平取町は、道中南部にあり、東は帯広市、南は新冠町、日高町、西から北はむかわ町、北は占冠村、北から東は日高町門別地区に接している。
 国道237号が通じる。
 日高一の長流沙流川と、支流の貫気別川、額平川の河谷に集落が散在する。
 1954年(昭和29)町制施行。町名はアイヌ語「ピラ・ウトル」(崖(がけ)の間の意)の転訛(てんか)。日高アイヌのふるさとといわれ、二風谷、荷菜、紫雲古津の集落があり、豊かな自然とアイヌ文化の拠点の1つの町として広く知られる。
 基幹産業は農業で、水稲を中心にトマト、キュウリなどの野菜栽培や酪農、肉牛飼養をとり入れた複合経営が多い。林業も行われる。
 二風谷ダムが建設された(1997年完成)二風谷地区を中心にアイヌ文化の保存が図られ、二風谷アイヌ文化博物館や旧マンロー邸、義経資料館、アイヌ工芸伝承館やアイヌ古式舞踊が保存されている。このほか、振内鉄道記念館、二風谷ファミリーランド、にぶたに湖、芽生すずらん群生地、びらとり温泉などがある。

観光資源一覧

幌尻岳の写真

写真提供:平取町役場 観光商工課

幌尻岳 (北海道 新冠町 / 北海道 平取町 )

幌尻岳は、日高山脈の最高峰で、標高2,052mの奥深い健脚向きの山。夏には一面高山植物のお花畑となるカール*状大地や豊富な動植物群、山頂からは幾重にもなる日高山脈の山並みが一望できるなど、魅力あふれる山として人気がある。  登山口は額平川コース(平取町)、新冠コース(新冠町)、チロロ林道コース(日高町)があるが、いずれも...