佐多岬さたみさき

大隅半島の先端、北緯31度線に位置する本土最南端の岬。霧島錦江湾国立公園内にあり、佐多岬公園入口から亜熱帯植物の繁茂する道を抜け、御崎神社を経て、展望所までは800mほど歩く。展望所からは岬の先に広がる、太平洋、東シナ海、錦江湾の水平線の大パノラマが望める。晴天時には開聞岳や種子島などの島々も見える。
 岬の南端から50m沖の大輪島にそびえるのは、明治時代にイギリス人の建築家が手がけ、その後消失したものを復元した白亜の佐多岬灯台。灯台周辺は釣りの名所でもある。
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みどころ

旧佐多岬ロードパーク(町道:佐多岬公園線)の終点、岬公園の入口から岬の突端までの道には、ソテツやビロウなどが亜熱帯が生い茂るジャングルのようなところがあり、その雰囲気の変化に初めて訪れた人は驚き、圧倒される。20分ほどで到達する展望所で眼前に現れるのは、コバルトブルーの大海原に向かって延びる岬の迫力ある姿。その見事な景観を堪能したい。安全上、開園は8時~日没まで。
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補足情報

*2019(平成31)年3月にグランドオープン。ユニバーサルデザインに配慮した遊歩道へと整備され、介助者がいれば車いすでも通行可能。観光案内所では電動アシスト付き車いすの貸し出しも行っている。