出水のツルいずみのつる

出水は日本最大のツルの渡来地。出水市の北西部、八代海に臨む出水平野の荒崎地区一帯に、毎年10月中旬になるとシベリア方面から多種類のツル*が渡来してくる。12月下旬から1月上旬の間が最も数を増し、ナベヅルを中心に、マナヅル、クロヅル、カナダツルなど、多い年は7種類、1万羽以上がやってくる。翌年2~3月の北帰行までの間、ツル保護監視員がツルの観察・保護にあたっている。
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みどころ

見学には干拓地の目の前に立つ「出水市ツル観察センター」がよい。11月1日から3月第2日曜の期間中にオープンする。2階展望室や屋上展望所からは、エサをついばむ姿や飛び立つ姿、ねぐらに帰ってくる群れなど、間近でツルの生態を観察できる。センター内では、ガイドの説明をはじめツルに関するパネル展示など、深く学ぶことができる。ツルの優雅な舞いを間近で体験したい。
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補足情報

*多種類のツル:ツル科の鳥は17種、世界に広く分布しているが、そのうち出水では7種(ナベヅル、マナヅル、クロヅル、カナダヅル、アネハヅル、ソデクロヅル、タンチョウ)が確認されている。
関連リンク 出水ナビ(出水市)(WEBサイト)
参考文献 出水ナビ(出水市)(WEBサイト)

2020年09月現在

※交通アクセスや料金等に関する情報は、関連リンクをご覧ください。