中富良野町は、道中央部にあり、北から東は上富良野町、南は富良野市、西は芦別市、北は 美瑛町に接する。
 富良野川沿いにJR富良野線、国道237号線が通じる。
 富良野盆地の中央部を占める。町域の主要部は盆地床で平たんで水田と働けが開ける。東部は十勝岳を主峰とする千島火山脈が連なっており、遠く大雪山を眺望することができる。また、南西にある夕張山脈が南北に縦走し、夕張岳、芦別岳が富良野高原の景勝をなしており、東北から南西に向かってゆるやかに傾斜している。
 1895年(明治28)ころに最初の開拓者が入植。その後石川・福井両県からの団体移民が相次いで入植して本格的な開拓が始まった。当初は畑作が中心であったが、1917年(大正6)富良野土功組合創立後は排水事業が順調に進み、水田農業に転換する農家が増加した。
 米、ジャガイモ、タマネギ、小麦、テンサイ、豆類などを産し、畜産も行う。ラベンダーの栽培でも知られる。
 北星山ラベンダー園、ファーム富田、ひつじの丘、なかふらのフラワーパーク、北海道風景画館などがある。夏にはなかふらのラベンダーまつり&花火大会が開かれる。

観光資源一覧

富良野エリアのラベンダーの写真

写真提供:中富良野町

富良野エリアのラベンダー (北海道 中富良野町 )

ラベンダーは地中海沿岸地方原産のシソ科の高さ約60cmになる小低木。蒸留して得る油を香料などに利用する。かつては特用農作物として道内では広い面積で栽培されていたが、今は観光や観賞用・ラベンダー製品原材料として、主に富良野地方で栽培されている。富良野エリアには多くのラベンダー園があり、観賞用のラベンダー栽培とともに、観光...