森町は、道南西部にあり、東は鹿部町、南東は七飯町、南は北杜市、厚沢部町、西は八雲町に接し、北は太平洋内浦湾に面する。
 JR函館本線、国道5号、278号が通る。道央自動車道が通り、森インターチェンジと終点の大沼公園インターチェンジがある。
 渡島半島の中央東部を占める。町域は、東海岸にそびえる駒ケ岳山頂の一角から西北に拡がり、渡島山脈から北東に向かって傾斜しており、海岸段丘を経て海につきでている。 南東は駒ケ岳山麓が穏やかな傾斜をして、所々に台地と小平野をつくる。また北西には濁川盆地があって狭い平野となっている。河川は鳥崎川、尾白内川、濁川や鹿部町との町境にトドメキ川、八雲町との町境に茂無部川が北東に流れて内浦湾に注ぐ。北斗市との市境の宿野辺川は南東に流れて大沼に注ぐ。
 1921年(大正10)町制。 2005年(平成17)砂原町と合体。地名はアイヌ語オニウシ (樹木の茂ったところの意) に由来。江戸時代以前に本土から移住が始まり、ニシン、イワシ、コンブ漁で栄えた。
 沿岸漁業のほか、ホタテガイの養殖、水産加工業が行なわれる。駒ヶ岳山麓の平地では米作とジャガイモ、カボチャなどの栽培が行なわれる。
 東蝦夷地南部藩陣屋跡 (砂原陣屋) は国の史跡。南東部は大沼国定公園に属する。この他、青葉ヶ丘公園、ハマナス台場公園、さわらフラワーロードや濁川温泉などがある。8月の夏まつりの他、桜まつり、ほたて祭りなどが開催されている。

観光資源一覧

駒ヶ岳の写真

写真提供:七飯大沼国際観光コンベンション協会

駒ヶ岳 (北海道 森町 / 北海道 鹿部町 / 北海道 七重町 )

駒ヶ岳は北海道森町、鹿部町、七飯町にまたがる標高1,131mの成層火山*である。噴火により形成された鋭い山頂と美しい裾野の景観で、大沼公園を象徴する道内屈指の名山のひとつに挙げられる。  山頂部にある火口原は剣ヶ峰(けんがみね)、砂原岳(さわらだけ)、隅田盛(すみだもり)に囲まれ、眺める場所によってその山容は姿を変える。 ...