中標津町は、道東部にあり、南は別海町、西は標茶町、北は清里町、北から東は標津町と接する。
 国道272号が通じ、根室中標津空港から札幌(新千歳)、東京と連絡する。
 知床山地の南斜面と根釧台地の北部からなる。北部は千島火山帯につながる丘陵地で、南側に向かって緩やかに傾斜し、平坦な根釧原野が広がる。根室振興局管内の経済、文化の中心的機能をもつ。
 1946年(昭和21)標津村(現、標津町)から分村、1950年(昭和25)町制施行。町名はアイヌ語シペッ(大きな川の意)に標津の字を当て、「中」を加えたもの。
 基幹産業は酪農で、農用24,600haのうち牧草・採草地面積が90%以上を占める乳製品加工が盛んにおこなわれている。その他、サトウダイコン(テンサイ)、ジャガイモの根菜類の栽培がある。町内には北海道立根釧農業試験場があり、酪農の経営や品位に関する研究開発を行っている。
 町のシンボルでもある武佐岳や標津岳があるほか、根釧台地を展望できる開陽台、裏摩周展望台などがある。温泉は養老牛温泉のほか、市街地にも温泉がある。

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