錦江町は、鹿児島県の大隅半島中南部に位置し、北は鹿屋市、東は肝付町、南は南大隅町、西は鹿児島湾(錦江湾)に接する。
 地形的には、海岸地帯、中部高原地帯、稲尾岳・荒西山等の肝属山地(きもつきさんち)からなる森林山岳地帯の三つに大別される。南部を肝属山地が占め、湾岸は狭い沖積地。海岸線を国道269号が走り、南部で国道448号と合流する。
 農業が主な産業で、ピーマン、インゲンなどの園芸作物や、サツマイモ、ジャガイモ、お茶や加工用大根など多様な作物が耕作されている。また、黒毛和牛などの畜産も盛んである。
 神ノ川には滝が多く、最大の大滝の周囲は神川大滝公園となっている。雄川の上流には、花瀬自然公園がある。花瀬の川底には溶結凝灰岩が石畳のように広がり、大隅南部県立自然公園の一部に指定されている。肝付町・南大隅町との境に広がる稲尾岳の照葉樹林帯は国の天然記念物、神ノ川や雄川に自生するカワゴロモは県の天然記念物の指定を受けている。

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