興部町は、道北部にあり、南東は紋別市、南西は西興部村、滝上町、北西は雄武町に接し、北東部一帯はオホーツク海に面している。
 国道238号と239号の分岐点にあたる。JR宗谷本線名寄および東隣の紋別市、雄武町との間にバスが通じる。
 町の西部にトーウツ岳、岩上山、ポロヌプリ岳、南部にはウッツ岳と天狗山がそびえ、道有林が占める。
 1951年(昭和26)町制施行。町名の由来はアイヌ語のオウコッペ(川尻が交わっているもの)で、かつて海岸砂州によって興部川と藻興部川とが合流していたことによる。
 大正末期に始まった酪農が現在では主産業で、道内屈指の酪農地帯である。また沙留、興部の漁港があり、ホタテガイ、サケ・マスなどの漁獲がある。
 ジョイパーク内に、ディーゼルカーを改装した簡易休憩所と宿泊所のルゴーサエクスプレスがある。

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