古平町は、道西部、積丹半島東岸にあり、北は日本海に面する。東は余市町、仁木町、南は共和町、西は泊村、神恵内村、北西は積丹町に接する。
 国道229号が通じる。公共交通としては余市町や小樽市から定期バスが1日16往復開設されている。
 八内岳、天狗岳などの山地が海岸まで迫る。南北に長い地形で、中央を古平川が流れる。平坦地は古平川流域、丸山川沿いなどに限られており、比較的集約されて市街地、集落が形成されている。海岸線は浸食によって急峻な崖地だが、山地の起伏は比較的小さくなだらか。
 1902年(明治35)町制施行。町名はアイヌ語のフィープラ(赤い崖の意)からの転訛。1596年~1615年(慶長年間)に古平場所が置かれニシン漁で栄えた。古平川上流には稲倉石鉱山がありマンガンを産出したが、1984年(昭和59)閉山。
 丸山岬に抱かれた古平港は天然の良港で、エビ、ツブガイ、スケトウダラの水揚げがある。古平川沿いでは稲作やイモ・マメ類栽培が行われる。肉牛、ブタ、ニワトリの飼育やイチゴ栽培も盛ん。
 海岸一帯はニセコ積丹小樽海岸国定公園域。アウトドアレジャー施設の家族旅行村、ふるびらあいらんど広場パークゴルフ場、ふるびら温泉しおかぜ等の施設がある。琴平神社では祭典神輿渡御行列や天狗の火渡りがおこなわれる。

観光資源一覧

積丹半島の海岸の写真

写真提供:積丹観光協会

積丹半島の海岸 (北海道 余市町 / 北海道 古平町 / 北海道 積丹町 / 北海道 神恵内村 / 北海道 泊村 )

積丹半島は小樽市の西、日本海に突き出した半島であり、余市町から岩内町に至る国道229号線(積丹半島ブルーライン)約100kmに及ぶ海岸線で奇岩群が連続する地域である。積丹半島の中でも「神威岬」「島武意海岸(積丹岬)」「黄金岬」が主な見どころであり、その他美しい海岸、奇岩が連続している。海岸線はニセコ積丹小樽海岸国定公園に指...