厚沢部町は、道南西部にあり、東は北斗市、南は木古内町、上ノ国町、西は江差町、乙部町、北は八雲町、森町に接する。
 町の中央に国道227号が通じる。
 厚沢部川と安野呂川のつくる沖積平野、河岸段丘、山地などからなる。
 1963年(昭和38)町制施行。町名はアイヌ語の「ハチャムペツ」(桜鳥の飛び交う川)からの転訛という。松前藩領であったが、廃藩置県で一時青森県に属した。
 山地が多く製材工場が多い。沖積平野は道南の米どころで、畑ではメークインのジャガイモ、スイカ、メロンを産する。
 ゴヨウマツ、ヒノキアスナロ(ヒバ)の北限地で、鶉川ゴヨウマツ自生北限地帯は国指定天然記念物。1868年(明治1)松前藩の築城した館城跡は国指定史跡。

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