栗山町は、道中西部に位置し、東は夕張市、南っから西は由仁町、西は長沼町、北は岩見沢市に接している。
 JR室蘭本線、国道234号が縦断する。南端にJR石勝線、道東自動車道、国道274号が通る。
 夕張山地と西の馬追丘陵の間で、夕張川右岸に広がる。北はクッタリ山系がある。西に傾斜している。南の雨霧山(509m)が最高峰。阿野呂川等の河川が東から西へ流れ、夕張川に注いでいる。
 1949年(昭和24)町制施行。町名はアイヌ語「ヤムニウシ」(クリ多き所)に由来している。1888年(明治21)角田藩(宮城県)の士族らが阿野呂川沿いに入地して開拓が始まり、町制施行までは角田村と称した。
 メロン、タマネギ、ジャガイモ、ユリ根などの農業中心地で、駅のある中心市街では木材、木製品など、工業団地では食品、酒造、住宅、コンクリートなどの工業も盛ん。
 国の有形文化財に登録されている小林酒造関連施設や、開拓の祖である泉麟太郎の記念館、栗山親子獅子舞等の町の文化財のほか、北海道三十三観音霊場の和光山弘清寺などがある。自然資源として不動の滝、竜仙峡、阿野呂一本木、泣く木などがある。この他、キャンプ場やハイキングコース、野球場等がある栗山公園や開拓記念公園、侍ジャパンの栗山英樹監督にちなんだ栗の樹ファームなどがある。

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