上ノ国町は、道南西部にあり、東は木古内町、知内町、南は福島町、松前町、北は江差町、厚沢部町に接し、西は日本海に面する。
 海沿いを国道228号が走る。
 渡島半島南西部の松前半島に位置し、町土の 92%が地下資源と森林資源を包蔵する山地で占められている。平野部は北部を流れる二級河川天の川、南部を流れる二級河川石崎川等の清流を有する。天の川は12の支流が流れており、流域に水田がひろがる。海岸部は延長約30kmにわたり日本海に面している。東と南は大千軒岳をはじめとする松前半島の脊梁をなす山々が連なる。
 1967年(昭和42)町制施行。古くから開けていたところで1189年(文治5)に和人が居住したと伝えられる。
 山地では林業が行われる。マンガンを産出する上国鉱山(じょうこくこうざん)があったが、1986年(昭和61)閉山した。日本海では漁業が行われる。
 国史跡の花沢館跡、勝山館跡は15世紀の蠣崎氏の城で、花沢館はのち松前藩の始祖武田信広が継いだものである。国指定重要文化財に上国寺本堂、旧笹浪家住宅および附属土蔵がある。

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