幌延町は、道北部にあり、東は浜頓別町、中頓別町、南は中川町、天塩町、北は猿払村、豊富町に接し、西は日本海に面する。
 JR宗谷本線が通じ、国道40号が西部を南北に走り、232号が分岐する。
 南縁を天塩川が流れる。東部の山地は北海道大学演習林が広大な面積を占め、西部にはサロベツ原野が広がる。
 1960年(昭和35)町制施行。地名はアイヌ語のポロヌプ(大きい野原の意)に由来する。
 酪農が町の経済を支え、人口の3倍以上の9千頭程が飼育されている。市街には大規模な乳業工場が立地。また、冷涼な気候を生かして、幻の花「青いケシ」を栽培している。
 原野にはパンケトウなどの湖沼があり、利尻礼文サロベツ国立公園の一部で、ラムサール条約登録湿地。国道40号に沿う名山台はサロベツ原野の好展望施設。サロベツ原野(23000ha)は広大で、利尻礼文サロベツ国立公園の入口でもあり、その公園は山岳、海岸、湿原を含む我が国有数の自然公園となっている。このほか、トナカイを観光資源にした「トナカイ観光牧場」があり、トナカイと遊ぶことができ、幻の花「青いケシ」が見られる"北方圏の花園"も牧場内にある。

観光資源一覧

サロベツ原野の写真

サロベツ原野 (北海道 豊富町 / 北海道 幌延町 )

サロベツ原野は、北海道北部の日本海側に位置する、東西約5~8km、南北約27km、面積67km2を誇り、その一部は日本最大といわれる高層湿原である。多種多様な湿原植物と水生植物の宝庫であり、湿原内の湖沼は渡り鳥の中継地であることから、2005(平成17)年にラムサール条約湿地として登録された。  サロベツ原野の観光拠点は、...