岩内町は、道西部にあり、東は共和町、南は蘭越町に接し、西から北は日本海に面する。
 国道229号が通じる。
 積丹半島の南の付け根に位置。岩内湾越しに積丹半島を眺望する。南に岩内岳やニセコ連峰の山並みが連なり、東は共和町と一体的な岩内平野を擁し、丘陵部は農業・観光ゾーンが形成されている。野束川、幌内川等の河川が流れている。玄関口としての機能をもつ駅前通をはじめ、道路敷地が古くから広く確保され、整然とした道路 網が都市空間を形成している。
 1879年(明治12)岩内戸長役場を設置。1900年(明治33)町制施行。1955年(昭和30)島野村と合併。町名はアイヌ語の「イワウナイ」(硫黄の流れる沢の意)に由来する。明治大火により、江戸期からある寺社等の多くが焼失しているが、明治 30 年前後にその多くが大火を踏まえて再建された。昭和大火では中心市街地の 8 割が焼失したがほとんどの寺社は焼失を逃れ、明治期の貴重な歴史的遺産として現存している。かつてはニシン漁でにぎわった。
 日本海に面して岩内港があり、岩内港工業団地が造成され、機械、プラスチック、流通などの企業が進出。この他、スケトウダラ(たらこ)、イカ、マスの漁獲がある。サケ孵化事業、ウニ移植放流、ヒラメ養殖など栽培漁業も行われる。
 有島武郎文学碑や、弁慶の刀掛岩などの奇勝のある雷電海岸はニセコ積丹小樽海岸国定公園の一部。雷電温泉やスキー場がある。明治期から庭園等の整備がなされている含翠園周辺は、近接する神社も含めて地域の歴史や自然 を継承するシンボル的な存在。 そのほか、岩内岳山麓の緑豊かな農村風景と雪景色、積丹ブルーの海、水平線に沈む夕日や北海道四大夜景、また歴史的遺産とも隣接する神社通りの桜並木や、夏祭りの幟・旗、漁り火等の港町ならではの色彩が特徴的。

観光資源一覧

ニセコアンヌプリの写真

写真提供:ニセコ町

ニセコアンヌプリ (北海道 ニセコ町 / 北海道 倶知安町 / 北海道 蘭越町 / 北海道 共和町 / 北海道 岩内町 )

ニセコ連峰はニセコ比羅夫から日本海側の雷電峠までの東西約25km、南北15kmにわたる11の連なった山々。国道268号線の新見峠を境としてニセコ東山系*とニセコ西山系*に大別される。東山系の山の名はすべてカタカナ名、西山系はすべて漢字名となっている。山の名前が個別に付けられたのは、昭和初期に温泉の開発により入りやすくなり、夏の登...