仁木町は、道西部にあり、東は赤井川村、南は倶知安町、南西は共和町、北西は古平町、北から東は余市町に接している。
 JR函館本線、国道5号が通じる。
 積丹半島の基部に位置する。赤井川カルデラの一部を占め、余市川が北流し、余市側が形作った平坦地からなる。周辺の山々は標高が低いもののいずれも比較的険しいうえに面積も広いため、農耕適地は総面積の12%にとどまっている。
 1884年(明治17)仁木村ほか2村と役場を設置。その後大江村となり、1964年(昭和39)町制施行し、同時に仁木町と改称。町名は開拓功労者仁木竹吉(1834―1915)にちなむ。
 道内市町村としては温暖で、余市川流域を中心に、稲作のほか、野菜、果樹などの都市近郊農業が盛ん。とくにイチゴ、サクランボ、ブドウ、リンゴなどのもぎとりができる観光農園が多い。養豚や採卵鶏の飼育も行われる。
 パークゴルフ等が楽しめる運動公園の「ふれあい遊とぴあ公園」、フルーツをテーマにした「フルーツパークにき」、町民スキー場、ワイナリーなどがある。7月には北海道一のさくらんぼの祭りである「仁木町さくらんぼフェスティバル」のほか、うまいもんじゃ祭り(7月)、仁木フルーツ&ワインマラニック(8月)がおこなわれている。また、仁木竹吉が徳島出身のため阿波踊が伝わる。

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