蒲生のクスかもうのくす

樹齢1500年以上と推定される日本一大きなクス。蒲生八幡神社の境内に堂々とした姿を誇っている。根回り33m、幹回り24.2m、樹高33m。幹の西側に人が入れるほどの開口があり、内部には約8畳分の空洞ができている。幹が空に向かって大きく張り出し、枝葉がよく茂っていて壮観だ。
 蒲生八幡神社は1123(保安4)年、蒲生院の領主であった蒲生上総介舜清(かもうかずさのすけちかきよ)が建立。その時すでに「蒲生のクス」は神木として祀られていたという。
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みどころ

根のまわりは柵で囲われているが、なるべく近くに寄って下から見上げてみよう。太陽の光がキラキラと降り注ぐなか、天に向かって力強く幹を伸ばし、枝を広げて葉が青々と繁るさまは、神秘的で心が癒やされてくる。見上げる位置により、樹木の姿が変わるので、ぜひ近寄って樹木の力を体感してほしい。最近はパワースポットとしても人気を集めている。                                  
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補足情報

*1988(昭和63)年に環境省が初めて実施した巨樹巨木調査で、日本一の巨樹と指定された。
関連リンク 蒲生八幡神社(WEBサイト)
参考文献 蒲生八幡神社(WEBサイト)
観光ガイドマップ「姶良“新”見聞録」(姶良市商工観光課、2018年11月)

2020年09月現在

※交通アクセスや料金等に関する情報は、関連リンクをご覧ください。