銚子漁港ちょうしぎょこう

銚子漁港は銚子市街の北側、利根川河口及び太平洋に面した場所に位置する。本港の第1魚市場が1932(昭和7)年に完成して以来、地元漁船はもちろん、北は北海道から南は沖縄にいたる沖合漁船の一大基地として発展を遂げてきた。現在の魚市場用地の総面積は約4万m2で、第1~第3の卸売市場で構成される。
 漁港の沖合では、暖流「黒潮」と寒流「親潮」がぶつかり、また利根川からも豊富な栄養が運ばれるため、マダイ、カツオ、マグロ、マイワシ、サンマ、サバ、メカジキ、ブリ、アジ、ヒラメなどの豊富な魚がやってくる。これらの豊富な魚介類が卸売市場で取引されており、全国に出荷される。
 周辺には、利根川の景色を楽しめる河岸公園、水産物即売センター「ウォッセ21」、展望施設「銚子ポートタワー」があり、タワーからは銚子市内を一望することができる。
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みどころ

まずは漁港の規模の大きさに圧倒される。第1~第3の卸売市場全てを徒歩で見てまわることは極めて難しいので、自動車や自転車などが必要となる。漁港には大小さまざまな漁船が停泊しており、それらを見てまわるだけでも楽しめる。また、漁船が港を出入りする光景は、見ていても飽きがこない。
 漁港周辺には魚料理の店がいくつか軒を並べており、また「ウォッセ21」では新鮮な魚介類を購入することができるので、漁港見学のついでに立ち寄りたい。
 さらに、「銚子ポートタワー」にのぼると、漁港をはじめとする銚子の街や隣接する神栖市、その間を流れる利根川、犬吠埼、そしてはるか遠くに見える水平線を楽しめる。(牧野 博明)
関連リンク 銚子市漁業協同組合(WEBサイト)
参考文献 銚子市漁業協同組合(WEBサイト)

2020年04月現在

※交通アクセスや料金等に関する情報は、関連リンクをご覧ください。