中種子町は、九州本土最南端の佐多岬から南東方向約40kmの海上にある種子島の中部に位置する。北は西之表市、南は南種子町に隣接、東は太平洋、西は東シナ海に面している。
 一般に緩やかな丘陵をなし、北部は山林地帯が多く、中央部から南部にかけて比較的平坦で、耕地が多くなっている。
 国道58号が通じ、北部の砂中地区に種子島空港があり、鹿児島空港との間に定期便が飛ぶ。
 サトウキビを基軸とし、タバコ、サツマイモ、茶、野菜、花卉の栽培、畜産が盛んである。
 サンゴ礁や奇岩の多い犬城・大塩屋海岸、海水浴でにぎわう熊野や砂丘の続く長浜海岸など景勝地も多い。本村(ほんむら)には約3万年前(旧石器時代)の立切遺跡があり、石斧、すり石、料理跡の焼土、木の実を貯蔵した土坑などが出土している。県無形民俗文化財の源太郎踊は旧暦10月16日に行われる。

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