薩摩焼の里美山
日置市東市来町にある薩摩焼の里「美山」は、410年以上前に朝鮮半島より伝わった薩摩焼の里として歴史ある町。薩摩藩17代藩主の島津義弘が、朝鮮出兵のときに陶工を連れ帰り、島津藩の庇護のもとで開窯をしたのが薩摩焼の始まり。
薩摩焼には、白薩摩(白もん)と黒薩摩(黒もん)の2種がある。白もんは白い表面に貫入とよばれる細かなヒビが入っているのが特徴で、調度品や献上品として用いられた。一方、黒もんは素朴で剛健な焼き物として庶民の器として愛されてきた。
現在、伝統的な薩摩焼の窯元は、沈壽官(ちんじゅかん)窯*と荒木陶窯の2軒だけだが、美山には、伝統にとらわれない陶芸家や木工、ガラス工房、ギター工房や、カフェや雑貨店、ギャラリーなどの個性的なお店が集まっている。陶芸だけにとどまらない、手作りを愛する人たちのアートの街としても注目されている。
薩摩焼には、白薩摩(白もん)と黒薩摩(黒もん)の2種がある。白もんは白い表面に貫入とよばれる細かなヒビが入っているのが特徴で、調度品や献上品として用いられた。一方、黒もんは素朴で剛健な焼き物として庶民の器として愛されてきた。
現在、伝統的な薩摩焼の窯元は、沈壽官(ちんじゅかん)窯*と荒木陶窯の2軒だけだが、美山には、伝統にとらわれない陶芸家や木工、ガラス工房、ギター工房や、カフェや雑貨店、ギャラリーなどの個性的なお店が集まっている。陶芸だけにとどまらない、手作りを愛する人たちのアートの街としても注目されている。
みどころ
ろくろや手びねりなど陶芸体験ができる施設もある。体験をしない方でも、美山の里の窯元をはじめ、木工や吹きガラス工房などの作品を展示販売しているので訪ねてみたい。
美山の里は、おおよそ半径600mほどの範囲だ。県道から一歩入ると、古い石垣がそのまま残る小道があり、竹林がつくる風情ある町並みが広がっている。
11月に開催される「美山窯元祭り」では薩摩焼の伝統と歴史にふれることができる*。
美山の里は、おおよそ半径600mほどの範囲だ。県道から一歩入ると、古い石垣がそのまま残る小道があり、竹林がつくる風情ある町並みが広がっている。
11月に開催される「美山窯元祭り」では薩摩焼の伝統と歴史にふれることができる*。
補足情報
*沈壽官窯:沈家伝世品収蔵庫では、薩摩焼の歴史を時代ごとにわかりやすく展示・解説している。
*2020(令和2)年度の「第35回美山窯元祭り」は、新型コロナウイルス感染症の状況を鑑み中止。
*2020(令和2)年度の「第35回美山窯元祭り」は、新型コロナウイルス感染症の状況を鑑み中止。
関連リンク | 日置市(WEBサイト) |
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参考文献 |
日置市(WEBサイト) craftman village miyama(WEBサイト) 鹿児島県(WEBサイト) |
2020年09月現在
※交通アクセスや料金等に関する情報は、関連リンクをご覧ください。