市原ぞうの国いちはらぞうのくに

市原ぞうの国は、千葉県のほぼ中央に位置する。1989(平成元)年に開園し、敷地面積は3.5haに及ぶ。開園当初は「山小川ファーム動物クラブ」だったが、1996(平成8)年に現在の名称となった。
 国内最多飼育数(13頭)を誇るぞうをはじめ、カピバラ、カバなど約100種類の動物が暮らしている。アトラクションも豊富で、サッカーやダンスなどダイナミックな芸のほか、お絵かきを披露する『ぞうさんショー』をほぼ毎日開催している。このほか、ぞうの背中に乗ることが出来る『ぞうさんライド』や、鼻にぶら下がることができる『ぞうさんリフト』、子ぞうと一緒の記念撮影など、様々な形でぞうと触れあうことができる。また、カピバラ、カバなど園内のほとんどの草食動物たちに直接エサを与えることもできる。
 このほか、園内には、売店、飲食店、「ぞうのものしり館」などが設置されている。
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みどころ

ぞう以外にも多くの動物を目にすることができるため、まるで動物園にいるようである。目玉であるぞうについては、様々なショーを行っており、子供だけでなく大人も十分に楽しめる。現在、日本生れのアジアゾウ8頭のうち、5頭が暮らしている。
 華やかな雰囲気を持つ一方で、この施設のもう一つの特徴として、年老いたぞうを全国から受け入れていることが挙げられる。そこには、ぞうが晩年を迎えても一緒にいたいというスタッフの想いが込められている。(牧野 博明)
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補足情報

2005(平成17)年の夏に公開された映画「星になった少年」は、市原ぞうの国の園長が原作者である。映画のモデルとなったアジアゾウのランディも暮らしている。
関連リンク 市原ぞうの国(WEBサイト)
参考文献 市原ぞうの国(WEBサイト)
パンフレット「市原ぞうの国」

2020年04月現在

※交通アクセスや料金等に関する情報は、関連リンクをご覧ください。