湯湾岳の照葉樹林ゆわんだけのしょうようじゅりん

湯湾岳は標高694m。奄美群島の最高峰だ。山頂一帯にはミヤマシロバイ、ミミズバイなどハイノキ属の樹木が4種も出現するなど注目すべき特徴をもった低木林が発達しており、貴重な亜熱帯性の照葉樹林として保護されている。
 7合目付近にある宇検村の「湯湾岳公園」までは車で行くことができる。「湯湾岳公園」には展望台があり(2019(令和元)年11月現在整備中、2020(令和2)年度完成予定)、そこからの眺めが素晴らしい。
 山はスダジイやオキナワウラジロガシ、ヒカゲヘゴなどの亜熱帯樹林に覆われ、アマミノクロウサギ、オオトラツグミなど希少な生物の宝庫である。頂上付近全体が国定公園特別保護地区に指定されている。
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みどころ

「湯湾岳公園」展望台からは、焼内湾と、湾を囲むように重なる緑の山々が眺められる。青い海と緑深い山々という、まさに奄美大島らしい風景は、一度見たら忘れられない絶景だ。とくに夕景は素晴らしい。鳥の声に耳を傾けつつ静かに自然と対峙することができる。
関連リンク 宇検村(WEBサイト)
参考文献 宇検村(WEBサイト)
大和村(WEBサイト)

2020年09月現在

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