枝幸町は、道北部にあり、南は雄武町、美深町、西は音威子府村、中頓別町、北は浜頓別町に接し、東はオホーツク海に面する。
 国道238号が通じる。
 東側に約58kmに渡ってオホーツク海に面している。標高1,129mの函岳を最高峰として全体に急峻で、総面積の81%を山林が占めている。オホーツク海沿岸の中南部と北見幌別川や徳志別川の中流域に平野や盆地が広がり、酪農地帯を形成。市街地はオホーツク海沿岸北部に枝幸市街地、その約17km内陸側に歌登市街地があるほか、オホーツク海岸沿いに北端の目梨泊から南端の音標まで8つの集落がある。また、内陸部に歌登志美宇丹、歌登本幌別、歌登中央等の農村集落があるほか、平野部や盆地帯を中心に農家が点在。
 1947年(昭和22)町制施行。2006年(平成18)、枝幸郡歌登町と合併して誕生した北海道最北の新町。山火事と乱伐で当初の林相は変貌したが、息の長い森林造成が進められている。
 枝幸港はオホーツク海岸北部の主要漁港で、サケ漁のほかケガニ、ホタテガイなどの沖合漁業、ズワイガニ、スケトウダラなどの北洋漁業の基地となっており、漁場整備やサケ・ホタテ放流が行われている。冷凍工場などの水産物の加工施設もある。農業は酪農を主とし、乳牛育成用の大規模草地がある。
 北見神威岬や枝幸港北部のウスタイベ千畳岩は北オホーツク道立自然公園に含まれる。「目梨泊遺跡」の出土品(国指定重要文化財)をはじめとした先史時代の展示があるオホーツクミュージアムえさし等がある。

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