鋸南町は、千葉県の南部に位置し西は東京湾(浦賀水道)に面している。城下町であった勝山と、港町の保田(ほた)が合併してできた町で、町名は鋸山の南に位置することからきている。
 主産業は農業、酪農、漁業などである。耕地面積は広くないが、花卉・果樹などの農業や乳牛の飼育が行われている。また、海岸沿いには漁港があり、ハマチ・ヒラメ・タイなどの養殖が盛んである。観光面では鋸山・日本寺がよく知られており、海岸地帯は南房総国定公園の一部になっている。

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鋸山・日本寺の写真

鋸山・日本寺 (千葉県 鋸南町 )

鋸山は、富津市と鋸南町の境にそびえ、清澄山地の西端にあたる。文字どおり鋸の歯のような険しい稜線で、昔から東京湾に入る船の目じるしとされていた。頂上から山裾は一気に海へ落ち込んでおり、かつて房州石を切り出した石切場跡が絶壁となって随所に残っている。頂上には、360度の展望が得られる「十州一覧台」(じゅっしゅういちらんだい...