由仁町は、道中央部にあり、東から北は夕張川を挟んで夕張市、栗山町、南は千歳市、安平町、厚真町、西は長沼町に接している。
 JR室蘭本線が町の中央を南北に通り、並行して国道234号が通じる。南部にJR石勝線が通じるほか、東西に国道274号、道東自動車道が通り、追分町インターチェンジが近隣にある。
 東の境を夕張川が流れ、夕張川の左岸と西と南に広がる馬追丘陵との間の沖積地にある。中央を由仁川が北流している。南東部は夕張山地に属し、森林地帯となっている。
 1950年(昭和25)町制施行。地名はアイヌ語「ユウンニ」(鉱泉のある所の意)に由来する。1887年(明治20)夕張川河畔に初めて入植され、5年後にはJR室蘭本線が通じて由仁駅を中心に市街が開けた。1990年(平成2)に日本最古のマンモスの臼歯とオオツノシカの角の化石が発見された。
 基幹産業は農業。北半の低地が水田化して南空知米作地帯の一角となっており、水稲栽培、しいたけの他、すいか、メロン、イチゴなどの果樹、トルコキキョウ等の花卉栽培が盛ん。食品加工業もおこなわれている。南部は三川市街を中心として酪農化が進み、南の東千歳(千歳市)に連なる酪農地帯の北端となっている。
 マンモスとオオツノシカの実物大模型が展示されている「ゆめっく館」、町内を一望できる伏見台のほか、15のテーマガーデンがある「ゆにガーデン」、ユンニの湯、ゴルフ場などがある。

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