沼田町は、道中西部に位置し、東は深川市、南は秩父別町、西は北竜町、留萌市、北は小平町に接している。
 JR留萌本線が通じ、町内の石狩沼田駅は終着駅。国道275号、深川留萌自動車道が通り、沼田インターチェンジがある。
 雨竜川が石狩平野に出るあたりの右岸を占め、雨竜川支流の上流部にはダムが多い。幌新太刀別川、ポンポンニタシベツ川などが流れる。南部の平坦部は広大な石狩平野の北端の一部で肥沃な水田地帯となっており、北空知穀倉地帯の一部になっている。西側は牧場、畑作地帯、他の二方山山岳地帯で占められている。
 1947年(昭和22)町制施行。町名は、1894年(明治27)入地後に初めて農場を開いた富山県人の沼田喜三郎に由来する。かつては浅野炭鉱、雨竜炭鉱の2炭鉱があり、JR札沼線の起点でもあったが、1968年(昭和43)~1969年(昭和44)に炭鉱は閉山し、JR札沼線の石狩沼田―新十津川間も1972年廃止された。
 基幹産業は農業で、稲作が中心となっている。
 本願寺駅逓(道指定有形文化財)やクラウス15号蒸気機関車(町指定文化財)などの文化財がある。このほあ、化石体験館、ホロピリ湖、幌新いこいの森公園キャンプ場等がある。ほたるの里としても知られており、毎年7月中旬~8月にかけて「ほたる祭り」が開催されるほか、ほろしん温泉ほたる館、ほたる学習館等がある。なお、ほたる学習館にはふるさと資料館分館、炭鉱資料館が併設されている。8月中旬には北海道三大行燈祭りである「夜高あんどん祭り」が行われている。これは、開拓者の出身地である富山県小矢部市の津沢夜高あんどん祭りにちなんだものである。

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