喜茂別町は、道南西部にあり、北東は札幌市、北西は京極町、西は真狩村、南西は留寿都村、南東は伊達市に接している。
 国道230号、276号が交差し、国道230号は中山峠を越えて札幌市へ通じる。
 「えぞ富士」の名で知られる羊蹄山の南東麓にあり、尻別岳、喜茂別岳などの山々に囲まれ、その間を尻別川、喜茂別川をはじめとする、大小41の川が町内を流れている。高原上に農地が広がる。
 1917年(大正6)真狩村(現、留寿都村)から分離して喜茂別村をつくり、1952年(昭和27)町制施行。町名である喜茂別は、アイヌ語の「キム・オ・ペツ(山の多い川)」から転化したもの。
 アスパラガス、サトウダイコン、スイートコーン、ジャガイモなどを産し、養豚も多い。とくにアスパラガスは品質のよいことで知られる。缶詰工場もある。
 後方羊蹄山の高山植物帯(国の天然記念物)、支笏洞爺国立公園がある。ほかにお大師山八十八体石仏、中山峠スキー場、パークゴルフ場等がある。

観光資源一覧

羊蹄山の写真

写真提供:ニセコ町

羊蹄山 (北海道 京極町 / 北海道 ニセコ町 / 北海道 俱知安町 / 北海道 真狩村 / 北海道 喜茂別町 )

渡島半島の基部にあたる後志火山群の一つで、その秀麗な円錐形の山容の成層火山*が富士山に似ているところから別名「蝦夷富士」と呼ばれ親しまれており、最高点は1,898mで喜茂別町にある。頂上からは日本海と太平洋を遠望でき、眼下にニセコ連峰などの山々が望める。  しりべしの語源は、アイヌ語で「しりへ」は後という意味で、「し」は「...