北海道は、本州と津軽海峡で隔てられ、北緯41度20分以北、日本の最北端の北海道本島と若干の小島からなる地方。国土の約22%を占める。オホーツク海に面する国内唯一の地方として流氷がみられる。
 1988年青函トンネルが開通、本州と鉄道で連絡。2016年(平成28)には北海道新幹線の新青森・新函館北斗間が開業(2031年に札幌までの延長予定)。JRは他に函館本線、室蘭本線、根室本線、石勝線、石北本線、宗谷本線、釧網本線、留萌本線、日高本線、富良野線、千歳線などが通る。なお、道内の赤字路線は廃止され、バス路線に転換された。他に札幌市内には地下鉄、函館市電が通る。道路では札幌中心に苫小牧・室蘭への国道36号、小樽経由函館への5号、旭川への12号が中軸で、40本以上の国道及び、高速道路(道央自動車道、道東自動車道のほか、北海道縦貫自動車道、北海道横断自動車道等)が道内各地を結んでいる。航空では新千歳空港が東京はじめ主要都市と結ぶほか国際空港として札幌の入口となっている。ほかに丘珠、旭川、釧路、帯広、女満別、函館、稚内、紋別、根室中標津の空港がある。また、苫小牧、小樽が本州とフェリーで結ばれる他、離島航路も運航されている。
 道庁所在地は札幌市。四方を太平洋、日本海、オホーツク海に囲まれ、雄大かつ変化に富む山岳、広大な湿原、美しい景観の天然湖沼などにより形成されている。面積は83,424km2(2020年1月1日現在)で国土の約22.1%を占める。山地は全体のほぼ半分を占めるが、全国と比較すると山地や傾斜地が少なく、なだらかな土地が多い。北海道のほぼ中央部を北から南へ、天塩山地、北見山地、石狩山地、日高山脈が走り、最高峰の旭岳(2,291m)を中心とする大雪山系は「北海道の屋根」と呼ばれている。道内各地には、石狩平野をはじめ、十勝平野、天塩平野、名寄盆地、上川盆地、富良野盆地などの平地が広がる。主要河川は中央高山に発し日本海や太平洋岸に達する。日本海側では上川、富良野両盆地を経て石狩・勇払低地帯に石狩平野を展開する石狩川水系、名寄盆地を北上する天塩川水系があり、太平洋側では十勝平野を流れる十勝川水系があって、いずれも本道の主要農業地帯を形成。河川下流部には低湿な泥炭地が多いのが特徴で、釧路湿原やサロベツ原野などの日本を代表する湿原もあり、道内には13のラムサール条約登録湿地が所在する。また、千島火山帯と那須火山帯に属しているため、多くの美しいカルデラ湖があり、日本一大きいカルデラ湖「屈斜路湖」、透明度の高い「摩周湖」、マリモが生育している「阿寒湖」などが有名。
 自然のなかで狩猟漁労生活を営むアイヌ民族の天地として、長く蝦夷地とよばれた。和人(中・近世に本州から移住した日本人のこと)の定住は江戸時代には道南の一部に限られ、奥地には交易や漁業の目的で季節的に少数が赴くにすぎなかった。幕末に北太平洋が捕鯨の舞台となり、また欧米の外国艦船の出没により、松前藩から幕府の直轄下に入った。このころから幕府役人による多くの探検調査が行われたが、その一人松浦武四郎の建言で、明治維新後の1869年(明治2)北海道と改められた。その後、開拓使、屯田兵制、大土地処分などを通じて植民開拓が進み、和人が大多数を占めるに至った。
 耕地面積が道総面積の約15%にあたり、うち牧草地45%、畑35%、水田20%となっている。酪農は道東の十勝、根室、釧路、網走、道北の上川北部、宗谷の各地方が中核。畑作は十勝・網走地方が中心で、ジャガイモ、豆類、ビートなど本道の特産品が多い。また小麦や大豆、アズキは水田転換作物として、十勝・網走地方に加えて米産地の上川や空知でも増えている。蔬菜や果実は地域特化が目だち、富良野盆地のニンジン、羊蹄山麓のアスパラガス、北見・富良野・岩見沢・札幌のタマネギ、夕張のメロン、余市・仁木のリンゴ、ブドウなどがある。太平洋、日本海、オホーツク海に四周を囲まれた北海道は、沿岸に寒暖流が交わる水産資源の宝庫であり、スケトウダラ、サケ、イカ、サンマ、ホッケや古い歴史をもつサケの捕獲採卵や稚魚放流、コンブ増殖、オホーツク海の特産ホタテガイの養殖などがおこなわれる。森林面積が道総面積の65%を占めており、林業も盛んにおこなわれているほか、食料品製造業や木材木製品製造業など軽工業が多い。
 文化施設は北海道博物館、道立図書館、道立近代美術館など札幌中心に多いが、函館にも古文献に富む市立函館図書館、考古民族資料に富む市立函館博物館などがある。先住のアイヌ民族の伝統文化振興普及もされるようになっている。歴史が新しいため民俗芸能や行事は少ないが、道南には松前神楽、江差沖揚音頭、江差追分など古い芸能が集中する。また、古くからのアイヌ芸能行事の復興が進められている。国や北海道の指定文化財は300件以上あり、特別天然記念物6件を含める天然記念物は47件となっている。史跡は特別史跡の函館市の五稜郭をはじめ各藩陣屋跡など幕末の北辺防衛施設、アイヌのチャシ(砦)や和人の館跡などアイヌと和人の抗争を物語る北海道独自のものが多い。重要文化財には明治期の西洋文明を取り入れた洋風建物がよく知られる。世界遺産の知床世界自然遺産を始め、日本の中でも特に自然に恵まれている北海道には、6つの国立公園、6つの国定公園、11の道立自然公園がある。また、5地域が「日本ジオパーク」として認定されるなど、雄大な山岳やそこに広がる原生林や高山植物、広大な湿原や湖沼などが、北国らしい景観を形づくっている。また、季節によって多彩な表情があり、花が咲く春、さわやかな夏、紅葉の秋、ウィンタースポーツを楽しめる冬と季節によって多彩な表情があり、さまざまなアウトドア活動を楽しむこともできる。オホーツク海の流氷は冬の風物詩で観光船の他にも教育・研究施設「オホーツク流氷科学センター(GIZA)」「オホーツクタワー」などがある。

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北海道内の資源一覧

北海道のカニ料理の写真

北海道のカニ料理 ( 北海道 札幌市 / 北海道 函館市 / 北海道 稚内市 / 北海道 小樽市 / 北海道 紋別市 )

カニの漁獲量は北海道が1位で全国の20%を占めている。  北海道産のカニといえばタラバガニ、花咲ガニ、毛ガニ、ズワイガニなどがある。かつては豊富に獲れたカニも、今では高級品である。  ゆでたての肉をそのまま食べるのがポピュラーだが、ほかにも本場北海道ならではのさまざまなカニ料理がある。  人気のタラバガニは、北海道では...

札幌のライラックの写真

札幌のライラック ( 北海道 札幌市 )

大通公園をはじめ個人の庭にも植えられる札幌の市木。花色は、基本的にホワイト、ヴァイオレット、ブルー、ライラック、ピンク、マゼンタ、パープルの7系統がある。ライラックは英名、フランス名はリラ、和名はムラサキハシドイ。名前の響きがいいのでライラックが定着したものと思われる。札幌市には大通公園以外にも見どころの公園*が数多...

すすきのの写真

すすきの ( 北海道 札幌市 )

地下鉄すすきの駅周辺の南5条西2丁目から4丁目あたりが中心で、かつては遊廓があったところ。付近には地下街やデパートもあり、昼間もショッピング客で賑わう。夜の歓楽街としては、東京新宿の歌舞伎町、福岡博多の中州と並び、全国にも知れわたっており、小料理店やバー、キャバレーなど約3,500軒もの飲食店がネオンを輝かせている。地元の...

札幌市中央卸売市場の写真

札幌市中央卸売市場 ( 北海道 札幌市 )

札幌駅の西、地下鉄東西線の二十四軒駅から北東徒歩7分に位置した道内最大の市場。1959(昭和34)年に札幌市が開設したもので、中央卸売市場としては全国で17番目。12月の青果部に続き、 翌年4月には水産物部が営業を始めた。  敷地面積は札幌ドームの約2.5倍にあたる13万m2。水産・青果関係業者約70社が入る卸売専門の市営施設...

札幌二条市場の写真

札幌二条市場 ( 北海道 札幌市 )

狸小路の東、創成川沿いに魚店・乾物店・青果店など約50店が軒を並べる。狸小路や大通公園など、札幌の繁華街から徒歩でアクセスできるので立ち寄りやすい。  1901(明治34)年に創成川の西側路上で石狩浜の漁師が新鮮な魚を売り始めたのが始まりといい、小屋掛けの魚市場となったのは1909(明治42)年頃、魚町(さかなまち)と呼ばれてい...

大通公園の写真

大通公園 ( 北海道 札幌市 )

札幌駅から南に約800m、市の中心街に位置する。大通西1丁目から西12丁目までの長さ約1.5km、幅員約60mの公園。1869(明治2)年、札幌にいた開拓判官の島義勇(しまよしたけ)が札幌を2つに分け、北を官庁街、南を住宅・商店街とする計画を立てた。その後1909(明治42)年、長岡安平(ながおかやすへい)*の設計で、逍遥*地としての形態が整...

モエレ沼公園の写真

写真提供:モエレ沼公園

モエレ沼公園 ( 北海道 札幌市 )

ゴミ処理場の跡地を、イサム・ノグチ*の設計で札幌市の総合公園として造成・再生したもの。札幌駅から北東に約10km、面積約190万m2、1982(昭和57)年に工事着工し、イサム・ノグチの死後も工事を続け、23年かけて2005(平成17)年に完成している。  イサム・ノグチは「全体をひとつの彫刻作品とする」というコンセプトのもと...

豊平館の写真

豊平館 ( 北海道 札幌市 )

豊平館は、札幌駅から南に約2.5km、地下鉄南北線「中島公園駅」から徒歩5分、中島公園*の中にある。北海道開拓使が、直営の洋風ホテルとして建築したもので、1880(明治13)年11月に本館工事が完成した。2階建、亜鉛引鉄板葺で、現存する木造ホテルとしては我が国最古の建物であるが、ホテルとしてはほとんど使用されなかったという。しかし...

札幌市時計台(旧札幌農学校演武場)の写真

札幌市時計台(旧札幌農学校演武場) ( 北海道 札幌市 )

札幌市の中心部地下鉄大通駅の北、札幌市役所と道路を挟み斜め向かいにある。建物は北海道大学の前身である札幌農学校の演武場*として1878(明治11)年に建設された洋館である。  明治政府は「兵農一如」の考えのもと北海道内の各地に屯田兵村を開き、北海道の開拓と軍事的防備の役割を担わせた。このような北海道開拓の事情を背景に、札...

北海道庁旧本庁舎(赤れんが庁舎)の写真

北海道庁旧本庁舎(赤れんが庁舎) ( 北海道 札幌市 )

JR札幌駅の南西約500mに位置し、札幌駅前通りを大通り側に向かう途中、北三条交差点の右西側に銀杏並木越しに赤レンガの旧庁舎が目に入る。  1888(明治21)年、北海道庁の本庁舎として道庁技師の設計で建てられたレンガ造、ネオ・バロック建築様式の建物。通称「赤れんが庁舎」の名で道民に親しまれている。建物の塔頂部まで高さは33m、現...

さっぽろ雪まつりの写真

写真提供:©HTB

さっぽろ雪まつり ( 北海道 札幌市 )

さっぽろ雪まつりは、2月上旬~中旬に開催される雪と氷をテーマにしたまつり。雪まつりの象徴である大雪像5基を中心として、中小雪像、ウインターアトラクションなどが展開される大通会場*、雪や氷のすべり台と全天候型ドームで様々な雪遊びが楽しめるつどーむ会場*、氷を楽しむ・触れるをテーマに、すすきののネオンに輝く60基の氷像を展...

YOSAKOIソーラン祭りの写真

写真提供:YOSAKOIソーラン祭り組織委員会

YOSAKOIソーラン祭り ( 北海道 札幌市 )

YOSAKOIソーラン祭りは、6月上・中旬の5日間、札幌の大通公園をメイン会場として開催され、高知よさこい祭りの「鳴子*」と北海道の民謡「ソーラン節*」を融合させた演舞で、全国各地から集まったチームが競い合う祭り。 演舞の基本的なルールは、手に鳴子を持って踊ることと、曲にソーラン節のフレーズを入れることの2つで、踊り・曲・...

札幌市円山動物園の写真

写真提供:札幌市円山動物園

札幌市円山動物園 ( 北海道 札幌市 )

札幌駅の南西部の円山公園内にあり、地下鉄東西線円山公園駅からバスで約5分、動物園前下車。敷地面積22万4,780m2とスケールの大きさでは北海道で最大である。約150種、750点もの動物を飼育する。  戦後の1950(昭和25)年、札幌市は上野動物園(東京)から移動動物園を招き会場の円山坂下グラウンドで開催、空前の人出で賑わい...

北海道開拓の村の写真

北海道開拓の村 ( 北海道 札幌市 )

札幌駅の東約15kmの、札幌市厚別区の野幌森林公園*内にあり、地下鉄東西線新札幌駅からバスで20分の位置にある。北海道開拓の村の周辺には北海道博物館*もある。  54.2万m2の区域に、1983(昭和58)年4月に開村した野外博物館、旧札幌停車場、旧小樽新聞社、旧浦河支庁庁舎など明治から昭和初期に建てられた道内の歴史的建築...

ビール園のビールとジンギスカンの写真

写真提供:サッポロビール園

ビール園のビールとジンギスカン ( 北海道 札幌市 )

JR札幌駅の東約1.5km、札幌駅北口から路線バスで10分程度でサッポロビール園まで到達できる。  サッポロビール敷地内のビール博物館とサッポロビール園の各種レストランに加え、周辺の大型ショッピングセンターと野球の屋内練習所を含めて全体でサッポロガーデンパークと地元では称している。  ビール博物館は明治のレンガ建築で、前身は...

札幌ラーメンの写真

札幌ラーメン ( 北海道 札幌市 )

札幌市内に2,000軒以上のラーメン店がある。札幌ラーメンは第2次世界大戦後、満州からの引揚者人たちが、札幌の繁華街すすきのあたりに屋台を出し工夫されたのが始まりといわれている。中でも味噌ラーメンは札幌が発祥の地である。「味の三平」の大宮守人が考案した味噌のスープと、西山製麺の西山孝之が開発した多加水熟成麺により、1958(...

無意根山の写真

無意根山 ( 北海道 札幌市 / 北海道 京極町 )

札幌市の西側京極町との境界に位置する標高1,464mの山。アイヌ語の「ムイ・ネ・シリ」(箕・のような・山)が語源である。奥深い森林の上にやわらかく緩やかな楕円形の稜線を描き、椀状に見えるため「箕」の名前になったと思われる。  比較的古い火山による山岳地形で、高山植物が生育し展望にも優れているため、札幌市方面からの格好の日...

北海道神宮の写真

北海道神宮 ( 北海道 札幌市 )

札幌駅の南西部の円山公園に隣接しており、地下鉄東西線円山公園駅から徒歩約15分、境内は約18万m2と広く緑に包まれている。1869(明治2)年明治天皇の思し召しにより、北海道開拓の守護神として大国魂神*(おおくにたまのかみ)・大那牟遅神*(おおなむちのかみ)・少彦名神*(すくなひこなのかみ)の三神を祀って北海道の総...

北海道大学の写真

写真提供:国立大学法人北海道大学 広報課

北海道大学 ( 北海道 札幌市 )

札幌駅の北西側500m~2.5kmに位置する177万m2の広大なキャンパスで、この中に11の学部*が分散している。  北海道大学は、1876(明治9)年に設立された札幌農学校がその前身であり、当時の初代教頭のクラーク博士*は、わずか1年弱という短期であったが、キリスト教的フロンティア精神を残していった。札幌を去る際に言ったとい...

トラピスト修道院の写真

写真提供:トラピスト修道院

トラピスト修道院 ( 北海道 北斗市 )

北斗市当別丸山*の丘陵に映える赤煉瓦のゴシック式建物で、わが国では最初のトラピスト修道院*である。1896(明治29)年、フランス、オランダ、イタリア、カナダから訪れた総勢9人の修道士たちにより創設。正式名称は「厳律シトー会燈台の聖母トラピスト修道院」という。創立修道院長はフランスのブリックベック大修道院から着任したジェラ...

恵庭岳の写真

恵庭岳 ( 北海道 千歳市 )

恵庭岳は札幌市の南約30km、支笏湖の北西に位置し、支笏湖岸に高くそびえる標高1,320mの円錐形の活火山。山頂部は無数の裂け目があり噴煙が立ち昇っており、岩塔の幾つかは崩壊が進んでいる。1972(昭和47)年、札幌オリンピックの滑降競技のコースとして使用され、支笏湖へ飛び込むような景観に魅了された。その後、自然保護の観点からロー...

支笏湖の写真

支笏湖 ( 北海道 千歳市 )

千歳市の西端にあるカルデラ*湖で、最深360mと田沢湖に次ぐ日本第2の深さ、面積は78.4km2と日本8位、透明度は17.5mで第4位(環境庁1993「湖沼調査報告書」)である。日本最北の不凍湖で、水中にプランクトンの発生が少なく透明度が高い。  約3万2千年前に始まった火山活動により形成されたカルデラ湖で、当時は丸型の湖だった...

オコタンペ湖の写真

写真提供:千歳市

オコタンペ湖 ( 北海道 千歳市 )

支笏湖の北西、恵庭岳の北西麓に位置し、恵庭岳の火山噴出物によりできた堰止湖。深い森に囲まれ、アクセスが困難なことからオンネトー*、東雲湖*と並んで、北海道の秘湖の一つに数えられる神秘の湖。  周囲約5km、湖面面積はわずか約0.4km2と小さいが、周辺の環境、湖水の色の変化など特色がある。支笏湖より324m高く、エゾ...

石狩鍋の写真

写真提供:石狩観光協会

石狩鍋 ( 北海道 石狩市 )

ぶつ切りにした骨付きのサケの身や頭、豆腐、つきこんにゃく、キャベツやたまねぎ等の野菜類を昆布のだし汁で煮込み、白みそで味付けした石狩鍋は寒さが厳しい北国の代表的な冬の料理である。  昭和20年頃、石狩市でサケの地引網漁が注目されると、その漁見たさに多くの観光客が集まった。石狩市を訪れた観光客に「石狩鍋」を振舞ったとこ...

トラピスチヌ修道院の写真

トラピスチヌ修道院 ( 北海道 函館市 )

JR函館駅から東へ約9km、湯の川温泉から3.5km、上湯川町の緑の高台にあり、四方をめぐらす高い塀と赤煉瓦の建物の日本初の女子観想修道院。1898(明治31)年、フランスから派遣された8人の修道女によって創立された。  中では修道女が聖ベネディクトの戒律を守りながら、菓子製造や手工芸品の制作に励み、修道生活を送っている。修道院内に...

五稜郭の写真

写真提供:函館市教育委員会

五稜郭 ( 北海道 函館市 )

五稜郭は、函館山から約6km離れた函館市のほぼ中央にある。1857(安政4)年、蘭学者武田斐三郎*の設計により蝦夷地防備と近代兵器の発達に対処するため、8年の歳月をかけて竣工したわが国最初の洋式城郭で、塁形が五つ星の形をしているところから五稜郭と呼ばれているが、建設当時には亀田役所土塁とも言われていたという。  外堀の幅30m...

函館山山麓周辺の街並みの写真

函館山山麓周辺の街並み ( 北海道 函館市 )

函館は、横浜・長崎とともに幕末最も早く開港し多くの外国人が生活していた。特に元町付近は海外との交流の場として開けた古い地区。函館山北東斜面の山の手にあり、現在でもハリストス正教会*をはじめ赤煉瓦や木造洋館*など、異国文化の影響を受けた明治の建築物が数多く残存し、風情ある町並みを見せている。  外国人墓地から旧ロシア...

金森倉庫群と末広町周辺の街並みの写真

金森倉庫群と末広町周辺の街並み ( 北海道 函館市 )

函館市末広町の海岸エリアを中心に、明治時代から昭和の雰囲気を残す石造り・煉瓦造り・木造の建物群が点在する。函館市電の大町、末広町、十字街、魚市場通の海岸線に、「太刀川家住宅店舗」、「相馬株式会社社屋」、「函館市北方民俗資料館」、「函館市文学館」、「はこだて明治館」などの古く雰囲気のある建物が続いている。  特に「金...

函館山からの夜景の写真

函館山からの夜景 ( 北海道 函館市 )

函館山は函館市街地の最南端にあり、津軽海峡に突出している。海中から噴火した火山であり、標高334m、周囲約9km、別名臥牛(がぎゅう)山とも呼ばれている。函館山は海の中から生まれた山であり、周辺の陸地とトンボロ*という現象で函館山直下の陸地が作り出され陸繋島*となった。山頂からは市街と港を一望でき、両側がくびれた市街地と両...

函館の朝市の写真

函館の朝市 ( 北海道 函館市 )

函館駅南側、約3万m2の一角に立ち並ぶ一般消費者、観光客向けの市場。1945(昭和20)年、函館駅前で近隣町村の農家が野菜や果物などを立ち売りしたのが発祥といわれている。店舗数は周辺店舗を合わせて約250店舗。  カニやサケなど海産物や新鮮な海の幸の土産品を中心に、北海道ならではの鮮度の高い食品が一堂に集まる活気あふ...

函館八幡宮の写真

函館八幡宮 ( 北海道 函館市 )

室町時代に現在の元町、公会堂前あたりに創建*されたが1880(明治13)年に移転、函館市電の谷地頭(やちがしら)停留場から西に約400m、坂と石段の参道を上がった所にある。開運厄除や漁業、航海の守り神として知られている。本殿は聖帝造*と八棟造*を併せた聖帝八棟造であり、大正式八幡造の代表作と言われる。  八幡宮の南には、箱館...

函館山の写真

函館山 ( 北海道 函館市 )

函館山は函館市街地の最南端にあり、津軽海峡に突出している。標高334m、周囲約9km、別名臥牛*(がぎゅう)山とも呼ばれている。函館山は大古の火山活動によって生まれた山であり、周辺の陸地とトンボロ*という現象で函館山直下の陸地が作り出され陸繋島*となった。山頂からは市街と港を一望でき、両側がくびれた市街地と両脇の海の形状が...

函館のイカ料理の写真

函館のイカ料理 ( 北海道 函館市 )

海の幸に恵まれた北海道。中でもイカの漁獲量は国内屈指で、特に津軽海峡という豊かな漁場に恵まれた函館は、道内一のイカの産地*。イカを使った料理がふんだんに味わえる。  函館で「イカ」といえば、一般的にはスルメイカを指す。北海道や東北地方では、このスルメイカのことを「マイカ」と呼ぶ。秋に九州西方の東シナ海で生まれた群れ...

駒ヶ岳の写真

写真提供:七飯大沼国際観光コンベンション協会

駒ヶ岳 ( 北海道 森町 / 北海道 鹿部町 / 北海道 七重町 )

北海道森町、鹿部町、七飯町にまたがる駒ヶ岳は、標高1,131mの成層火山*である。噴火により形成された鋭い山頂と美しい裾野の景観で、大沼公園を象徴する道内屈指の名山のひとつに挙げられる。  山頂部にある火口原は剣ヶ峰(けんがみね)、砂原岳(さわらだけ)、隅田盛(すみだもり)に囲まれ、眺める場所によってその山容は姿を変える...

大沼の写真

写真提供:七飯大沼国際観光コンベンション協会

大沼 ( 北海道 七飯町 )

大沼公園駅周辺にある大沼・ 小沼・ 蓴菜沼は、駒ヶ岳の噴火によってできた堰止湖、及び陥没湖である。大沼はもっとも北東に位置する公園の中心的な湖で、湖水面積は5.31km2、周囲約24kmの大きさ。  大沼に隣接する小沼は湖水面積3.8km2、周囲約16km。蓴菜沼はその名の通り蓴菜が採れる湖で、湖水面積0.75km2

鍋釣岩の写真

鍋釣岩 ( 北海道 奥尻町 )

奥尻島*の東海岸に浮かぶドーナツ型の奇岩で、鍋の弦の形に似ていることからその名がついている。奥尻港にフェリーが入港する時の目印的役割を果しており、奥尻島のシンボルである。  岩の頭上に生えている木は「ヒロハノヘビノボラズ」といい、枝や葉にトゲがあり蛇も登らないというのが名前の由来。小さな花と赤い実をつける。

松前のサクラの写真

写真提供:一般社団法人北海道まつまえ観光物産協会

松前のサクラ ( 北海道 松前町 )

松前城*の後方一帯を松前公園と呼び、約21万3,500m2もの広大な敷地内で史跡や多数の社寺が点在している。園内には約250種、合わせて8,000本近い桜があり、4月下旬から5月下旬にかけて次々と花を咲かせる道内有数の桜の名所である。別にこれらの桜の木を1ケ所に展示した桜見本園・桜資料館*があり、松前城から歩いて10分ほどのと...

松前城(福山城)の写真

松前城(福山城) ( 北海道 松前町 )

松前城は函館市の南西約70km、渡島半島の南西端松前町の松前湾に面する台地上に築かれ、海防を重視した縄張り*の城。隣接する寺町などを含む国指定史跡としての面積は約14万8千m2である。  慶長年間(1596~1614年)、松前氏が福山館を築いたのにはじまり、その後1854(嘉永7・安政元)年に外国船打ち払いのための本格的な城郭...

上の湯温泉の写真

上の湯温泉 ( 北海道 八雲町 )

上の湯温泉は函館市の北西方面に位置する八雲町の温泉地。八雲の中心地から約30km離れた標高約70mの山の中にある、四方を緑に囲まれた落部(おとしべ)川上流にある。昔ここを発見したアイヌの人々は河畔の岩壁に浴槽を設けていたという。  江戸時代後期の1846(弘化4)年には松浦武四郎*が入浴、全国に紹介されたという。また1868(慶応4...

しかべ間歇泉の写真

しかべ間歇泉 ( 北海道 鹿部町 )

函館市の北側、太平洋に面した国道278号線の「道の駅しかべ間歇泉公園」にある、1924(大正13)年の温泉開発の際に発見されたという鹿部町の間歇泉。間歇泉とは、規則的または不規則的に熱水や水蒸気を噴き上げる温泉で、火山地域にみられる。ニュージーランド、アイスランドのほか、アメリカのイエローストーン国立公園の間歇泉は世界的に有...

江差追分全国大会の写真

写真提供:江差町

江差追分全国大会 ( 北海道 江差町 )

函館市の西、渡島半島の日本海に面した江差町で行われる民謡「江差追分」の全国大会。全国から選び抜かれた江差追分の唄い手約370人が集い、日本一のノドを競い合うもので、毎年9月中旬の3日間行われる。一般の部以外にも熟年全国大会、少年全国大会も同時期に開催される。  江差追分は、江戸時代に信州中山道で唄われていた馬子唄(まごう...

小樽の運河と石造り倉庫群の写真

小樽の運河と石造り倉庫群 ( 北海道 小樽市 )

小樽市は札幌の西側、札樽道で約38kmに位置し、明治中期から昭和初期に北海道の経済・物流の中心として栄えた都市である。今でも当時の石造り倉庫や銀行建築などが残り、当時の繁栄の姿を偲ばせる。  小樽運河は小樽駅から港に向かって坂を下ったところにある。幅20~40m、長さ1,120m(完成時は約1,300m)の運河で、周囲は明治・大正期に建...

おたる水族館の写真

写真提供:おたる水族館

おたる水族館 ( 北海道 小樽市 )

小樽駅の北、直線距離で約5kmの祝津にあり、日本海に隣接した豊かな自然環境に恵まれた水族館である。1958(昭和33)年に北海道大博覧会の「海の会場」として建設され、翌年「小樽市立水族館」として営業を開始した。その後1974(昭和49)年に新館(現 本館)を竣工し株式会社小樽水族館公社の経営で現在に至る。  北の魚類、海獣類を中心...

羊蹄山の写真

写真提供:ニセコ町

羊蹄山 ( 北海道 京極町 / 北海道 ニセコ町 / 北海道 俱知安町 / 北海道 真狩村 / 北海道 喜茂別町 )

渡島半島の基部にあたる後志火山群の一つで、円錐形の山容の成層火山*。その秀麗な姿が富士山に似ているところから別名「蝦夷富士」と呼ばれ親しまれており、最高点は1,898mで喜茂別町にある。頂上からは日本海と太平洋を遠望でき、眼下にニセコ連峰などの山々が望める。  後方羊蹄山(しりべしやま)とも呼ばれ、しりべしの語源は、アイヌ...

ニセコアンヌプリの写真

写真提供:ニセコ町

ニセコアンヌプリ ( 北海道 ニセコ町 / 北海道 倶知安町 / 北海道 蘭越町 / 北海道 共和町 / 北海道 岩内町 )

ニセコ連峰はニセコ比羅夫から日本海側の雷電峠までの東西約25km、南北15kmにわたる11の連なった山々。国道268号線の新見峠を境としてニセコ東山系*とニセコ西山系*に大別される。東山系の山の名はすべてカタカナ名、西山系はすべて漢字名となっている。山の名前が個別に付けられたのは、昭和初期に温泉の開発により入りやすくなり、夏の登...

積丹半島の海岸の写真

写真提供:積丹観光協会

積丹半島の海岸 ( 北海道 余市町 / 北海道 古平町 / 北海道 積丹町 / 北海道 神恵内村 / 北海道 泊村 )

積丹半島は小樽市の西、日本海に突き出した半島であり、余市町から岩内町に至る国道229号線(積丹半島ブルーライン)約100kmに及ぶ海岸線で奇岩群が連続する地域である。積丹半島の中でも「神威岬」、「島武意海岸(積丹岬)」、「黄金岬」が主な見どころであり、その他美しい海岸、奇岩が連続している。海岸線はニセコ積丹小樽海岸国定公園...

天売島の海鳥の写真

写真提供:羽幌町観光協会

天売島の海鳥 ( 北海道 羽幌町 )

天売島は北海道の日本海側に面した羽幌町、羽幌港の西北西約28km離れたところに位置する。島内一周約12km、島民約270人の島である。オロロン鳥*の名で知られる絶滅危惧種のウミガラスの国内唯一の繁殖地。ケイマフリやウミウをはじめとする日本有数の海鳥繁殖地、海鳥の楽園ともいわれており、他にもウトウは約80万羽が巣をつくるという。西...

ニセコ湯本温泉の写真

写真提供:蘭越町

ニセコ湯本温泉 ( 北海道 蘭越町 )

ニセコ連峰チセヌプリの麓にある温泉郷で標高560mの高所にある。絶えず噴煙を上げる長径70m、短径30mの大湯沼が温泉郷に隣接しており周囲を圧している。この大湯沼は水面に珍しい硫黄球が浮遊し、学術上貴重なものとなっている。  ニセコ湯本温泉の湯元は大湯沼。泉質は単純硫黄泉-硫黄泉が主なものとなっている。  宿は2軒で、いずれも...

京極の噴出しの写真

京極の噴出し ( 北海道 京極町 )

後方羊蹄山(しりべしやま)の北西山麓にある道の駅「名水の郷きょうごく」に隣接してある「ふきだし公園」に、後方羊蹄山から大量に噴き出す湧水がある。「ふきだし公園」は後方羊蹄山腹から湧出する清澄な水を利用してつくられた自然公園。  噴出し湧水は、後方羊蹄山に降った雨や雪が地下に浸透し、数十年かけて湧き出した水。一年中湧...

夕張岳の写真

写真提供:夕張市

夕張岳 ( 北海道 夕張市 / 北海道 南富良野町 )

南富良野町の西端、夕張市との境界に位置し、標高は1,667.8m。夕張山地は日高山地とともに北海道には珍しく非火山性の構造山地*である。  登山口は西側の冷水からと東側の金山からの2か所。原生林を縫って登山道が開かれ、標高1,400mを超えた高山帯には夕張岳固有の植物が生育しており、豊かな自然環境を有することから、国の天然記念物に...

安田侃彫刻美術館アルテピアッツァ美唄の写真

写真提供:安田侃彫刻美術館アルテピアッツァ美唄

安田侃彫刻美術館アルテピアッツァ美唄 ( 北海道 美唄市 )

安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄は、札幌から北東へおよそ60km、石狩平野のほぼ中心の美唄市にある野外彫刻公園。JR函館本線美唄駅からバスで19分。「アルテピアッツァ」はイタリア語で「芸術広場」。  かつての炭鉱都市であった美唄市に、1992(平成4)年に芸術交流文化施設としてオープン。閉校した小学校校舎や体育館を改修、姿...

石狩川の写真

石狩川 ( 北海道 滝川市 / 北海道 石狩市 )

大雪山系の石狩岳に水源をもつ石狩川は層雲峡をつくり、上川盆地・空知平野・石狩平野を流れる。途中、忠別川・雨竜川・空知川・幾春別川・夕張川・千歳川・豊平川などを併せ、石狩市で日本海に注ぐ。日本で3番目に長い約268kmで、流域面積は約14,330km2、全国2位の大河である。  石狩川の語源は、アイヌ語のイシカラ・ペツ「非...

雨竜沼湿原の写真

写真提供:中村稜太

雨竜沼湿原 ( 北海道 雨竜町 )

暑寒別連峰に囲まれた、標高850mの高原にあるスケールの大きな高層湿原*。東西約4km南北約2kmにわたる湿原には、大小100を超す池塘(ちとう)が点在し、その池塘には浮島*が浮遊して約150種類の湿原性植物がみられる。  雨竜町市街から道道432号線を西側に26km、車で45分のところに登山口の南暑寒荘がある。その後、徒歩で標高差300m、3....

北竜町ひまわりの里の写真

写真提供:北竜町

北竜町ひまわりの里 ( 北海道 北竜町 )

北竜町は旭川市の西側、国道12号と道道57号で約46kmの距離にある。北竜町ひまわり里は町の中心部から北側に1.6kmにあり、面積23万km2、約200万本のひまわりが8月上旬に咲く。毎年7月下旬から8月下旬に「ひまわりまつり」が開催され、ひまわり迷路や遊覧車の運行、ビールパーティー、花火大会などが行われる。  ひまわり栽培の歴...

上野ファームの写真

写真提供:上野ファーム

上野ファーム ( 北海道 旭川市 )

北国ならではの植物がつくりだす庭を「北海道ガーデン」ととらえ、宿根草を中心に庭づくりをしている。代表的な「マザーズガーデン」「ミラーボーダー」をはじめ、「白樺の小道」「ロングボーダー」「サークルボーダー」「木の声が聞こえる庭」「射的山」など、計算されたコンセプトのもとで、8つのエリアごとに草花が整備されている。  20...

旭川市旭山動物園の写真

写真提供:旭川市旭山動物園

旭川市旭山動物園 ( 北海道 旭川市 )

旭川駅の東側約11km、桜と紅葉で有名な旭山公園の丘陵に位置し、敷地面積約15.2万km2、飼育動物点数101種/639点(2023年10月現在)の動物園。  1967(昭和42)年に日本最北の動物園として開園し、物珍しさもあり人気となったが施設の老朽化とともに徐々に入園者が減少し閉園の危機もあった。しかし理想の動物園を作る夢を貫き、...

原始ヶ原の写真

原始ヶ原 ( 北海道 富良野市 )

十勝岳連峰の最南に位置する富良野岳の南側斜面の標高1000~1300m地点に広がる中・高層湿原。総面積は1.15km2にも及ぶ。富良野岳山頂を目指す富良野市側からの入口となる原始ヶ原登山口から登山ルートを歩くとここを通過することになる。まさに手付かずの自然という場所で、その名の通り原始的な風景が広がっており、木道をはじめ...

芦別岳の写真

芦別岳 ( 北海道 富良野市 / 北海道 南富良野市 / 北海道 芦別市 )

夕張山地の中心で標高1,727m、山頂部は富良野市と南富良野町の境界にある。富良野市の西端にそびえ、「北海の槍」や「北海谷川岳」の別称をもつ、尖峰の山頂部と数多くの岩稜や岩壁から成る山である。  山名の芦別はアイヌ語の「アシ・ベツ」で灌木の川を意味し、芦別岳から西に流れる芦別川からきていると言われている。  登山道は富良野市...

大雪山の写真

大雪山 ( 北海道 東川町 / 北海道 上川町 / 北海道 美瑛町 )

北海道の大屋根といわれる大雪山は独立峰ではなく、旭岳をはじめとしたお鉢平を囲む外輪山とそれらの南部に続くトムラウシ山までの東西約15km、南北約10kmにわたる火山群の総称である。表大雪とも呼ばれ、大雪山国立公園の北部に位置する。  大雪山は約100万~3万年前にかけて複数の火山活動により形成され、中でも約3万4千年前の大規模な...

十勝岳連峰の写真

写真提供:環境省

十勝岳連峰 ( 北海道 美瑛町 / 北海道 上富良野町 / 北海道 富良野市 / 北海道 新得町 )

十勝岳連峰は、富良野盆地の東側に位置する。富良野岳からオプタテシケ山までの約30kmにわたり、火山性の山々が延々と連なる。最高峰の十勝岳を中心に起伏のある稜線が広がり、深く切れ込んだ谷や岸壁が連続している。  富良野側からの主な山は以下の通り。富良野岳(1,912m)、上ホロカメットク山(1,920m)、十勝岳(2,077m)、美瑛岳(2,052m)...

トムラウシ山の写真

写真提供:環境省

トムラウシ山 ( 北海道 新得町 / 北海道 美瑛町 )

十勝川の源流・トムラウシ川の水源の山で標高2,141m。表大雪と十勝岳連峰の中間に位置し、独立峰ではないものの、他の山々の主峰から遠くひと際高く目立つ存在である。  トムラウシの語源はアイヌ語で「花の多いところ」からという説や、温泉鉱物の湧く沢の「水垢の多いところ」からという説など、諸説ある。  登山道は表大雪や十勝岳連...

沼ノ平の写真

写真提供:環境省

沼ノ平 ( 北海道 上川町 / 北海道 東川町 )

沼ノ平は、旭岳北西の標高1400mに位置する高層湿原である。愛山渓温泉登山口から約90分で高層湿原の入口に至る。 湿原には大小多くの池塘*が広がり、タチギボウシやワタスゲなどの花が咲く。湿原からさらに90分ほど登ると、当麻乗越(とうまのっこし)に至る。当麻乗越から見下ろす大小様々な池塘群は「神遊びの庭」と呼ばれる。

沼ノ原の写真

写真提供:環境省

沼ノ原 ( 北海道 上川町 / 北海道 新得町 )

北海道中央部にある大雪山系、その中央部に位置する。標高1,420m~1,460mの溶岩台地上に発達した高層湿原*で、南北約1.2km、東西約1kmの広さをもつ。国の天然記念物にも指定されており、「大雪山の奥庭」とも呼ばれる。  旭川紋別自動車道上川層雲峡Icから約50kmでクチャンベツ沼ノ原登山口に到着。登山口から沼ノ原湿原までは、標準的な...

朱鞠内湖の写真

朱鞠内湖 ( 北海道 幌加内町 )

1943(昭和18)年の雨竜第一ダムの完成によって生まれた日本最大級の湛水面積(広さ23.73km2)をもつ人造湖。周囲の山々の地形によって、リアス式海岸のような入り組んだ湖岸となっており、大小の13の島々が浮かぶ様子や、周囲の原生的な森林によって、自然湖を思わせる景観である。内陸に位置し、湖面標高282mと標高が高く、さら...

層雲峡の写真

層雲峡 ( 北海道 上川町 )

大雪湖から上川町中心街に向かって流れる石狩川上流域に形成された延長20数kmに及ぶ大峡谷である。両岸には高さ約200mの溶結凝灰岩による柱状節理がみられる。この大峭壁には、雪渓からの流れが多くの滝となって落ち、周囲の原生林とともに雄々しい景観をみせている。なかでも代表的なのは、流星の滝と銀河の滝。流星の滝は落差90mあり、雄滝...

天塩川の写真

天塩川 ( 北海道 音威子府村 / 北海道 天塩町 )

北見山地の天塩岳(標高1,558m)を水源とし、北へ向かって流れ、天塩町で日本海に注ぐ川である。本流の長さは256kmあり、北海道内では石狩川に続き2番目に長く、日本国内でも4番目の長さとなる長流河川である。アイヌ語の「テッシ(簗・やな:魚を獲る仕掛け)・オ(多い)・ペッ(川)」が語源であり、岩が簗(やな)のような形で川を横断し...

天人峡の写真

天人峡 ( 北海道 東川町 )

大雪山国立公園の南東の山麓、忠別川の上流に位置する。約3万年前の巨大噴火による火砕流によって形成された柱状節理で知られる。巨大な一枚岩から流れ落ちる「涙岩」や、柱状節理が7本等間隔で並んだ「七福岩」など、特徴的な岩には名前が付けられている。上流部にある羽衣の滝は、左曲右折七段に分かれて落水する飛瀑であり、北海道一の落...

美瑛の丘の農村風景の写真

美瑛の丘の農村風景 ( 北海道 美瑛町 )

大雪山十勝岳連峰のすそ野に位置する、南方の富良野盆地と北側の上川盆地を分ける丘陵地帯の風景。十勝岳の噴火に伴い押し寄せた溶岩や、降り積もった火山灰により形成された傾斜地が小さな河川によって浸食されてできた地形で、美瑛川などの河川がつくる幅の広い谷床には水田が開けているのに対し、大きくうねる幾重にも連なった丘は馬鈴薯...