大多喜町は、千葉県の南部、勝浦市の西に位置する。徳川四天王の一人、本多忠勝が築城した大多喜城のもとに栄えた城下町として栄え、現在も町並みに江戸時代の風情を残している。
 基幹産業は農業で、町域の北・東部は米作中心である。南部では、林業が営まれている。

観光資源一覧

麻綿原高原のアジサイの写真

写真提供:一般社団法人 大多喜町観光協会

麻綿原高原のアジサイ (千葉県 大多喜町 )

麻綿原高原は、大多喜町の南西部、鴨川市と君津市との境付近にある高原である。勝浦付近の海岸から蜿々と続く九十九里浜を一望でき、また房総の山々を望むことができる。  アジサイの咲く高原として知られる。「天拝園(てんぱいえん)」と名付けられた妙法生寺(みょうほうしょうじ)境内を中心に、2万株ものアジサイが高原の斜面を埋めて...

大多喜の町並みの写真

写真提供:大多喜町

大多喜の町並み (千葉県 大多喜町 )

房総半島のほぼ中央に位置する大多喜町は、城下町として栄えてきた町であり、中世には「小田喜」と呼ばれていた。戦国時代に入ると、長南の武田氏、里見氏の武将である正木氏などが支配し、北条氏滅亡後は徳川四天王の一人である本多忠勝*が領有した。本多忠勝は、里見氏の攻撃に備え、城を強化し城下町の整備を行った。明治以降は合併を繰...