霧島温泉郷きりしまおんせんきょう

霧島連山の南麓に広がる温泉郷。新湯(しんゆ)・湯之谷・関平(せきひら)・栗川(くりかわ)・野々湯・丸尾・林田・硫黄谷・殿湯(とのゆ)の9つの温泉を総称したもので、硫黄泉を中心に、個性豊かな湯が楽しめる。硫黄谷温泉は単純硫黄温泉、新湯温泉は乳白色で古くから皮ふ病に効くといわれている。また、関平温泉は飲泉としても人気がある。大型ホテルから、昔ながらの風情のある温泉旅館、日帰りの湯まである。
 歴史的には、江戸時代中期の1714(正徳4)年に飯田喜八が発見した硫黄谷温泉が始まりとされ、江戸時代の温泉番付『諸国温泉効能鑑』にも皮ふ病に効能があると記されている。幕末の1866(慶応元)年には坂本竜馬とおりょう夫婦が新婚旅行で訪れたともいわれている。
 1959(昭和34)年、「霧島温泉」として、「霧島神宮温泉」とともに国民保養温泉地に指定された。
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みどころ

上流の栄之尾温泉(えいのおおんせん/えのおおんせん)や硫黄谷温泉の温泉水が集まって落ちる珍しい滝、丸尾滝がある。高さ23m、幅16mで、秋は紅葉に映え、冬は湯けむりが立ち上り、四季折々の景観が楽しめる。
 温泉郷は紅葉も美しい。例年10月中旬ごろから色付きはじめて、11月下旬まで温泉と紅葉を両方楽しむことができる。
 霧島温泉郷の中心街、丸尾温泉にある「霧島温泉市場」は、足湯やおみやげ、食が集まった観光複合施設。温泉卵や温泉まんじゅうが名物。