伊佐市
印刷する鹿児島県伊佐市は、鹿児島県・宮崎県・熊本県の県境に位置する、県本土最北の市である。周囲を九州山地に囲まれた盆地を形成しており、平地の中央部を川内川とその支流が流れ、これらの水系を中心として広大な水田がひらけている。
国道267号線、268号線、447号線が通る。
川内川沿いの低地は県内屈指の良質米、伊佐米の産地として知られ、焼酎の製造も盛んである。他にタバコ、ネギ、サツマイモなどの栽培や和牛の飼育も行われている。
南東部に良質の金を産する菱刈鉱山がある。祁答院家住宅(けどういんけじゅうたく)、八幡神社本殿、箱崎神社本殿は国の重要文化財、川内川のチスジノリ発生地は国の天然記念物に指定されている。南部に曽木の滝があり、川内川流域県立自然公園に属する。