陸別町は、道中南部にあり、東・南・西は足寄町、北は置戸町、訓子府町、津別町に接する。
 国道242号が通じ、十勝オホーツク自動車道陸別小利別インターチェンジがある。
 十勝川支流利別川上流域と、利別川支流陸別川の流域を占める。利別川の西部地区は高原性の段丘を成し、酪農の中心地域となっている。東部地区は標高 500m の山岳地帯で町の総面積の約 84%を森林が占めている。
 1948年(昭和23)淕別村が釧路国支庁から十勝国支庁に編入、1949年(昭和24)陸別村に改称、1953年(昭和28)町制施行。町名はアイヌ語の「リクンベツ」(高くて危ない川の意)による。古くから林業と製材・木工製品加工がおこなわれてきた。
 農地約4,600haのうち約76%が牧草地で、酪農が主体。
 ユクエピラチャシ跡は国指定史跡。美幌峠、摩周湖や温泉は十勝川温泉、温根湯がある。また、同町は環境庁(現:環境省)より昭和62年度に「星空の街」、平成9年度には「星空にやさしい街10選」に認定されており、日本最大級の天文台「りくべつ宇宙地球科学館(愛称:銀河の森天文台)」がある。この他、観光鉄道で体験乗車もでき「ふるさと銀河鉄道りくべつ線」などがある。

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