梁群。1987(昭和62)年に鉄路が廃止になり、現在は東大雪の開拓の歴史を伝える近代産業遺産として残されている。  このうちタウシュベツ川橋梁(通称めがね橋)は、ダム(糠平湖...

十勝川温泉の写真

写真提供:音更町十勝川温泉観光協会

十勝川温泉 ( 北海道 音更町 )

帯広市の郊外、十勝川のほとりにある温泉街。日本でも珍しいモールの湯が湧出している。「モール」とは、亜炭などをさすドイツ語に由来した語。自生していた葦などの植物が長い時間をかけて堆積し、できあがった亜炭層を通って湧き出るため、植物性の有機物を多く含むことが特徴である。帯広市街などの十勝平野中心部の地下1,000mより深い所...

ニペソツ山の写真

写真提供:上士幌町観光協会

ニペソツ山 ( 北海道 新得町 / 北海道 上士幌町 )

東大雪の糠平湖北西に位置し、石狩連峰の最高峰標高2,013mの急峻な山容を持つ独立峰。溶岩の積み重なった岩場にエゾナキウサギ*が生息し、時折岩の隙間から姿を現すことがある。  2016年の台風被害により杉沢コースに至る林道が消失したため、現在は幌加温泉コースの登山道のみ利用可能となっている。  語源はアイヌ語の「ニペシ・オツ...

北海道バルーンフェスティバルの写真

写真提供:上士幌町観光協会

北海道バルーンフェスティバル ( 北海道 上士幌町 )

上士幌町市街地から西に2kmの「上士幌町航空公園」で開催される。 1960(昭和35)年にアメリカで初めて飛んだ熱気球が、日本で飛んだのは1969(昭和44)年である。1973(昭和48)年に日本気球連盟の前身である日本熱気球連盟が発足した。1974(昭和49)年に、日本初の熱気球大会である「上士幌熱気球フェスティバル」が上士幌町で開かれた。...

雌阿寒岳の写真

雌阿寒岳 ( 北海道 釧路市 / 北海道 足寄町 )

釧路市阿寒湖の南西部に位置し、標高1,499mの活火山。阿寒カルデラが陥没した反動でカルデラ壁上に噴出した火山である。頂上付近は多くの小火山や火口が集まり複雑な形状をしている。  山麓付近はエゾマツなどの原生林、7合目以上には高山植物が見られる。  登山道は3か所あるが、西側の雌阿寒温泉とオンネトー湖畔からが一般的である。

雄阿寒岳の写真

雄阿寒岳 ( 北海道 阿寒町 )

釧路市阿寒湖の東に位置し、標高1,370mの円錐形をした山である。阿寒湖南西部の雌阿寒岳に対して、その山容のするどさから雄阿寒岳と呼ばれ、アイヌ語ではピンネシリ(=雄山)という。  阿寒カルデラ*陥没の反動により、カルデラ中心部に噴出した中央火口丘が山頂であり、輝石安山岩・橄欖(かんらん)石*などの溶岩流で構成されている...

釧路湿原の写真

釧路湿原 ( 北海道 釧路市 / 北海道 標茶町 / 北海道 釧路町 / 北海道 鶴居村 )

屈斜路湖を水源とする釧路川の下流域に広がる低層湿原*1。釧路市など1市2町1村にまたがる総面積約200km2 *2の日本最大の湿原である。1980(昭和55)年にラムサール条約登録湿地となり、1987(昭和62)年に28番目の国立公園に指定された。  湿原の成因としては、この地は約1万年前から6千年前までの間、気温の上昇に伴い海進(...

阿寒湖の写真

阿寒湖 ( 北海道 釧路市 )

JR根室本線釧路駅から北へ約65km、雄阿寒岳(標高1370m)、雌阿寒岳(標高1499m)などの山並みの懐に抱かれ横たわる、やや菱形をした湖。湖岸の出入りは複雑で、北方からイベシベツ川、西方から尻駒別川といった数多くの河川が流入し、東南から阿寒川となって流れ出る。湖にはオンネモシリ(大島)・ポンモシリ(小島)・ヤタイモシリ・チュ...

ペンケトー・パンケトーの写真

ペンケトー・パンケトー ( 北海道 釧路市 )

阿寒湖温泉街の北東、直線距離で7~8kmに位置する二つの湖。ペンケトーは面積0.3km2、周囲長3.9km、透明度は15.9mで全国5位、下流のパンケトーは面積2.83km2、周囲長12.4km、透明度は11.3mで全国8位の透明度を誇る。  数十万~15万年前の火山活動によってできた長径24km、短径13kmという広大な阿寒湖カルデラのなか...

釧路のタンチョウの写真

釧路のタンチョウ ( 北海道 釧路市 / 北海道 鶴居村 )

丹頂鶴とよく言われているが、正式にはタンチョウ。国内では北海道東部の湿原を中心に分布しているが、越冬期はほとんどが釧路地域に集中している。全長140cm、翼開長240cmに達する日本最大級の鳥類。  江戸時代までは北海道の湿地にはよく見られたタンチョウ。明治時代に本州から開拓民が入ってくると、湿地は農地に変わり、また、狩猟規...

阿寒湖のマリモの写真

写真提供:釧路市教育委員会

阿寒湖のマリモ ( 北海道 釧路市 )

緑藻類、淡水産アオミソウ科の一種で、世界の寒冷地の湖に産する。マリモは濃緑色の細い藻が中心から放射状に生えビロード状の球状をなすが、球状にならず糸状体の細い藻のみが、ばらばらに生長した房状のものも多い。球形のマリモの大きさは豆粒大から6~8cmほどが平均的であるが、阿寒湖では30cmを超えるものもみられる。  日本におい...

アイヌ古式舞踊(阿寒湖アイヌシアターイコㇿ)の写真

写真提供:阿寒アイヌ工芸協同組合

アイヌ古式舞踊(阿寒湖アイヌシアターイコㇿ) ( 北海道 釧路市 )

北海道一円に居住しているアイヌの人々*1によって伝承されている歌舞。アイヌ独自の信仰に根ざし、信仰と芸能と生活が密接不離に結びついているところに特色がある。  熊送り・梟祭り・菱の実(ベカンベ)祭り・柳葉魚(シシャモ)祭りなどのアイヌの主要な祭りに踊られる儀式舞踊のほか、家庭における各種行事の祝宴、作業歌舞、娯楽舞踊...

釧路市丹頂鶴自然公園の写真

写真提供:一般財団法人 釧路市公園緑化協会

釧路市丹頂鶴自然公園 ( 北海道 釧路市 )

釧路空港の北約3kmに位置し、絶滅の危機にあるタンチョウ*の保護育成の目的で作られた公園。敷地面積約10万m2。金網をめぐらした南北150m、東西480mの湿地に常時10数羽のタンチョウが放し飼いになっており一年中観察できる。  その始まりは1935(昭和10)年に地元の人々による「釧路国丹頂鶴保護会」が結成されたところからス...

釧路の炉端焼きの写真

写真提供:釧路観光コンベンション協会

釧路の炉端焼き ( 北海道 釧路市 )

釧路港には、シャケ、サンマ、タラ、シシャモ、毛ガニと、1年を通じて旬の魚介類が水揚げされている。それら魚介類が、釧路最大の和商市場の店頭にところ狭しと並べられる。こうした新鮮な魚介類を味わうことができるのが炉端焼きである。肉類や魚介類は、炭火の遠赤外線で焼くと、うま味が増す。この炭火焼きを取り入れたのが、釧路発祥の炉...

釧路和商市場の勝手丼の写真

写真提供:釧路和商協同組合

釧路和商市場の勝手丼 ( 北海道 釧路市 )

JR根室本線釧路駅から旭橋通りを西へ200mほどのところに「釧路和商市場」*1がある。釧路は日本有数の漁獲量を誇る「釧路港」を有していることから、ここで水揚げされた魚介類が中心に並び、釧路市民の台所として長年親しまれている市場である。魚介類や水産加工物はもちろんのこと、鮭節、さんまジャーキーなどオリジナルな加工品も豊富。カ...

アトサヌプリ火山群の写真

写真提供:一般社団法人摩周湖観光協会

アトサヌプリ火山群 ( 北海道 弟子屈町 )

アトサヌプリは屈斜路カルデラ*の中央部に形成されたアトサヌプリ火山群*中の標高508mの山で、別名硫黄山とも呼ばれている。現在も活発に火山活動が続いている山、独特な景観を生み出している。  この地域は、かつて硫黄の採掘で栄えたものであり、この地に鉄道を敷設させるとともに川湯温泉の発展につなげていったという歴史をもつ。た...

霧多布湿原の写真

写真提供:NPO法人霧多布湿原ナショナルトラスト

霧多布湿原 ( 北海道 浜中町 )

浜中町の榊町から琵琶瀬にかけての湿原*で、霧多布泥炭形成植物群落は、泥炭で形成*された高層湿原で8.03km2(後に0.86km2を追加)が、1922(大正11)年に国の天然記念物に指定された。1993(平成5)年には、ラムサール条約登録湿地となった。湿原の総面積31.68km2は全国で5番目の大きさである。  約30...

別寒辺牛湿原の写真

写真提供:厚岸町観光商工課

別寒辺牛湿原 ( 北海道 厚岸町 / 北海道 標茶町 )

厚岸湖に流れ込む大別川の上流にある湿地。この湿原が知られるようになったのは比較的新しく、1983(昭和58)年に「厚岸観光十景」を選定したときに、選定された湿原に「別寒辺牛」という名称を冠してからである。さらに1993(平成5)年に「厚岸湖・別寒辺牛湿原」がラムサール条約の登録湿地となったことから急速に注目されるようになった。...

摩周湖の写真

写真提供:弟子屈町役場 観光商工課

摩周湖 ( 北海道 弟子屈町 )

釧網本線摩周駅から摩周湖*1第3展望台まで北へ道道52号線経由で約10km、同じく川湯温泉駅から第1展望台まで南東へ約10km。水の出入の見られぬ勾玉状の湖(長径約7km、短径約3km、面積19.6km2)で、湖心にカムイッシュと呼ばれる小島が浮かぶ。湖面標高は352m、最大深度は212mで、現在の透明度*2は20m前後とされる。周囲は150~350m...

屈斜路湖の写真

屈斜路湖 ( 北海道 弟子屈町 )

東西約26km、南北約20kmの阿蘇をしのぐ屈斜路*大カルデラ*の北西部にある淡水の大火口原湖で、阿寒摩周国立公園中最大の湖である。摩周火山の堰き止めによって生じたものと考えられるが、周囲には湖岸段丘が発達し、3回に渡って湖面が低下し、湖盆が傾き動いたことが考えられる。  湖面標高121m、湖面積79.4km2、透明度は20m...

川湯温泉の写真

写真提供:一般社団法人摩周湖観光協会

川湯温泉 ( 北海道 弟子屈町 )

弟子屈町の北部にあり、針葉樹林に囲まれ、アトサヌプリ(硫黄山)の噴煙を仰ぐ温泉。温泉は、摩周湖の伏流水がアトサヌプリで熱せられて自噴しているもの。  この地域は、かつて硫黄の採掘で栄えた。この地に鉄道を敷設させるとともに川湯温泉の発展につなげていったという歴史をもつ。ただし鉄道が開設されたことで硫黄の採掘量が飛躍的...

屈斜路湖畔の温泉の写真

写真提供:一般社団法人摩周湖観光協会

屈斜路湖畔の温泉 ( 北海道 弟子屈町 )

北海道東部弟子屈町にある屈斜路湖の東岸に仁伏(にぶし)温泉、砂湯、池ノ湯、和琴温泉が並ぶ。湖畔沿いに、ホテル・旅館・民宿などのさまざまな宿泊施設があるが、ここでの楽しみは、湖岸のどこを掘っても温泉が湧出する砂湯*、岩の間から自然に温泉が湧きだしていて湖畔に露天風呂がある池ノ湯温泉*、和琴半島の付け根に露天風呂のある...

春国岱(根室)の写真

春国岱(根室) ( 北海道 根室市 )

風蓮湖と根室湾を区切る長さ8km、幅1.3kmの長大な島。第一浜堤、第二浜堤、第三浜堤の3つの浜堤からなり、面積は6km2。 春国岱には、山と渓谷を除けば、広葉樹林、針葉樹林、草原、湿原、湖沼・川、干潟、塩性湿地といった北海道の自然のエッセンスがほとんどすべてつめこまれているともいわれている。砂丘上に形成されたアカエ...

風蓮湖の写真

写真提供:根室市観光協会

風蓮湖 ( 北海道 根室市 / 北海道 別海町 )

根室市と別海町にまたがる汽水湖*1。湖の周囲長は約96km、面積は約5750万m2、最大水深は11mで北海道では汽水湖としてはサロマ湖と能取湖に次いで3番目の大きさ。2005年にラムサール条約に登録されている。風連湖は根室湾の沿岸流によって湾の一部が閉鎖されてできた閉鎖湖で、別海町の本別海側から南東に延びる走古丹の砂州・砂堆...

納沙布岬の写真

写真提供:根室市観光協会

納沙布岬 ( 北海道 根室市 )

根室半島の突端、北海道最東端の岬である。珸瑶瑁(ごようまい)海峡(水道)をはさんで3.7kmの海上には貝殻島があり、島との中間1.8kmの海上には、日露間で領有に関し見解の異なる境界線が存在している。  岬の右手には1872(明治5)年に建設された道内最古の納沙布燈台*1が立ち、左手には望郷の岬公園(四島のかけ橋*2)が広がり、その公...

羅臼湖の写真

羅臼湖 ( 北海道 羅臼町 )

ウトロと羅臼を結ぶ知床横断道路のほぼ中央部から、西側の樹林帯の中を約3kmほど進んだところにある面積0.43km2、最大水深2.1mの知床国立公園内では最大の湖。道路沿いの羅臼湖入口からダケカンバやトドマツの混交林内に通る歩道を往復するルートは、標高差約70m、四つの沼や湿原を巡るコースで、往復には3~4時間程度が必要。初...

野付半島の写真

写真提供:別海町観光協会

野付半島 ( 北海道 標津町 / 北海道 別海町 )

知床半島と根室半島の間に位置し、標津町の南からエビが背を曲げたように根室海峡に突き出た半島で、全長約26kmの日本最大の砂嘴(さし)*1。その幅はもっとも細いところで130mぐらいしかない。海岸線は野付湾側が入り組んでいるのに対し、海峡側は単調である。半島の大部分は平坦で草原と湿原で占められ、湾沿いの一部にミズナラ・ダケカン...

野付湾の打瀬舟による北海シマエビ漁の写真

写真提供:別海町観光協会

野付湾の打瀬舟による北海シマエビ漁 ( 北海道 別海町 )

野付湾は野付半島によって根室湾と隔てられた内湾のことを指し、三角帆の打瀬舟*1によるに北海シマエビの漁で知られる。漁期は資源保護のために6月中旬から7月末までと、10月中旬から11月までに限られている。  水深が1~5mほどの野付湾の浅瀬はアマモ(海草)に覆われ、北海シマエビの絶好の生息地となっている。この地で打瀬舟による漁法...

旧岩船氏庭園の写真

旧岩船氏庭園 ( 北海道 函館市 )

函館市街地の東の台地にあり、湯の川温泉やトラピスチヌ修道院に近くそれぞれ約3kmの場所に位置する。現在は面積約46万m2の見晴公園として市民に親しまれている。この地は函館市の豪商岩船峯次郎*の別荘で1989(明治31)年頃から庭園として整えられていたが、1927(昭和2)年に函館市民に無料開放され、現在は函館市に移管され函...

サケのふるさと千歳水族館の写真

サケのふるさと千歳水族館 ( 北海道 千歳市 )

千歳水族館は千歳駅の北東約1km、千歳川に面した道の駅「サーモンパーク千歳」に隣接し、敷地面積2,284m2、建物面積1,511m2(延床2,856m2)の淡水魚水族館。  1994(平成6)年に千歳サケのふるさと館として開館し、2015(平成27)年サケのふるさと千歳水族館としてリニューアルオープンして現在に至って...

ウポポイ(民族共生象徴空間)の写真

ウポポイ(民族共生象徴空間) ( 北海道 白老町 )

白老駅から北1kmのポロト湖畔に2020(令和2)年にオープンしたウポポイ(民族共生象徴空間)。以前あったアイヌ文化を扱う野外博物館のポロトコタン*の敷地を拡大してアイヌの文化を紹介し、さらにアイヌ文化の復興・創造等を目指した国立の施設として建設されたもの。  愛称のウポポイとはアイヌ語で「(おおぜいで)歌うこと」を意味し...

鰊御殿の写真

鰊御殿 ( 北海道 小樽市 )

小樽駅の北側、直線距離で約5kmの祝津にある高崎岬の高台にあり、日和山(ひよりやま)灯台やおたる水族館に隣接している。ここにある小樽市鰊御殿は、西積丹泊村から1958(昭和33)年この地に移築されたもと網元*の母屋で、間口29m、奥行13m、面積611.9m2の建物。鰊親方田中福松が1898(明治31)年に建築したもので、田中漁場の...

ポー川史跡自然公園の写真

ポー川史跡自然公園 ( 北海道 標津町 )

ポー川*1史跡自然公園は根室中標津空港から北西に約25km、JR釧網本線知床斜里駅から南東に約52km、根室半島と知床半島の中間、オホーツク海を臨むところにある。公園の総面積は約630万m2で、国の天然記念物に指定されている「標津湿原*2」の一部212万m2、国指定の史跡「標津遺跡群*3」のひとつ「伊茶仁カリカリウス遺...

ひがしもこと芝桜公園の写真

写真提供:株式会社東藻琴芝桜公園管理公社

ひがしもこと芝桜公園 ( 北海道 大空町 )

シバザクラで知られる東藻琴村は、2006(平成18)年に女満別町と合併をして、大空町となった。藻琴山の麓に繰り広がる約10万m2のシバザクラは「ひがしもこと芝桜公園」として整備されている。ここは網走市から車で約45分、女満別空港からは約30分、東藻琴の市街地からは約8kmと至便な地にある。  5月上旬から5月下旬の期間、10...

北海道大学植物園の写真

写真提供:北海道大学植物園

北海道大学植物園 ( 北海道 札幌市 )

札幌市の中央部、北海道庁の西側に隣接した、面積13万3,957m2の植物園。北海道自生植物を中心に約4,000種の植物が育成されており、また世界各地から移植した変わりだねの珍しい植物もある。園内には北方民族植物標本園・高山植物園、温室・冷室とともに北方民族資料室、北海道の動物・考古学の資料の博物館*もある。博物館は北海...

長万部のかにめしの写真

写真提供:長万部観光協会

長万部のかにめし ( 北海道 長万部町 )

噴火湾北西部、函館本線と室蘭本線の分岐にある長万部、駅弁でおなじみの「かにめし」は長万部町の歴史・文化ともいえる特産品である。しかし毛ガニの歴史は浅く、一般に食べられるようになったのは戦後から。以前の内浦湾では刺網に毛ガニが引っかかることが多く、網を痛めるという理由で毛ガニは厄介者扱いだったという。  戦後の食材不...

姥神大神宮渡御祭の写真

写真提供:江差観光コンベンション協会

姥神大神宮渡御祭 ( 北海道 江差町 )

函館市の西、渡島半島の日本海に面した江差町の町中にある姥神大神宮*の例大祭で、毎年8月9日~11日の3日間に開催されている。ニシン漁で隆盛を極めていた文化・文政年間(1804~1830)のころ、豊漁を感謝、祈願して行われたのが始まりと言われている。姥神大神宮渡御祭は京都祇園祭に由来したもので、北前船が鰊を京都に運び、京都からは文...

滝瀬海岸(シラフラ)の写真

写真提供:乙部町役場 産業課

滝瀬海岸(シラフラ) ( 北海道 乙部町 )

乙部町は渡島半島の西部の日本海に面しており、南は江差町、北は八雲町に接している。海岸線沿いに江差町から乙部町に入った直後に長さ約500m・高さ約20mの白壁の断崖がそびえ立つ滝瀬海岸がある。  乙部町役場から南に約1.2km、1国道を右折してくぐり岩への駐車場へ。ここから南側に徒歩で500m海岸線を歩いて到達できる。また、2国道を右...

大雪高原温泉の写真

写真提供:大雪山国立公園管理事務所

大雪高原温泉 ( 北海道 上川町 )

大雪山主稜線の高根ヶ原の東斜面のふもとに位置する。ナナカマドやダケカンバ、ミネカエデなどの広葉樹と、エゾマツなどの針葉樹の混交林による森林帯には大小多くの池沼が点在している。標高約1200mの高原温泉を起点にした沼や池をめぐる林間の登山道、大雪高原温泉沼めぐり登山コースが整備されており、1周約7kmの周遊ルートを4時間から5時...

オタトマリ沼の写真

オタトマリ沼 ( 北海道 利尻富士町 )

利尻島の南東に位置する周囲約1.1km、水深約3.5mの島内でもっとも大きな沼である。道路を隔てた海側は、雷泊奇岩で知られる岩礁地帯となっている。沼浦湿原の一部であり、近くには三日月沼がある。沼浦湿原はおよそ7,000年前以前に起きたマグマ水蒸気爆発によってできた火口跡に海面上昇で水がたまり、その後の海退に伴って約4,000年前に誕生...

スコトン岬の写真

スコトン岬 ( 北海道 礼文町 )

礼文島の北端につきでるようにのびた岬。漢字では「須古頓岬」。アイヌ語のサク・コタン(夏の・集落)、またはシコツネ・トマリ(大きな窪地・入り江)だといわれている。トド島を眼前にして日本海とオホーツク海が広がる風光の地。岬の縁は断崖になっているが、上部は比較的平坦で、先端付近まで道路が通っている。先端の展望所からは、無...

宗谷丘陵の写真

宗谷丘陵 ( 北海道 稚内市 )

宗谷岬の南部の後背地に広がる標高20~400mまでのなだらかな丘陵地帯。今から約1万年前の氷河期に雨水や川水で削られてできた周氷河地形*である。深い谷はなく、なだらかな波のようにうねる形状をしている。明治の中頃までは丘陵全域にわたりうっそうとした森林が生い茂っていたが、相次ぐ山火事によって、今では一面が宗谷岬牧場による牧草...

十勝牧場の白樺並木(十勝平野の並木道)の写真

十勝牧場の白樺並木(十勝平野の並木道) ( 北海道 音更町 )

独立行政法人家畜改良センター十勝牧場*は、JR帯広駅の北、約16kmの音更町に位置し、総面積4,100haの中に一級河川2つを有する牧場である。白樺並木は、十勝牧場内にある道道133号線から場内に通じる1.3kmの並木道。今から約70年前、牧場職員の手で植樹された。NHK朝の連続テレビ小説「マッサン」などのテレビドラマのロケ地としても利用され...