新十津川町は、道中西部に位置し、東は石狩川を隔てて滝川市、砂川市、奈井江町、西はピンネシリ山脈をもって当別町、増毛山脈をもって石狩市、増毛町、北は尾白利加川を隔てて雨竜町、南は樺戸境川を隔てて浦臼町と接している。
 国道275号、451号が通じる。対岸の滝川市にJR函館本線と道央自動車道が通じており、滝川駅、砂川駅、滝川インターチェンジ、砂川スマートインターチェンジが近接している。
 石狩川右岸から増毛山地に広がっている。極めて平坦な石狩平野と単調な丘陵地、西北端の暑寒別岳、西端のピンネシリ岳から連なる高地、山岳からなる。町域のほぼ中央を徳富川が東西に流れている。
 1957年(昭和32)町制施行。1889年(明治22)大洪水被害を受けてこの地に団体移住した奈良県十津川村民約2,500人により創始された。このときに北海道で最初のアメリカ式の碁盤目の土地区画が実施され、入植が行われた。
 石狩川の氾濫原を中心に水田が広がり、空知米作地帯の一角を占める。石狩川支流の徳富川流域では酪農も行われてきたが、現在は水田からの転作による野菜栽培や肉牛飼育の導入で複合経営が増えている。
 北西町境に暑寒別岳(1491m)がそびえ、一帯は暑寒別天売焼尻国定公園に指定されている。新十津川町開拓記念館、新十津川物語記念館、文化伝習館等の文化施設の他、そっち岳スキー場、ふるさと公園、パークゴルフ場、温水プール、キャンプ場等のレクリエーション施設、ファームステイ施設等がある。

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