吹上浜ふきあげはま

薩摩半島西海岸、いちき串木野市から南さつま市にわたって広がる幅2~5km、全長47kmの大砂丘。砂丘内には薩摩湖をはじめ6つの堰止湖がある。浜に軽石が多いのも特徴で、白砂青松の海岸には根上がり松や砂に埋もれた老松が見られ、砂丘が移動することを物語っている。
 砂丘のうちでもっとも砂丘らしい風景が展開するのは南さつま市金峰町の海岸。ここでは釣りや貝堀りが楽しめ、砂をつかったイベントも開催される。砂丘の一部では白ネギやラッキョウが栽培されている。海ガメの産卵地としても有名だ。
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みどころ

毎年5月に開催される「吹上浜砂の祭典」は、2019(令和元)年で32回目を迎えたイベントで、10万人以上の来場者でにぎわう。高さ10mを超える砂像をはじめ、さまざまな趣向を凝らした約100基の砂像が並ぶ様子は圧巻だ。砂像の展示のほかに、ステージや特産品・グルメブース、ゴールデンウィークのみ夜はライトアップ、光のと花火のショーもある。