千葉県は首都圏の東側に位置し、太平洋に突き出た半島になっている。面積は約5,158km2、37市16町1村で構成され、県庁所在地は千葉市。県名の由来は、「茅(ちがや)」が生い茂る土地で「茅生(ちぶ)」と呼ばれ、転じて「ちば」になったとする説や、葉が多く重なる意味で「千葉」になったとする説など諸説ある。地形は200~300m級の山々が続く房総丘陵と比較的平坦な下総台地、利根川流域と九十九里沿岸に広がる平野となっている。
 冬暖かく夏涼しい海洋性の温暖な気候で、特に南房総沿岸は沖合を流れる暖流(黒潮)の影響を受け、冬でもほとんど霜が降りない。そのため、多種多様な農業が盛んに行われている。また、周辺に変化に富んだ豊かな漁場を有しており、漁業や養殖などが盛んに行われている。
 江戸時代になると、醤油造りなどが盛んになるとともに、利根川東遷事業に伴い水運が発達し、物資の集散地が栄えた。

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