勝浦市は、千葉県の南東部に位置する、外房屈指の漁港都市。市域の南は太平洋に面しているが、北の大部分は上総丘陵などの山地におおわれている。
 中心の勝浦地区は、漁業・市場の町として発達した。勝浦港は波静かな港で、設備もよく、遠洋漁業の根拠地になっている。沖合は魚の種類や量に優れた漁場で、千葉県では銚子に次ぐ水揚量を誇っている。丘陵地帯では、林業が行われている。
 町の中心部では400年以上の歴史をもつ朝市が、水曜を除く毎朝開かれる。また、勝浦南西2kmの鵜原海域は、関東で初めて海中公園に指定された。

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なめろう(アジのたたき)の写真

写真提供:南房総市

なめろう(アジのたたき) (千葉県 いすみ市 / 千葉県 御宿町 / 千葉県 勝浦市 / 千葉県 鴨川市 / 千葉県 南房総市 )

九十九里浜や外房の沿岸漁業では、イワシやアジの水揚げが盛んに行われている。そのアジの鮮度を身上とする房総半島沿岸部の郷土料理の代表が、なめろう(アジのたたきなます)である。  調理方法は、まず取りたてのアジの皮をむき、少々味噌を加えながら包丁でたたく。たたくのは、とても忙しい漁師たちが船の上で魚を食べやすくするため...