豊頃町は、道中南部にあり、東は浦幌町、南は大樹町、西は幕別町、北は池田町に接し、南東部は太平洋に面する。
 JR根室本線、国道38号、336号が通じる。
 十勝の東南端、太平洋に面し、北東部を十勝川が流れて太平洋に注いでおり、その河岸段丘と、西部の標高約330mを最高とする低丘陵地で形成されている。十勝川とその支流沿いに肥沃な耕地が広がる。
 1965年(昭和40)町制施行。町名はアイヌ語「トプヨカオロ」(無人の意ともいわれる)からの転訛説や、「トエコロ」(大きなフキが生えていた所の意)によるなどの説がある。
 農・林・漁業を主産業とし、農業ではダイコン、ジャガイモ、豆類、小麦、サトウダイコン(テンサイ)などの畑作と乳肉牛飼育との複合経営が行われ、漁業では大津港を中心に秋サケ、ケガニ、ツブ、シシャモなどの水揚げがある。
 太平洋岸には長節湖、湧洞湖などの汽水湖があり、周辺には原生花園が広がり、キャンプ場などの施設がある。また、町の中心に位置する茂岩山自然公園や、撮影スポットとしても人気の高い「はるにれの木」などがある。8月には夏まつり、9月には報徳二宮神社内で二宮獅子舞神楽がおこなわれる。

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