西興部村
印刷する西興部村は、道東部にあり、東と北は興部町、南は滝上町、西は下川町に接する。
国道239号が通じる。JR名寄本線は1989年（平成1）廃止、バスに転換。
村域の大部分は北見山地の山岳地で、興部川、藻興部川に沿う。本村の地形は平坦地が極めて少なく、興部川・藻興部川沿いに狭長な農地があるだけで、多の大部分は平均400m程度の標高を持って一部急峻な山容を形成しているが、ほぼ丘陵性山地の地形。 町域の約89％が森林。
1925年（大正14）興部村（現、興部町）より分村。1904年（明治37）以降入植があったが、本格的な開拓は1921年（大正10）の鉄道開通以後である。
現在は酪農が主産業で、他に造林事業、木材生産、山菜やキノコなど林業副産物の生産が行われる。
南西端のウェンシリ岳（1142ｍ）は天塩岳道立自然公園域で、山腹に万年雪を渓流がくりぬいた氷のトンネルの奇勝（7月最終日曜日1日限定開放）がある。
