徳之島の闘牛とくのしまのとうぎゅう

農耕用の牛を使って、農村の娯楽として自然発生的に生まれた闘牛は、以前は年中行事の折などに行われていたという。年に3場所の定期的な全島大会(徳之島全域の牛が出場)と有志による不定期の大会が年間通して開催されている。闘牛を開催している地域は沖縄、宇和島などほかにもあるが、徳之島の闘牛はとくに熱気があることで知られている。
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みどころ

直径およそ20mのリングで、700kg~1tという大きな牛が激しくぶつかり合い、勢子たちの声が響く。闘牛が開催される日の闘牛場は、祝祭気分に包まれる。観客は島内外から集まって来る老若男女だ。
 牛たちの闘いはあくまで愚直だ。頭と頭で激しくぶつかり合い、決して卑怯なことはしない。さまざまな技をかけ合って全力でぶつかりあう。観客は手に汗握り、大きな声で声援をおくる。牛のどちらかがあきらめて逃げ出すと勝敗が決まる。
 牛主たちは仕事や家庭生活のかたわらエサやりや清掃、散歩、水浴び、ブラッシングなどの日々の世話だけでなく、トレーニングにも熱心に励んでいる。
関連リンク 一般社団法人徳之島観光連盟(WEBサイト)
参考文献 一般社団法人徳之島観光連盟(WEBサイト)
天城町(WEBサイト)

2020年09月現在

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