枚聞神社ひらききじんじゃ

古来より薩摩一の宮*として、地元の人々から篤く信仰されてきた神社。特に、交通・航海の安全や、漁業守護の神として崇敬されている。縁起は定かでないが、現在の社殿は1600(慶長5)年に島津義弘が創建し、のちに改修された。
 開聞岳を仰いで参拝するために北向きに建てられた社殿は、総漆塗り。元々は開聞岳をご神体とし、今も開聞岳の登山前後に参拝する人が多い。
 国の重要文化財に指定されている化粧箱「松梅蒔絵櫛笥(まつうめまきえくしげ)」をはじめ、琉球王国から奉納された額や、島津家に関する古文書など貴重な品々が収められている。
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みどころ

樹齢800年を超えるクスノキの大木をはじめ豊かな緑におおわれた境内は、清々しい空気に包まれている。唐破風の向拝のついた勅使殿、その奥に拝殿、幣殿、本殿と連なる独特の配置で、建物はいずれも朱漆塗り。緑の木々に朱の色がよく映える。本殿入口にある雲龍の彫刻柱は、立っていると見えにくい位置にあるので、屈んで確認したい。
 琉球国王がたびたび参拝したこともあり、琉球や中国の影響を受けたといわれる。南国らしい華やかさにあふれた、気持ちのよい空間だ。
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補足情報

*薩摩一の宮:本来、一の宮は1国に1社だが、薩摩では例外として一の宮が2社ある。もう1社は新田神社。枚聞神社は「延喜式神名帳」によって選定されている。
関連リンク いぶ♡すき観光ネット(WEBサイト)
参考文献 いぶ♡すき観光ネット(WEBサイト)
かごしまの旅(公益社団法人鹿児島県観光連盟)(WEBサイト)

2020年09月現在

※交通アクセスや料金等に関する情報は、関連リンクをご覧ください。