大川の滝おおこのたき

島の南西部にある落差88m、幅約10mの滝。堆積岩が熱変成してできたホルンフェルス(変成岩)の傾斜のある岩盤を流れ落ちる。年間降雨量が多く、また勾配が急な地形により、大小無数の滝がある屋久島のなかでも、特に水量が多く、規模も大きい滝である。滝つぼも広さと深さがあり、すぐ近くまで歩いて行かれる。
 県道78号線の近くにあり、車でアクセスでき、また県道から滝の遠景も望める。
#

みどころ

水量は日によって変化があるが、大量の水が高さと幅をもって豪快に滑り落ちる光景は圧巻。滝つぼの近くまで行けば、しぶきや音のシャワーで迫力がさらに増す。夏は涼をとるために多くの人が訪れる。屋久島が誇るダイナミックな滝の間近で水しぶきを浴び、轟音を聞き、水の豊かな島を五感で味わいたい。
 駐車場から滝と反対方向に300mほど下ると静かな海岸に出る。屋久島の自然の密度の濃さを体感できる。