鶴居村は、道東部にあり、北から東は標茶町、南は釧路町、北から西は釧路市に接している。
 国道274号が通じる。JR釧網線が通る。
 阿寒カルデラ外輪山を貫流する雪裡川、幌呂川、久著呂川の流域に沿って広がる雪裡、幌呂、久著呂の3原野で構成され、南部は釧路湿原が占める。標高は最低が南部湿原地帯で3.6m、最高が阿寒山麓の原始林帯で812mで、農耕適地は40~200mの地帯に拓かれている。
 1937年(昭和12)舌辛村(現、釧路市)から分村。村名は特別天然記念物タンチョウヅルが生息することによる。
 農用地約9,500haのうち大部分が牧草地で、肉牛やブタ、ウマの飼育も行われる。
 釧路湿原は釧路湿原国立公園に指定され、ラムサール条約登録湿地。宮島岬は湿原展望地となっている。鶴見台はタンチョウヅルの観察地として知られる。

観光資源一覧

釧路湿原の写真

釧路湿原 (北海道 釧路市 / 北海道 標茶町 / 北海道 釧路町 / 北海道 鶴居村 )

屈斜路湖を水源とする釧路川の下流域に広がる低層湿原*1。釧路市など1市2町1村にまたがる総面積約200km2 *2の日本最大の湿原である。1980(昭和55)年にラムサール条約登録湿地となり、1987(昭和62)年に28番目の国立公園に指定された。  湿原の成因としては、この地は約1万年前から6千年前までの間、気温の上昇に伴い海進(...

釧路のタンチョウの写真

釧路のタンチョウ (北海道 釧路市 / 北海道 鶴居村 )

丹頂鶴とよく言われているが、正式にはタンチョウ。国内では北海道東部の湿原を中心に分布しているが、越冬期はほとんどが釧路地域に集中している。全長140cm、翼開長240cmに達する日本最大級の鳥類。  江戸時代までは北海道の湿地にはよく見られたタンチョウ。明治時代に本州から開拓民が入ってくると、湿地は農地に変わり、また、狩猟規...