厚真町は、道南西部にあり、東はむかわ町、西は安平町、苫小牧市、北は由仁町、夕張市に接し、南は太平洋に面する。
 海岸線にJR日高本線が通じ、浜厚真駅がある。また、海岸線には国道235号、日高自動車道が通じ、厚真インターチェンジがある。
 夕張山地の南に続く丘陵を厚真川が南流しながら浸食して太平洋に注ぐ。南部は勇払平野の一部。
 1895年(明治)ごろの団体移民の入植以降開拓が進み、
 米、野菜、シイタケなどを産する。苫小牧東部工業団地が造成され、石油備蓄基地がある。厚真川沿いの谷底平野は高反収の米作地帯である。メロン、イチゴのハウス栽培なども行われる。海岸地域は苫小牧東部大規模工業基地の一画を占め、苫小牧東港や北海道電力苫東厚真火力発電所が1980年開設され、北海道石油共同備蓄基地および国家石油備蓄基地が83年から稼働を始めた。
 町内にはキャンプ場やバーベキュー施設があるほか、体験型観光として農作物収穫体験(はすかっぷ狩り、いも堀り、こくわ狩り)や農作物加工体験などがある。また、古民家再生プロジェクトで町内の古民家を移築しており、飲食店等を営業している。町の交流促進センターには「こぶしの湯あつま」がある。

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