鹿児島県
印刷する県名は県庁所在地の名称に由来する。古くは桜島のことを鹿児島と呼んでいたという。鹿児島そのものの名の由来は、野生の鹿の子が多く生息していたからとか、火山を意味するカグという言葉からとか、多くの水夫(かこ)が住んでいたからとか、様々な説がある。
鹿児島県は、小さな山脈や河川がとても多く、平野部は限られている。2,643kmに及ぶ変化に冨んだ海岸線があることが大きな特徴となっている。県全土が火山灰堆積物に覆われており、約半分は軽くて灰色の火山灰のシラス台地である。
気候は、温帯と亜熱帯にまたがるが、九州最高峰の山がそびえる屋久島には冷温帯の一面も存在する。
鹿児島県は、広大な県土の中に、美しい自然環境が織りなす四季折々の景観、特色ある島々、奥深い歴史を感じさせる名所、良質で豊かな温泉など、魅力ある観光資源を豊富に有している。1993(平成5)年5月には「屋久島」が世界自然遺産に、2015(平成27)年7月には「明治日本の産業革命遺産」が世界文化遺産に登録されている。